
大学生向け学習管理SNS「Penmark」を運営しています株式会社ペンマーク(本社:東京都目黒区、代表取締役:横山 直明)と、デジタルサイネージを強みに新たな広告メディアを提供しております株式会社エニアド(本社:東京都文京区、代表取締役:古澤伸一)は、全国のPenmarkを利用している学生600名を対象に、「【2025年度版】Z世代広告調査レポート」を共同で行いました。
本調査では、Z世代が日常的に最も目にする広告メディアについて徹底的に分析し、SNS広告がYouTubeやテレビCMを凌いで約40%を占めることを確認いたしました。この結果は、Z世代のライフスタイルにおけるデジタルシフトが進行中であることを浮き彫りにし、企業がZ世代に効果的にアプローチするためには、デジタルメディアの重要性が増していることを示唆しています。
調査概要
調査名:【2025年度版】Z世代広告調査レポート
調査対象:Penmarkを利用中の全国の学生
有効回答者数:600名
調査期間:2025年9月1日~9月7日
調査方法:自社インターネット調査
調査サマリー
Z世代が「最も普段目にする広告」についての調査結果を見ると、SNSが39.3%で堂々の1位を獲得いたしました。2位は「YouTube/動画」の29.0%で、10ポイント以上の差が見られます。
以前の主なメディアである「テレビCM」は11.3%にとどまり、「Web記事/ニュース」9.2%や「屋外広告」6.0%より上位にはありますが、デジタル媒体との比較ではその差は明白です。
さらに、Z世代の広告接触行動においては、性別や学年、居住エリアによる大きな偏りは見られず、デジタル媒体への移行が一貫して進んでいることが強調されています。
調査結果詳細
「普段最も目にする広告はどれですか?」という質問に対するZ世代の大学生の回答は以下のようになりました。

総括・考察
今回の調査結果から、Z世代が最も頻繁に接触する広告媒体としてSNSが圧倒的な存在感を示していることが明らかになりました。YouTubeや動画広告も重要な割合を占めており、Z世代の日常生活の中心がスマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイス、そしてSNSや動画コンテンツにシフトしていることを明確に示しております。
これにより、Z世代が情報を得る際には従来のテレビや新聞といったマスメディアよりも、個々のニーズに応じた情報が集まるデジタル環境を重視しており、彼らの価値観が反映されていることがわかります。
一方で、テレビCMの割合が想定以上に低いことは、企業がZ世代に向けた広告戦略を立てる際に、従来のメディアからの脱却とデジタルシフトを急ぐ必要があることを強く示唆しております。
Z世代はSNSを通じて友人やインフルエンサーからの情報に影響を受けやすく、その購買行動においてもその傾向が強く表れています。企業がZ世代の心に響くコンテンツやインタラクティブな広告体験を提供するためには、彼らが日常的に利用するSNSの特性を理解することが肝要です。
ただし、単にSNS広告を出すだけではその効果を最大限引き出すのは難しいと言えます。Z世代は情報リテラシーが高く、押しつけがましい広告に対して敏感です。このため、企業は自然な形でメッセージを伝え、彼らの興味に寄り添ったアプローチが求められます。
また、SNS広告の効果測定や最適化も重要な課題であり、どのプラットフォームでどのようなクリエイティブが効果的であるのか、それをいかに可視化し、次の戦略に繋げるかがZ世代をターゲットとしたマーケティングの成否を分ける大きな要因となります。
出典元: 株式会社ペンマーク プレスリリース