RECORE、Shopify専用「RECOREオムニチャネルアプリ」をリリース - 店舗在庫の可視化でオンラインからリアル店舗への送客を実現

株式会社RECORE(本社:大阪府吹田市、代表取締役:佐藤秀平)は、同社が提供する小売・リユース業界向けクラウド基幹システム「RECORE(リコア)」の新機能として、Shopify専用アプリ「RECOREオムニチャネルアプリ」をリリースしたことを発表しました。このアプリは、オンラインとオフラインを横断した購買体験を実現するO2O(Online to Offline)ソリューションの一環となっています。フェーズ1として提供開始された「各店舗の在庫状況をShopify上で確認できる機能」により、ECサイト訪問者はリアルタイムに最寄り店舗の在庫確認が可能になり、購買導線の最適化と来店促進につながります。

開発の背景と特長

RECORE オムニチャネルアプリの特長

近年の小売業界では「店舗とECの分断」が顧客体験を阻害する要因となっており、オムニチャネル・OMO戦略の重要性が高まっています。株式会社RECOREはこれまでも「RECORE×Shopify」の連携を通じて、以下のような機能を提供してきました。

  • Shopifyへの新規商品出品
  • 店舗とShopifyの在庫連携
  • 商品マスタ連携
  • 会員ポイント連携
  • 店舗・EC横断の会員ランクシステム
  • 会員ランクに応じたポイント付与率やセール設定
  • Shopifyマイページ上での会員バーコード表示

今回の「RECOREオムニチャネルアプリ」のリリースにより、これらの機能に加えて店舗在庫の可視化が実現しました。これによってECからリアル店舗への送客が可能となり、従来の購買体験をさらに一歩進化させることに成功しているとのことです。

導入事例

yuhaku大阪心斎橋店

すでに株式会社RECOREのグループ会社である高級レザーブランド「yuhaku」の公式ECサイトにおいて、このアプリが導入されています。これにより、店舗とECを跨いだ在庫確認・販売が可能となり、顧客体験の向上に貢献しています。2025年12月6日にはyuhaku大阪心斎橋店のオープンも予定されており、オムニチャネル戦略の拡大が進められています。

RECOREオムニチャネルアプリの画面例
RECOREオムニチャネルアプリの画面例

今後の展望

今回リリースされた機能は「RECOREオムニチャネルアプリ」のフェーズ1に位置づけられています。株式会社RECOREでは今後、以下の拡張機能の追加を予定しているとのことです。

  • 店頭受け取りサービス(BOPIS: Buy Online, Pick-up In Store)への対応
  • 店舗・ECの垣根を越えたOMO施策の推進
  • より高度なCRM連携によるパーソナライズ体験の実現
RECORE導入イメージ
RECORE導入イメージ

これらの機能拡張により「RECOREオムニチャネルアプリ」は単なるEC拡張にとどまらず、小売業のオムニチャネル・OMO戦略を支えるインフラとして進化していく計画です。注目すべき点として、本アプリはRECORE利用ユーザーに対して無償で提供される点も挙げられます。

RECOREについて

RECOREの機能概要

RECORE(リコア)は、小売・リユース業界に特化したクラウド基幹システムです。POS、在庫、顧客管理、EC連携、免税販売、BOPIS、会員ランクなど、オムニチャネルを前提とした統合機能を標準で搭載しています。高い拡張性とAPI連携力を備えており、外部のマーケティングツールやBIツール、物流システムとのシームレスな接続も可能となっています。

現在では、中堅〜大手の小売・アパレル企業からリユース事業者まで幅広く導入が進んでおり、「小売業の次世代インフラ」としての地位を確立しています。オムニチャネル時代における小売業の基幹システムとして、多くの企業から注目を集めているサービスです。

RECOREの特長は、小売・リユース業界特有の業務フローに最適化された設計にあります。店舗業務の効率化だけでなく、ECとの連携を前提とした機能構成により、オンラインとオフラインを横断した顧客体験の提供を可能にしています。また、クラウドベースのシステムであるため、導入・運用のコスト削減や、常に最新機能を利用できるメリットもあります。

さらに、RECOREは単なるシステム提供にとどまらず、導入企業のビジネス成長を支援するための機能拡張を継続的に行っています。今回の「RECOREオムニチャネルアプリ」のリリースもその一環であり、小売業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する重要な役割を担っています。

小売・リユース業界では、コロナ禍を経てオンラインとオフラインの融合がさらに加速しており、RECOREのような統合型システムへのニーズが高まっています。特に中小規模の小売事業者にとって、個別にシステムを構築・連携させることは技術的にもコスト的にも大きな負担となるため、RECOREのような包括的なソリューションは大きな価値を提供しています。

RECOREを導入することで、小売・リユース事業者は以下のようなメリットを享受できるとされています。

  • 店舗とEC間のリアルタイムな在庫連携による機会損失の防止
  • 顧客データの一元管理による購買履歴の把握と適切なマーケティング施策の実施
  • オムニチャネル時代に対応した会員管理と顧客体験の向上
  • 業務効率化による人的リソースの最適配分
  • データ分析に基づく経営判断の迅速化

会社概要

株式会社RECORE
所在地:大阪府吹田市豊津町9-22 大同門ビル7F
東京支社:東京都港区港南1-8-15 Wビル2F
代表取締役:佐藤秀平
設立:2016年10月

事業内容:
・小売・リユース向けクラウド基幹システム「RECORE」の開発・提供
・フリマ/EC一元管理システム「RECORE EC」の開発・提供
・RECORE logi、RECOREささげ代行、RECORE出品代行
・RECOREコンサルティング、RECOREリユース参入支援

株式会社RECOREは2016年の設立以来、小売・リユース業界向けのクラウドサービス開発に特化し、業界のデジタル化を推進しています。大阪本社と東京支社の2拠点体制で、全国の小売・リユース事業者をサポートしています。

同社が提供する「RECORE」は、小売・リユース業界における基幹システムとして多くの企業に導入されており、今回リリースされた「RECOREオムニチャネルアプリ」も含め、常に新しい機能の開発と提供を通じて業界の発展に貢献しています。

今後も株式会社RECOREは、小売・リユース業界のオムニチャネル化を支援するシステムの開発と提供を通じて、業界全体のデジタルトランスフォーメーション推進に取り組んでいくことが期待されます。

出典元: 株式会社RECORE プレスリリース

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