
LINEヤフー株式会社が展開する事業者向け分析サービス「ヤフー・データソリューション」において、デスクリサーチツール「DS.INSIGHT」に生成AIを活用した新たなサポート機能が実装されたことが発表されました。今回追加された対話型AIサポート機能は、分析結果の解釈から実務での活用方法まで、幅広い場面でユーザーをサポートする内容となっています。
同サービスは、LINEヤフーが保有する行動ビッグデータを活用したもので、今回の機能強化により、データ分析における様々な課題に対応できる環境が整備されたとのことです。
この記事の目次
データ分析のハードルを下げる新機能の背景
企業におけるデータ活用が拡大する一方で、「分析結果をどう解釈すればよいのか分からない」「自社の目的に適した分析手法を判断することが困難」といった課題が多くのユーザーから寄せられていました。こうした状況を受け、「DS.INSIGHT」ではこれまでも、関連キーワード分析や時系列分析、トレンド分析といった特定の分析結果に対し、生成AIによる考察や示唆を提示する機能を実装してきたということです。
今回はさらにAI機能が拡充され、「DS.INSIGHT」の操作方法に関する質問をはじめ、分析結果の背景理解、データの解釈、示唆の整理、業務への活用方法、分析設計の考え方に至るまで、対話形式で支援する「対話型AIサポート機能」が新たに追加されました。この機能により、初心者から上級者まで、あらゆるレベルのユーザーが生成AIとの対話を通じて自律的に分析を進めることが可能になります。
対話型AIサポート機能で実現される4つの支援内容
新たに追加された対話型AIサポート機能では、以下の4つの支援が実現されます。
- ログインや各種手続きに関する基本的なサポート対応
- 「DS.INSIGHT」の操作方法や専門用語に関する詳細な解説
- 業務目的に応じた活用方法や具体的な事例、業務への適用方法の提案
- 「DS.INSIGHT」で得られた分析結果やデータの解釈に関する総合的なサポート
対話型AIサポート機能の画面イメージ
シンプルな利用方法で誰でも簡単にアクセス可能
対話型AIサポート機能の利用方法は非常にシンプルです。まず「DS.INSIGHT」の画面上から対話型AIサポートを起動します。次に、操作方法に関する質問や分析したい内容、「DS.INSIGHT」で得られたデータを入力または貼り付けます。するとAIが操作方法やデータ解釈、活用案などを返答してくれます。必要に応じて「DS.INSIGHT」の分析結果のURLも案内されるため、スムーズに業務を進めることができるとされています。
LINEヤフーの「ヤフー・データソリューション」は、同社が保有する膨大なビッグデータを、これまで以上に横断的かつ幅広く利活用できる環境を整備し、社会への価値還元を推進していく方針とのことです。
OpenAI APIを活用した安全な運用体制
なお、本機能はOpenAIのAPIを利用して提供されています。OpenAIには統計化されたデータのみが送信され、個人を識別可能な情報は一切含まれないとのことです。
「DS.INSIGHT」のサービス概要と料金プラン
「DS.INSIGHT」は、LINEヤフーが保有する検索データや人流データをもとに、ユーザー自身が手元で調査分析を行うことができるデスクリサーチツールです。検索キーワードから人々の興味関心を分析できる「Basic」、検索行動を時系列で分析できる「Journey」、位置情報ビッグデータを分析できる「Place」、これから検索数が上昇しそうなキーワードなどを可視化できる「Trend」については、月額10万円の「スタータープラン」で利用することができます。
また、ビッグデータからターゲットの詳細な人物像を可視化できる「Persona」は、原則としてオプションサービスの扱いとなります。「DS.INSIGHT」で分析・可視化されるデータはすべて統計化されており、個人を識別可能なデータは含まれていないということです。
無料トライアルで7日間の体験が可能
「DS.INSIGHT」の主要機能やAIサポート機能は、7日間の無料トライアルで体験することができます。実際の業務でどのように活用できるかを確認したい企業にとって、有用な機会となるでしょう。
データ分析の効率化や業務改善を検討している企業にとって、生成AIを活用した対話型サポート機能は、データ活用の敷居を大きく下げる革新的なソリューションとなることが期待されます。
今回の機能追加により、データ分析に不慣れなユーザーでも、AIとの対話を通じて段階的にスキルを向上させながら、自社のビジネス課題に対する有効な示唆を得ることができるようになりました。企業のデータドリブンな意思決定を支援する基盤として、「DS.INSIGHT」の今後の展開にも注目が集まります。
出典元:LINEヤフー株式会社 プレスリリース













