Z世代調査2025:購買行動の最大要因はレビューと判明、知人推薦がインフルエンサーを上回る結果に

大学生向け学習管理SNS「Penmark」を運営する株式会社ペンマーク(東京都目黒区、代表取締役:横山 直明)と、デジタルサイネージを活用した広告メディアを提供する株式会社エニアド(東京都文京区、代表取締役:古澤伸一)は、全国でPenmarkを利用している学生600名を対象とした「【2025年度版】Z世代広告調査レポート」を共同で実施したことを発表しました。

この調査ではZ世代の購買行動を促進する要因について詳細な分析が行われ、「レビューの良さ」が36.2%で最も高く、次いで「割引/特典」が29.5%となったことが明らかになりました。特筆すべきは「知人のおすすめ」(19.5%)が「インフルエンサー使用例」(14.8%)を上回り、Z世代の購買意欲に身近な人間関係からの情報が強い影響力を持つことが示されています。

この調査結果は、Z世代に対する広告戦略において、インフルエンサーマーケティングだけでなく、ユーザー生成コンテンツ(UGC)や口コミの重要性が増していることを示唆しています。

調査概要

調査名:【2025年度版】Z世代広告調査レポート

調査対象:Penmarkを利用中の全国の学生

有効回答者数:600名

調査期間:2025年9月1日~9月7日

調査方法:自社インターネット調査

調査サマリー

本調査によると、Z世代の購買を最も後押しする要因は「レビューの良さ」であり、全体の36.2%を占めることが分かりました。

また、「知人のおすすめ」が19.5%と「インフルエンサー使用例」の14.8%を上回る結果となり、Z世代にとって身近なコミュニティからの影響力が非常に高いことが明確になりました。

さらに、割引や特典などの直接的な利益も依然として重要な要素であり、回答者の約3割(29.5%)が購買決定の要因として挙げています。

調査結果詳細

「購買を後押しする一番の要因は何ですか?」という質問に対するZ世代の大学生からの回答は以下のとおりとなっています。

Z世代の購買要因グラフ

総括・考察

今回の調査結果から、Z世代が購買行動において「リアルな声」と「信頼性」を非常に重視していることが明らかになりました。特に「レビューの良さ」と「知人のおすすめ」が上位を占めていることは、Z世代が広告やプロモーションに対して共感性や透明性を強く求めていることの証左だといえます。

インフルエンサーの影響力も依然として一定の存在感を示していますが、身近なコミュニティからの推奨がそれを上回っている点は、Z世代の間で広がりつつある「マイクロインフルエンス」の重要性を示唆しています。Z世代は単に有名人の意見を鵜呑みにするのではなく、実際に商品を使用した人々の率直な感想や、信頼できる友人・知人からの意見を参考にすることで、購買におけるリスクを最小限に抑えようとする傾向があると考えられます。

このような傾向は、企業がZ世代向けの広告戦略を構築する上で重要な示唆を与えています。従来のマス広告や一方的な情報発信だけではZ世代の心に響きにくい時代となっています。

Z世代の購買意欲を効果的に喚起するためには、ユーザー生成コンテンツを促進する施策、製品の実際の使用感を伝えるコンテンツ、そしてコミュニティ内で自然な口コミが発生するような仕組みが不可欠となります。また、製品やサービスの「信頼性」を担保するためには、透明性の高い情報開示や顧客体験の向上にも注力する必要があるでしょう。

出典元:株式会社ペンマーク プレスリリース

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