
くふう生活者総合研究所(以下、くふう総研)は、全国の生活者5,403名を対象とした「福袋」に関する調査を実施したことを発表しました。新年の風物詩である福袋ですが、最近では販売店や業界の拡大に伴い、予約・抽選制の福袋が増加しているとのことです。これにより販売時期も早まる傾向が見られ、福袋が「お正月限定のイベント」から「秋〜年末〜年始まで長期間楽しめるイベント」へと変化していることが明らかになりました。
調査結果のポイントとしては、福袋の購入を既に決めている人が1割を超え、販売の早期化により約25%の人が11月以前に購入を検討していること、福袋の中身で人気なのは「食料品」と「割引チケット・商品引換券」であること、予算は6割以上が「1万円未満」と回答していること、そして購入時に最も重視されるのは「価格」で、約半数が「中身がわかっていること」を重視していることが挙げられています。
この記事の目次
調査概要
調査テーマ:①年末年始の過ごし方について ②年始の販促について
調査エリア:全国
調査対象者:①家計簿サービス「くふう Zaim」ユーザー、チラシ・買い物情報サービス「くふう トクバイ」ユーザー計5,403名 ②「くふう トクバイ」導入企業35社
調査期間:①2025年11月28日(金)〜12月1日(月) ②2025年11月21日(金)~29日(土)
調査方法:インターネットによる調査
福袋の購入をすでに決めている人が1割強、販売早期化で約25%の人が11月以前に購入を検討

調査が行われた2025年11月末から12月初めの時点で、福袋を既に「購入する」と決めている人(購入済みを含む)は約1割、これから検討するという「未定」の回答者は約2割となっているそうです。
また「くふう トクバイ」と契約している企業へのアンケートでは、7割を超える企業が年始の販促活動として福袋販売を予定していると回答しています。
2025年~2026年の福袋販売について(アンケートの声より)
・お買い物商品券付き福袋を来店促進のために販売。朝から楽しみに並ぶお客様が多いので、やめられない企画(業態:ドラッグストア)
・人気メーカーのウェア詰め合わせの福袋を販売。近年少しずつ落ち込み気味ではあるものの、「新年=福袋」という購買意欲は未だ残っており、企業として稼ぐための源泉になる需要はあると感じているため(業態:スポーツ用品小売)
・食品、菓子の詰合せの福袋を販売。お客様が楽しみにされている(業態:スーパーマーケット)

近年では年明けに店頭で購入するだけでなく、秋頃から予約を受け付ける福袋も増えています。年が明ける前に手に入る福袋も多く存在するようになり、このような販売の早期化を受けて、購入の検討時期は「11月以前」が3割を超える結果となったことが報告されています。
福袋の中身の2大人気は「食料品」「割引チケット・商品引換券」

福袋で欲しいもの、入っていたらうれしいものとしては「食料品」(46.6%)が最も多く挙げられ、僅差で「割引チケット・商品引換券」(45.8%)が続いていることがわかりました。3位は「菓子・スイーツ」(38.8%)、4位が「消耗品・生活必需品」(28.7%)となっており、日常生活で消費するものが特に人気を集めていることが明らかになっています。
予算は6割以上が「1万円未満」と回答

福袋購入の予算として最も多かった価格帯は「5000円~1万円未満」(27.7%)で、全体の6割を超える回答者が「1万円未満」を予算として考えていることが明らかになりました。
最も重視することは「価格」、約半数が「中身がわかっていること」を重視

福袋を購入する際に重視する点については「価格」(61.1%)が最も多く挙げられ、次いで「好きなショップ・ブランドであること」(50.6%)、「中身がわかっていること」(49.7%)が続いたとのことです。価格面での納得感に加えて、実用的で無駄にならないものであることが求められているようです。
福袋本来の魅力は「何が入っているかわからないワクワク感」とされていますが、今回の調査では「早めに検討して確実に入手する」「割引チケットなどお得度がわかりやすい商品が良い」「確実に使える消耗品を求める」といった、生活者の堅実な購買傾向が顕著に表れる結果となったと報告されています。
「くふう生活者総合研究所」について

くふうカンパニーグループが提供する生活者向けサービスの運営を通じて蓄積される生活者の行動データやリアルな声を分析・理解することで、個人の生活満足度および社会全体の生活満足度の向上に資する情報発信を目指しているとのことです。
チラシ・買い物情報サービス「くふう トクバイ」について

2013年にスタートした、食品スーパーマーケットをはじめ様々な業態の小売店のチラシ・買い物情報を掲載しているWebサービス・アプリです。パソコン・スマートフォンから無料で情報の閲覧が可能です。30〜50代の女性を中心に月間1,600万人以上*にご利用いただいています。 (*=2025年1月時点)
※「トクバイ」は2025年10月に「くふう トクバイ」にサービス名称を変更しました。
家計簿サービス「くふう Zaim」について

1,100万ダウンロードを超える家計簿サービス「くふう Zaim」は、スマートフォンなどから簡単に家計簿を記録できるサービスです。紙のレシートを撮影して自動で読み取る機能に加え、銀行やクレジットカードとの連携機能によって支出や収入を自動的に記録できるため、手軽に家計を管理できます。
※「Zaim」は2025年10月に「くふう Zaim」にサービス名称を変更しました。
会社概要

社名:株式会社くふうカンパニー
本社所在地:〒108-0073 東京都港区三田1−4−28 三田国際ビル23階
設立:2012年9月
主要事業:チラシ・買い物情報サービス「くふう トクバイ」、家計簿 アプリ「くふう Zaim」および日常生活関連サービスの企画・開発・運営など
出典元:くふうカンパニーホールディングス プレスリリース












