
アプリプラットフォーム「Yappli(ヤプリ)」を展開する株式会社ヤプリが、TENTIAL株式会社の公式スマートフォンアプリの開発・運用支援を実施したことを発表しました。TENTIAL社はこのアプリを通じて、顧客との長期的な関係構築を強化し、ブランドの世界観をより忠実に表現するとともに、独自の機能によって顧客体験の幅を拡大しているとのことです。
この記事の目次
TENTIAL公式アプリ開発の背景
TENTIAL株式会社は「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す。」というミッションのもと、365日24時間コンディショニングという哲学を軸に事業展開しています。同社は累計100万セットを販売している疲労回復パジャマ「BAKUNE」シリーズをはじめとして、アスリートの知見を活用した科学的根拠に基づく機能性製品を多数提供しています。
同社は組織・プロダクト共に急速な成長を遂げており、2025年2月に上場を果たすなどブランド認知の拡大が進んでいます。そのような中、顧客との長期的な関係構築という次のステージへ進むためにアプリ導入を決定したとのことです。
これまでTENTIAL社はECサイトやLINEを中心に顧客とのコミュニケーションを図ってきましたが、今回のアプリ導入により、ブランドの世界観をより深く表現するとともに、アプリ独自の機能を活用して顧客体験の幅を広げています。これにより、顧客ロイヤルティの向上、さらにはリピーターの創出や購入頻度の向上を目指しているそうです。
本アプリの大きな特徴として注目されるのは、顧客基盤とアプリの連携を実施することで、従来から運用していたロイヤルティプログラムを拡張している点です。アプリ上での購入以外の多様な顧客行動データをマイルとして変換する仕組みを構築しています。この仕組みによって「アプリとEC」を横断した顧客行動データを一元的に収集し、より正確な顧客ロイヤルティをマイルとして可視化し、還元することを実現しています。
TENTIAL公式アプリの特徴
1.アプリ独自の体験で、ロイヤルティプログラムを拡張
TENTIAL公式アプリでは、従来から運用されていた「TENTIAL Club」をアプリにも拡張しています。ユーザーがログインすると、顧客基盤との連携により会員情報が紐付き、マイル数と会員ランクをアプリ画面で簡単に確認できるようになっています。
アプリ独自コンテンツとして特に注目されるのは、アプリ限定の「コンディショニングクイズ」です。このコンテンツでは、睡眠・食事・運動などのコンディショニングに関する情報をクイズ形式で「毎日、楽しく、簡単に」学ぶことができ、さらにマイルが貯まるという、アプリならではの体験を提供しています。
このアプリには、商品購入以外のコミュニケーションを通じて、製品を超えた価値をお届けし、顧客と長期的かつ深い関係を築いていきたいというTENTIAL社の想いが込められているとのことです。

2. 欲しい商品が見つかる、検索性の高いUI・UX
TENTIAL公式アプリでは、ユーザーの悩みや興味のあるカテゴリーに応じた高い検索性も重要なポイントとなっています。「キーワード」、「カテゴリー」、「お悩み」といった多様な検索導線に加え、Webサイトで既に導入されているAIチャットも分かりやすく配置されています。これにより、潜在顧客から顕在顧客まで、様々なニーズに対応し、ユーザーが欲しい情報に簡単にアクセスできるアプリ設計が実現されています。
また、「大切な人の誕生日」といった贈答需要が多いブランドの特性を活かし、ユーザー属性データの取得によるパーソナライズされたコミュニケーションも今後実施される予定だそうです。これにより、さらに顧客に寄り添ったサービス提供が可能になります。

株式会社ヤプリは、今後も企業・学校・スポーツチーム・自治体などの「Go Mobile」戦略を推進し、アプリを通じて企業と顧客をつなげる支援を継続していく方針です。モバイルアプリを活用したデジタルコミュニケーションの強化により、企業の顧客体験向上とビジネス成長を支援していくとしています。
株式会社ヤプリについて
株式会社ヤプリは「デジタルを簡単に、社会を便利に」をミッションとして掲げ、ノーコードでアプリを開発・運用・分析できる「Yappli」や、従業員エンゲージメントを向上させる「UNITE by Yappli」、次世代Web構築プラットフォーム「Yappli WebX」などを提供しています。これらのサービスを通じて、企業のデジタル体験の向上を総合的に支援しています。
同社の提供するYappliの製品は750社以上に導入されており、アプリの累計ダウンロード数は2億回を超えています。小売・EC、社内DX、BtoB領域など多様な分野で活用されており、ヤプリは顧客体験と従業員体験を総合的に高めるデジタルエクスペリエンスプラットフォーム(DXP)として進化を続けています。
このアプリ開発支援によって、TENTIAL社は顧客との長期的な関係構築を強化し、独自のブランド体験を提供することが可能になりました。顧客ロイヤルティプログラムの拡張により、購入以外の顧客行動も評価する仕組みを構築することで、より包括的な顧客体験の提供を実現しています。
アプリを通じたブランドとのタッチポイント拡大は、現代のデジタルマーケティングにおいて重要な戦略となっています。TENTIAL社の事例のように、ロイヤルティプログラムの拡張やパーソナライズされたコンテンツ提供は、顧客との関係強化に効果的なアプローチと言えるでしょう。
株式会社ヤプリは今後も、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援し、アプリを通じた顧客接点の創出と強化を推進していくことが期待されています。多様な業種・業態の企業がモバイルアプリを活用したビジネス展開を模索する中、同社の支援サービスの需要はさらに高まっていくと予想されます。
出典元:株式会社ヤプリ プレスリリース












