CraftMate、Shopify・スマレジ・ロジレス連携のアパレル向けクラウド型基幹システムを本格提供開始

株式会社Hutにより、Shopify(EC)、スマレジ(POS)、ロジレス(OMS・WMS)をすでに導入しているアパレルブランドに向けて、これらを横断的に管理できるクラウド型基幹システム「CraftMate(クラフトメイト)」の本格提供が開始されました。なお、アパレル以外の業態でも利用することが可能とのことです。

CraftMateは正式リリースに先立って、EC・実店舗を併用するアパレルブランド5社において先行導入を実施したとされています。日常業務の運用を通じて、商品管理や在庫調整、店間移動、仕入管理などの検証と改善が繰り返されてきました。

その結果として、業務の分断や二重登録が減少し、現場オペレーションの負荷軽減につながることが確認されたことから、今回の本格リリースに至ったということです。

CraftMateは、各サービスを単に"つなぐ"だけではなく、アパレル業務に最適化した独自データベースをブランドごとに提供します。商品・在庫・販売・発注・入荷・分析までを一元化することで、日々の業務効率化と、より精度の高い意思決定を支援します。

背景と課題

Shopify、スマレジ、ロジレスを組み合わせた運用は一般化している一方で、多くのアパレルブランドが以下のような課題を抱えているとされています。

  • 各システム間で商品マスタや在庫データの管理が分断されている
  • 振分、フォロー、店間移動の際の出荷・入荷予定データの登録が手間になっている
  • セール・価格変更・発注情報の反映に手作業が多い
  • データはあるものの、結局Excelで集計・分析している
  • MDや経営判断に使える"統合されたデータ基盤"がない

こうした課題を解決するために、CraftMateは連携とデータ基盤そのものを再設計するアプローチを採用しているということです。

サービス概要

CraftMate(クラフトメイト)は、Shopify・スマレジ・ロジレスと直接連携し、アパレルブランドの基幹業務を一元管理できるクラウド型システムです。アパレル以外の業態でも利用できます。

管理画面UI

管理画面UI

主な特徴

商品マスタの自動連携

CraftMateで登録した商品情報を、Shopify・スマレジ・ロジレスへ自動反映します。複数システムへの二重・三重登録を不要にします。

在庫・販売データのリアルタイム一元管理

EC・店舗・倉庫の在庫数や販売状況を一画面で把握できます。欠品・過剰在庫のリスクを低減します。

振分・フォロー・店間移動の一括連携管理

振分やフォロー、店間移動に伴う出荷・入荷予定データをCraftMateから一括で登録・自動連携します。ロジレス・スマレジそれぞれへの個別登録を不要にし、現場の入力作業や転記ミスを削減します。

発注から入荷予定データの自動生成

発注入力と同時に入荷予定データを生成し、ロジレス・スマレジと連携します。CSV作業を大幅に削減します。

アパレル特化の独自データベースを提供

CraftMateでは、SKU(色・サイズ)、シーズン、品番、投入時期、初動消化率、消化率、追加発注履歴など、アパレル業務を前提に再設計した独自データベースをブランド単位で構築します。

AIによる類似アイテムのパフォーマンス解析

過去の類似アイテムにおける初動消化率・販売数・販売時期・発注数などのデータをAIが解析し、MD・企画・経営判断の参考情報として活用できます。

セール・キャンペーンの一括管理

セール価格や実施期間をCraftMateで設定すると、Shopify・スマレジ双方へ自動反映されます。運用ミスを防止します。

分析ダッシュボードによる可視化

チャネル別・SKU別・期間別の売上や消化率を即座に確認できます。MD・企画・経営判断のスピードを高めます。

各サービスのデータをそのまま見るのではなく、「分析・判断に使える形」に統合・蓄積し、使うほどに資産として活用できる点がCraftMateの大きな特徴となっています。

導入メリット

現場オペレーションを「1画面」に集約

商品登録、在庫確認、振分・フォロー、店間移動、発注・入荷管理までを複数のシステムを行き来せず、CraftMate上で完結します。日々の登録・確認・転記作業を大幅に削減します。

二重登録・反映漏れのない業務フローを実現

これまでロジレス・スマレジそれぞれに必要だった出荷・入荷予定や店間移動の登録を一括で自動連携します。属人化しがちな運用を標準化し、ミスの起きにくい体制を構築できます。

発注と入荷を可視化し、仕入判断を安定化

発注数量に対する入荷状況を仕入管理画面で把握できるため、未入荷・一部入荷の見落としを防止します。追加発注や調整判断を、状況に応じて行えるようになります。

自社データDBにより「判断できるデータ」を蓄積

SKU・シーズン・消化率・追加発注履歴など、アパレル業務前提で再設計された独自DBにデータを集約します。各サービスの数値を追うのではなく、MD・経営判断に直結する形で活用できるデータ基盤を構築します。

将来的なAI活用・事業拡張にも耐える基盤に

日々の運用で蓄積されるデータは、発注予測や在庫最適化など次の成長フェーズでのAI活用にもつながります。短期の効率化だけでなく、中長期の経営基盤づくりを支援します。

今後の開発予定(ロードマップ)

CraftMateでは、先行導入ブランドでの運用フィードバックをもとに、以下の機能拡張を順次予定しているとのことです。

発注予測・発注予算管理機能

シーズン・SKU・過去実績をもとに、発注予算と実際の発注金額を可視化します。「どこまで発注してよいか」「予算に対して今どの位置にいるか」を視覚的に把握できる管理機能を開発予定です。

支払いサイト別・仕入先別の支出可視化機能

仕入先ごとの支払いサイト(締め・支払条件)を考慮し、月次でのキャッシュアウトを可視化します。将来の支払い見込みを把握しながら、無理のない発注判断を支援します。

AIを活用した発注・振分・店間移動支援

蓄積された販売・在庫・消化データをもとに、AIが発注数量や在庫振分、店間移動の判断をサポートします。最終判断は人が行いながらも、意思決定の「下準備」をAIが担う仕組みを目指しているということです。

提供形態・料金

クラウド型基幹システムとして提供されます。導入内容・連携範囲に応じた個別見積もり制となります。

初期設定、API連携、データ移行、運用サポートまで含めた導入支援が可能とのことです。

出典元:株式会社Hut プレスリリース

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