
2025年~2026年の冬(12~2月)は、12月から早めの寒気の南下によって、厳しい寒さが見込まれています。また、今年は真冬並みの寒さが前倒しで到来する可能性も示唆されています。こうした気象予報を受け、パナソニック株式会社は、寒さから家で過ごす時間が多くなる冬の時期に向けて、20代~70代の男女900名を対象に実態調査を実施したことが発表されました。
調査の焦点は、冬の自宅での過ごし方と、寒い時期に自分をいたわる「自分へのご褒美」に関する実態です。その結果、自宅でのエンターテイメント時間や自分へのご褒美の重要性が高まっていることが明らかになりました。
この記事の目次
調査トピックスのポイント
今回の調査から、以下のような興味深い傾向が明らかになっています:
・物価高で外食や外遊びをためらう人が6割以上にのぼり、寒さによって家で過ごす時間が増える人も8割に達しています。物価高や寒さによるおこもり傾向が顕著に現れています。
・今年の冬は「できるだけ家の中で過ごしたい」と考える人が半数を占め、そのうちの半数以上は「家の中で充実した時間を過ごすためのアイテム」にお金をかけてもいいと回答しています。
・おうちで楽しむ趣味としては「テレビ番組の視聴」が最も多く59.6%、次いで「動画配信サービス鑑賞」が41.7%、「映画鑑賞」が27.9%と、おうちエンタメが人気となっています。また、70代では「テレビ番組の視聴」が77.3%と突出している一方、20代では「動画配信サービス鑑賞」が52.7%と最も多く、世代によるエンタメの楽しみ方の違いも明らかになっています。
・「自分へのご褒美」としてお金を使うことがある人は6割以上に達しており、1年で自分へのご褒美に3万円以上使う人が4割、15万円以上使う人も1割存在しています。
・「自分へのご褒美」を行う主な理由は、「ストレス発散・気分転換」(57.4%)と「モチベーションを上げるため」(39.3%)であり、精神的な充足感を求める傾向が見られます。
・冬は家でテレビ・映画・ゲーム・音楽などの「おうちエンタメ」がストレス発散に重要だと感じる人は7割以上、今冬はおうちエンタメを楽しむ時間を増やしたい人も約6割にのぼり、「外出しないストレス発散」が冬の新たな標準になりつつあります。
調査概要
・エリア:全国
・調査対象:20代~70代男女 計900人
・調査期間:2025年11月14日(金)~11月17日(月)
・実査委託先:楽天インサイト株式会社
物価高と寒さによるおこもり傾向の実態
調査ではまず、物価高によって外食や外に遊びに行くことをためらうことがあるか質問されました。「かなりある」「少しある」を合わせると65.9%となり、多くの人にとって物価高が外出を控える要因になっていることが明らかになりました。また、寒い季節になると家で過ごす時間が増えると感じる人も、「かなり感じる」と「少し感じる」を合わせて80.9%に達し、物価高と寒さの両方が「おこもりマインド」を促進していることがわかります。


今年の冬の過ごし方と家庭内投資の意向
続いて、今年の冬の過ごし方についての調査結果では、「できるだけ家の中で過ごしたい」と回答した人が49.0%と約半数に達しました。さらに、家で過ごしたいと答えた方に「家の中で充実した時間を過ごすためのアイテム」にお金をかけてもよいと思うかを尋ねたところ、「かなりある」「少しある」を合わせると51.1%という結果になりました。これは、家庭内での時間を充実させるための投資意識が高まっていることを示しています。


おうちで楽しむエンターテイメントの世代別傾向
自宅で楽しんでいる趣味について質問したところ、「テレビ番組の視聴」が59.6%と最多となり、依然としてテレビが多くの人々のおうちエンタメの中心であることがわかりました。続いて「動画配信サービス鑑賞」が41.7%、「映画鑑賞」が27.9%と、映像コンテンツの鑑賞がおうちでの時間の過ごし方として高い人気を集めていることが明らかになっています。
年代別の傾向を見ると、70代では「テレビ番組の視聴」が77.3%と特に高い割合を示している一方、20代では「動画配信サービス鑑賞」が52.7%、「音楽視聴」が35.3%となりました。また、30代では「動画配信サービス鑑賞」「テレビ番組の視聴」に次いで「ゲーム」が36.3%と高い割合を占めており、世代によるエンターテイメントの楽しみ方の違いが顕著に表れています。




「自分へのご褒美」の消費実態
「自分へのご褒美」にお金を使うことがあるかという質問には、「かなりある」「少しある」を合わせて62.9%が肯定的に回答しており、多くの人が日々の生活の中で自分自身への投資を行っていることがわかりました。さらに、年間でどれくらいの金額を自分へのご褒美に使っているかを尋ねたところ、44.7%の方が年間3万円以上を費やしており、15万円以上使う人も10.3%存在することが明らかになりました。これらの結果から、自分へのご褒美に対して一定の予算を確保している人が少なくないことがわかります。


「自分へのご褒美」を行う理由
自分へのご褒美を行う理由として最も多く挙げられたのは「ストレス発散・気分転換」で57.4%、次いで「モチベーションを上げるため」が39.3%という結果になりました。これらの回答からは、物質的な満足だけでなく、精神的な充足感や自己肯定感を高めるために「ご褒美」が活用されている様子がうかがえます。

冬のおうちエンタメの重要性
冬の時期に家でテレビ・映画・ゲーム・音楽などの「おうちエンタメ」がストレス発散に重要かどうかを尋ねたところ、「かなり感じる」「少し感じる」を合わせて73.6%の人が重要性を認識していることがわかりました。また、今年の冬にはおうちエンタメを楽しむ時間を増やしたいと考えている人も、「とても思う」「少し思う」を合わせて59.1%に達し、「外出せずにストレスを発散する」という新しい生活様式が冬の過ごし方の標準になりつつあることが示唆されています。


冬のライフスタイルと「おうちエンタメ」の関係
今回の調査結果から、冬のライフスタイルにおける「おうちエンタメ」の重要性が明確になりました。物価高の継続や厳しい寒さの影響により、外出を控える傾向が強まり、家庭内での時間を充実させるニーズが高まっていることがわかります。特に、テレビ番組の視聴や動画配信サービス、映画鑑賞といった「おうちエンタメ」が、ストレス発散や気分転換の手段として重要な役割を担っていることが明らかになっています。



出典元:パナソニック株式会社












