LINEリサーチ、生成AIを活用した「AIアンケート作成機能(β)」をリリース - 誰でも簡単にアンケート調査が可能に

LINEヤフー株式会社が提供するスマートフォン専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」は、ユーザー自身でアンケートを作成・実施できるセルフ型ツール「Quickアンケート」において、生成AIを活用した新機能「AIアンケート作成機能(β)」をリリースしたことが発表されました。この機能により、ユーザーがテーマや調べたいことを入力するだけで、生成AIが設問構成を自動提案するため、誰でも簡単に短時間でアンケートを実施できるようになります。

「LINEリサーチ」は、約9,900万人(※2025年9月末時点)が利用する「LINE」のユーザーから募ったモニターに、アンケートやインタビューができる国内最大級のスマートフォン専用リサーチプラットフォームです。セルフ型サービス「ライトコース」では、手軽でクイックにアンケートやインタビューが実施できる「Quickアンケート」と「Quickインタビュー」の2つのサービスを提供しています。

LINEリサーチ AIアンケート作成機能イメージ

AIアンケート作成機能(β)の概要

1. 生成AIがアンケート作成をサポート

「Quickアンケート」は、審査依頼から最短6時間で調査を実施できるセルフ型リサーチサービスです。新たに追加された「AIアンケート作成機能(β)」では、ユーザーがテーマと調べたいこと(例:「●●のオンライン購入に関する利用実態調査」/「利用頻度や改善ニーズを把握したい」など)を入力するだけで、生成AIが設問の下書きを自動提案します。

これまでアンケート調査を実施したことがない方でも、テーマや調査したい内容を入力するだけでAIが質問案のたたき台を自動生成し、同じ画面上でそのまま確認・編集が可能になっています。この機能によって、アンケート作成の初期工程がスムーズに進められるようになり、調査準備までの負担を大幅に軽減することができます。

2. LINEリサーチのノウハウを活かした設問提案

この機能では、LINEリサーチがこれまで数多くの調査支援で蓄積してきた設問のノウハウをもとに、調査目的やテーマに応じて、アンケートの基本を踏まえた下書きを生成します。これにより、ユーザーは設問を一から考える負担が減り、AIが提示した案を微調整するだけで、スムーズに調査を進めることができるようになります。

なお、生成された設問案はユーザーが必ず内容を確認し、目的に合わせて調整することを前提としているとのことです。また、この機能はOpenAIのAPIを使用しており、LINEヤフーは生成AIにより出力される結果について、信頼性、正確性、完全性、有効性等は保証していないと説明しています。

LINEリサーチのさらなる機能強化への取り組み

「LINEリサーチ」では、今後も生成AIを活用した設問内容や構成の確認を支援する機能など、調査の品質向上につながる機能強化を進めていく予定です。

『「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。』をミッションに掲げるLINEヤフーが提供する「LINEリサーチ」は、多様化する現代の消費者や市場動向を、正確かつ手軽にリサーチできるサービスの提供を通じ、さまざまな企業・団体のより良いマーケティング活動に貢献できるよう、今後も取り組みを続けていく方針です。

「LINEリサーチ」について

「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的とした、スマートフォン時代のリサーチプラットフォームです。700万人以上のアクティブモニターのうち10〜29歳が約半数を占め(※2025年11月時点)、学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能となっています。

また、従来型の調査パネルと異なり、リサーチへの興味度が薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的な意見を収集できるという特徴があります。LINEのプッシュ通知で配信するため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計を行っていることで、効果的に調査を実施することができます。

LINEリサーチの主な特徴

  1. 国内最大級のモニター規模
    約9,900万人のLINEユーザーから募ったモニターに調査が実施可能
  2. 若年層へのリーチ力
    アクティブモニターの約半数が10〜29歳と若年層が充実
  3. リアルタイム調査
    LINEのプッシュ通知を活用した即時性の高い調査が可能
  4. 使いやすいセルフ型サービス
    「Quickアンケート」「Quickインタビュー」で手軽に調査実施

今回リリースされた「AIアンケート作成機能(β)」は、これまでアンケート調査に不慣れだったユーザーでも簡単に調査設計ができるようになることで、より多くの企業や個人がマーケティングリサーチを活用できる環境づくりに貢献すると考えられます。特に、調査設計の初期段階における負担軽減は、調査実施のハードルを下げ、データドリブンな意思決定を促進する効果が期待されます。

生成AIの活用によって、マーケティングリサーチの分野でも業務効率化と品質向上が進むなか、LINEリサーチの取り組みは、企業のマーケティング活動をさらに支援するものとなりそうです。生成AIを活用したサービス強化は今後も様々な分野で進んでいくことが予想されますが、その中でも実用的な機能として注目される事例といえるでしょう。

出典元: LINEヤフー株式会社 プレスリリース

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