Z世代の約6割が広告をきっかけにSNSをフォロー、エンゲージメント向上の新たな可能性が明らかに

大学生向け学習管理SNS「Penmark」を運営する株式会社ペンマークと、デジタルサイネージを活用した広告メディアを提供する株式会社エニアドが共同で実施した「【2025年度版】Z世代広告調査レポート」によると、Z世代の約6割が広告をきっかけにSNSをフォローしていることが判明しました。この調査は全国のPenmarkを利用中の学生600名を対象に行われたものです。

調査によれば、「広告をきっかけにSNSフォローすることはありますか?」という質問に対して「よくある」「時々ある」と回答した学生は合わせて64.5%に達しています。このことから、広告が直接的な購買行動を促すだけでなく、興味関心のあるブランドや製品への「深掘り」を促す重要なトリガーとなっていることが明らかになりました。これは、広告が単なる認知獲得に留まらず、エンゲージメントの向上やファン化につながる、新たなコミュニケーションチャネルとしての可能性を示唆しています。

調査概要

調査名:【2025年度版】Z世代広告調査レポート

調査対象:Penmarkを利用中の全国の学生

有効回答者数:600名

調査期間:2025年9月1日~9月7日

調査方法:自社インターネット調査

調査サマリー

Z世代の64.5%が広告をきっかけにSNSをフォローしており、広告が情報収集やエンゲージメントのきっかけとなっていることが明らかになっています。

「よくある」と回答した学生は25.7%に上り、広告の訴求内容が直接的な行動変容につながりやすい傾向が見られます。

広告の効果は認知獲得だけでなく、ブランドへの共感や信頼形成、そして継続的な関係構築に影響を与えていることが示されています。

調査結果詳細

「広告をきっかけにSNSフォローすることはありますか?」という設問に対し、Z世代の大学生の回答は以下の通りとなっています。

総括・考察

今回の調査では、Z世代の6割以上が広告をきっかけにSNSをフォローしているという興味深い結果が得られています。これは、Z世代にとって広告が単なる情報提供の手段ではなく、自身の興味関心と合致した場合に、積極的に深掘りし、ブランドとのエンゲージメントを深めるための「入り口」として機能していることを示唆しています。

彼らは、単に商品の情報を知るだけでなく、そのブランドが持つ世界観や価値観、共感できるストーリーに触れることで、より深い関係性を求める傾向にあるようです。

この背景には、SNSネイティブであるZ世代が、常に多様な情報に触れ、取捨選択する能力に長けていることがあるでしょう。彼らにとって、一方的に押し付けられる広告は敬遠されがちですが、自身の興味に沿ったコンテンツや、信頼できるインフルエンサー、あるいは共感できるコミュニティを介した広告であれば、能動的に情報を取りに行き、さらにはそのブランドをフォローすることで継続的な接点を持ちたいと考えるとのことです。

この調査結果は、企業にとって、Z世代への広告戦略を再考する必要があることを示唆しています。単なる露出を増やすだけでは不十分で、いかにZ世代の心に響く「共感」と「信頼」を生み出し、彼らが「フォローしたい」と思うような魅力的なコンテンツを提供できるかが鍵となるでしょう。一方的な情報発信ではなく、インタラクティブなコミュニケーションを促し、ブランドの世界観に彼らを巻き込むような体験設計が求められるようです。

デジタルサイネージ広告も、Z世代の能動的な情報収集行動を促すための重要なツールとなり得ます。例えば、サイネージ広告を通じてQRコードやハッシュタグを提供し、SNSへのスムーズな導線を設けることで、リアルな接点からオンラインでのエンゲージメントへと繋げることが可能です。しかし、そのためには、広告の効果が本当にZ世代の行動変容に繋がっているのかを正確に測る仕組みが不可欠であると調査は指摘しています。

ペンマークについて

ペンマークは「学生の一生を豊かにする」ことをミッションに掲げ、「大学生活のDX」を推進しているスタートアップ企業です。大学生向け学習管理SNS「Penmark」を開発・提供しています。

会社概要

会社名:株式会社ペンマーク
設立:2018年12月21日
代表取締役:横山 直明
所在地:〒153-0063 東京都目黒区目黒1丁目3−16 プレジデント目黒ハイツ1003

出典元:株式会社ペンマークと株式会社エニアド共同調査「【2025年度版】Z世代広告調査レポート」

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