『ポイシャ』調査結果:ファッションブランド評価で「映え重視型」が約5割を占める結果に - コスパと映えの2軸分析

株式会社アドバンが運営する画像×ポイ活アプリ『ポイシャ』は、主要ファッションブランドを対象とした「コスパ(経済的)」と「映え(SNS好感度)」の2軸による評価調査を実施したことが発表されました。調査の結果、「コスパよりも映えを重視する"映え重視型ブランド"が全体の約5割(50%)」を占めることが明らかになったとのことです。

この調査は2025年7月1日~9月30日の期間に実施され、全国の男女1,325人を対象としています。

調査サマリー

今回の調査で明らかになった主要なポイントは以下の通りです。

・「コスパ×映え」両立型ブランドは全体の0%(0/8)
・「コスパ重視型」ブランドは 37%(3/8) — しまむら、GU、UNIQLO など
・「映え重視型」ブランドは 50%(4/8) — CIDER、GRL、ZARA、H&M など
・「中庸型(コスパ・映えとも平均以下)」ブランドは 12%(1/8) —ワールド

調査の実施概要

調査機関:自社調査(株式会社アドバン)
調査方法:インターネット調査(ノウンズ株式会社「knowns」)
評価尺度:「コスパが高い」「映える」と回答した割合(%)
集計方法:ブランドごとに回答の平均値を算出し、全体平均(コスパ54.5%/映え40.2%)を基準に四象限で分類
対象エリア:日本全国
対象者:認知度調査では全国の男女2,647人、イメージ調査では全国の男女1,325人
調査期間:2025年7月1日~9月30日

みんなが知ってる定番"と"知る人ぞ知る映えブランド"で二極化

合計2,647名を対象に主要ブランドの認知度を比較した結果、UNIQLO(92.28%)、しまむら(91.46%)、GU(89.06%)が9割前後のスコアを獲得し、「誰もが知っている定番ブランド」として圧倒的な存在感を示していることが報告されています。

これに続くH&M(84.40%)、ZARA(63.04%)も一定の認知度を獲得している一方で、ワールド(44.73%)、GRL(30.17%)、CIDER(22.18%)は全体ではまだ"知る人ぞ知るブランド"というポジションにとどまっているようです。

しかし、これらの新興・SNS発ブランドは、認知度こそ大手に及ばないものの、「映え」評価においては高い支持を得ており、"認知度はこれから伸びる余地が大きいが、ファンの熱量は高い"新世代ブランドとして、今後の動向が注目されているとのことです。

「コスパ最優先」派の定番はしまむら・GU・ユニクロ

合計1,325名を対象とした調査結果から、しまむら(コスパ66.64%/映え33.88%)、GU(62.67%/36.18%)、UNIQLO(62.73%/37.74%)が「コスパが良い」と感じる割合が平均を大きく上回る一方で、「映え」評価は控えめという結果となったことがわかりました。

この傾向から、"見た目よりも価格・品質のバランス"を重視する実用志向層が根強く存在していることがうかがえます。特にGUやユニクロは、ベーシックなデザインと機能性を評価する声が多く、「SNS映え」よりも"日常で使いやすいファッション"を選ぶ消費者からの支持を集めているようです。

「映え重視」派の支持を集めるのはCIDER・GRL・ZARA・H&M

合計1,325名を対象とした調査結果から、「コスパよりも映えを優先するブランド」として注目されたのは、CIDER(映え45.48%/コスパ53.40%)、GRL(46.8%/50.09%)、ZARA(43.7%/50.58%)、H&M(40.48%/53.2%)の4ブランドだったことが報告されています。

これらのブランドはいずれも「SNSで映える」「デザインが可愛い」といったビジュアル面での評価が高く、"自分らしさを表現できる服"を求める層から強い支持を集めていることが明らかになっています。

トレンドにも価格にも振り切らない"中庸ブランド"

今回の調査では、ワールド(コスパ36.92%/映え37.69%)が、どちらの評価軸でも平均値を下回る結果となったことがわかりました。SNSでの注目度や価格満足度のいずれも突出せず、"無難・安定"といった印象を持つ層が多いようです。

近年のファッション市場では、「安さ」や「映え」といった明確な強みを持つブランドが支持を集める傾向が強まっており、消費者のブランド選択における二極化が進んでいることがうかがえます。

出典元: 株式会社アドバン『ポイシャ』プレスリリース

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