コンテンツマーケティングの失敗パターン調査:約9割が担当者が失敗経験あり、7割以上がネタ切れに苦戦

株式会社イノーバ(本社:東京都新宿区、代表取締役:宗像 淳)は、IT・製造業の中小企業(従業員数500名未満)に所属し、マーケティング専任者3名未満の体制でコンテンツマーケティングを実施している担当者111名を対象にした「コンテンツマーケティングの失敗パターン」に関するアンケート調査レポートを無料で公開したことが発表されました。

コンテンツマーケティング失敗調査

調査概要

  • 調査機関:株式会社イノーバ
  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®」の企画によるインターネット調査
  • 調査期間:2025年10月9日~10日
  • 有効回答:IT・製造業の中小企業(従業員数500名未満)に所属し、マーケティング専任者3名未満の体制でコンテンツマーケティングを実施しているマーケティング担当者111名

    ※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差が生じる場合があります。

調査サマリ

回答者の71.2%が、週に1本もしくは月に2~3本のコンテンツを制作

Q.お勤め先では現在、コンテンツ制作(ブログ記事、事例紹介、ホワイトペーパーなど)にどのくらいの頻度で取り組んでいますか。

調査によれば、回答者の71.2%が週に1本または月に2~3本程度のコンテンツを制作していることが明らかになっています。全体的に見ると、多くの企業が月に2~4本程度の新規コンテンツを継続的に公開しているとのことです。この結果から、これからコンテンツマーケティングに取り組む企業にとって、まずはこの頻度を目指すことが一つの目標になると考えられます。

直近1年間だけでも、約9割の担当者がコンテンツマーケティングで何かしらの失敗を経験

Q.あなたは、過去1年間でコンテンツマーケティングにおいて、何らかの「失敗」をした経験はありますか。

この調査結果からは、コンテンツマーケティングは失敗や改善を前提に進めるべき取り組みであることが明確に示されています。多くの担当者が様々な課題に直面し、試行錯誤しながら進めていることが分かります。

失敗経験グラフ

コンテンツマーケティングの失敗の7割以上が「ネタ切れ」によるもの

Q.あなたが経験したコンテンツマーケティングにおける失敗を教えてください。(複数回答)

調査の結果、コンテンツマーケティングの失敗の7割以上が「ネタ切れ」によるものだということが明らかになっています。さらに、改善サイクルでの失敗が約4割、戦略策定の失敗が約2割と、運用面においても様々な課題が見られます。継続的なコンテンツ制作の難しさがデータとして表れています。

※失敗の経験が「ある」と回答した方に質問

失敗パターングラフ

執筆やデザインといった制作の実作業よりも、より前段の「企画・キーワード選定・取材・リサーチ」などの工程に負担

Q.あなたがコンテンツ制作業務において最も負担に感じている作業を教えてください。

本調査では、コンテンツ制作業務において、執筆やデザインといった制作の実作業よりも、より前段の「企画・キーワード選定・取材・リサーチ」などの工程に負担がかかっていることが明らかになっています。AI技術の進展により、執筆作業自体の効率化が進む一方で、コンテンツの企画や方向性の決定といった上流工程の重要性がますます高まっていると言えます。

AI時代においては、コンテンツ企画などの上流部分を強化することがますます重要になってきています。AIツールを活用して執筆作業を効率化できたとしても、何を書くかという企画段階での判断が成果を左右するため、この部分に対する投資や工夫が求められています。

負担に感じる作業グラフ

コンテンツマーケティングで成果を得るための最大のハードルは予算確保

Q.コンテンツマーケティングで期待する成果を得るために、不足している要因を教えてください。

調査結果によると、コンテンツマーケティングで成果を得るための最大のハードルは、「コンテンツ制作の予算を確保できていない」で6割にのぼったことが報告されています。この課題を克服するためには、コンテンツマーケティングの定量的な効果測定やROI(投資対効果)の算出が非常に重要であると言えます。数値で効果を示すことができれば、予算確保の説得材料となるでしょう。

不足要因グラフ

全調査レポート(全10問)と詳細な考察は、イノーバの完全版レポートに掲載されています。

株式会社イノーバについて

イノーバロゴ

株式会社イノーバは、600社以上のBtoB企業を支援してきたマーケティング・セールス支援会社です。コンテンツ制作、Webサイト構築、リードナーチャリング、MA活用支援などを通じて、成果に直結するマーケティング設計と営業活動の最適化を支援しています。

Webサイトの運用代行やコンテンツ制作支援など、マーケティング施策の「実行」部分の支援も行っているとのことです。

会社概要

会社名  :株式会社イノーバ

所在地  :東京都新宿区市谷船河原町9-1 NBCアネックス市谷ビル7階

設立   :2011年6月

代表者  :代表取締役 宗像 淳

Webサイト:https://innova-jp.com/ (コーポレートサイト)

出典元:株式会社イノーバ プレスリリース

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