STORES決済、Alipay+対応開始へ - アジア19種類のキャッシュレス決済を10月より受付可能に

STORES株式会社は、お店のキャッシュレス決済サービス「STORES決済」において、2025年10月15日より「Alipay+(アリペイプラス)」への対応を開始することを発表しました。この対応により、Alipay(中国本土)を含む、AlipayHK(香港)、Kakao Pay(韓国)、TrueMoney(タイ)、Touch 'n Go Eウォレット(マレーシア)、GCash(フィリピン)など、19種類のアジア圏を中心とした主要キャッシュレス決済を日本国内の加盟店舗での対面決済として受付可能になります。アジア諸国からの訪日観光客は日本国内でも自国のウォレットで支払いができ、事業者にとっては機会損失の防止や売上拡大が期待できる取り組みです。

「Alipay+」は、日本国内における対面決済で、以下19種類の決済手段に対応しています(2025年9月30日時点)。

Alipay(中国本土)、AlipayHK(香港)、MPay(マカオ)、Kakao Pay(韓国)、NAVER Pay(韓国)、Toss Pay(韓国)、Touch 'n Go Eウォレット(マレーシア)、MyPB by Public Bank(マレーシア)、GCash(フィリピン)、HelloMoney by AUB(フィリピン)、TrueMoney(タイ)、K PLUS(タイ)、OCBC Digital(シンガポール)、EZ-link(シンガポール)※ユーザースキャン方式は未対応、Changi Pay(シンガポール)、BigPay(マレーシア・タイ・シンガポール)、Hipay(モンゴル)、Kaspi(カザフスタン)、Tinaba(イタリア)。

背景

2024年の訪日外国人旅行者数は年間で3,600万人を突破し、過去最多を記録しました。特に、韓国・中国・台湾・香港といった東アジア地域や、タイ・シンガポール・マレーシアといった東南アジア地域からの旅行者が約8割を占めています。今後もアジア各国からの訪日需要は拡大が見込まれており、観光消費を支えるキャッシュレス決済環境の整備は事業者にとって重要な課題となっています。

こうした背景を受け、STORES決済は「Alipay+」に対応することになりました。訪日観光客にとっては自国ウォレットをそのまま利用できる利便性を提供し、事業者にとっては売上拡大と機会損失防止につながるサービスとなっています。

この対応は、JNTO日本観光局の「訪日外客数(2024年12月および年間推計値)」や「日本の観光統計データ 2025年 各国・地域別の内訳」、さらに調査会社IDCと金融サービス会社2C2Pの調査レポート「How Asia Buys and Pays 2023」などの統計データを基に判断されたものと考えられます。

STORES決済 対応ブランド一覧

(2025年10月15日時点)

Alipay+ 対応の概要

  • 対象サービス:STORES決済
  • 対応日:2025年10月15日(水)以降、加盟店審査完了次第
  • 対象:STORES決済にてAlipay+の審査を通過された加盟店
  • QRコード決済手数料:3.24%
  • 対応ブランド:Alipay(中国本土)を含む、AlipayHK(香港)、Kakao Pay(韓国)、TrueMoney(タイ)、Touch 'n Go Eウォレット(マレーシア)、GCash(フィリピン)など

STORES決済 サービス概要

STORES決済はお店の方向けのキャッシュレス決済サービスです。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など主要な決済手段に対応しており、インターネット環境があれば屋内外問わず、いつでも、どこでも、誰でもかんたんに使えるサービスとなっています。

このサービスを利用することで、店舗は多様な決済方法を顧客に提供でき、特に今回のAlipay+対応により、訪日外国人観光客の利便性が大きく向上することが期待されます。また、店舗側にとっても決済手段の多様化による売上向上や、現金管理の手間削減などのメリットがあります。

STORES決済は特に以下のような特徴を持っています:

  • 複数の決済手段に対応(クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など)
  • 専用端末とスマートフォンアプリでどこでも決済可能
  • シンプルな料金体系(月額固定費+決済手数料)
  • 導入や運用が簡単
  • 売上金の入金スピードが速い

今回のAlipay+対応により、STORES決済はさらに多くの決済手段をサポートすることになり、特にインバウンド需要を取り込みたい事業者にとって魅力的なサービスとなっています。

STORESについて

STORES株式会社は、「Just for Fun」のミッションのもと、こだわりや情熱に駆動される経済を目指しています。小売、飲食、サービス業を中心とする中小事業者の店舗運営を支える幅広いプロダクトを提供しています。顧客データを基盤とした「STORES」のプロダクトを通じて、事業者の持続的な売上成長をサポートし、個性豊かで多様な商いがあふれる社会を実現することを目指しています。

STORES株式会社の提供するサービスは、店舗向けPOSレジや予約・顧客管理システム、ECサイト構築、決済サービスなど多岐にわたります。これらのサービスは、デジタル技術を活用して、中小事業者の業務効率化や売上向上を支援する目的で設計されています。

特にSTORES決済は、訪日観光客の増加や政府が推進するキャッシュレス化政策に合わせて進化を続けており、今回のAlipay+対応もその一環と言えるでしょう。アジア圏からの訪日客が増加する中、彼らが普段使用している決済サービスを日本国内でも利用できるようにすることで、観光消費の活性化と日本企業の売上拡大に貢献することが期待されています。

STORES株式会社は、テクノロジーの力で中小事業者の可能性を広げ、多様な商いが繁栄する社会の実現を目指して、今後もサービスの拡充を続けていくことでしょう。今回のAlipay+対応もその一歩として、訪日観光客と日本の事業者をつなぐ架け橋となることが期待されます。

出典元: STORES株式会社 プレスリリース

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ