STOCKCREWがグローバルECプラットフォーム「Temu」とAPI連携開始、物流効率化と販路拡大を実現

2025年9月26日 2025年9月26日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

EC物流の発送代行サービスを展開するSTOCKCREW（運営：株式会社STOCKCREW、本社：東京都中央区）は、2025年9月25日よりグローバルECプラットフォーム「Temu」とのAPI連携を正式に開始しました。この連携により、Temuを活用した国内外での販売活動と、STOCKCREWの倉庫サービスがシームレスにつながり、入荷・出荷・在庫管理業務の効率化と販路拡大が可能になります。

この記事の目次

1 連携の背景と目的
2 連携内容の詳細
3 今後の展望
4 発送代行サービス　STOCKCREWについて

連携の背景と目的

現在、国内EC市場は継続的な成長を続けており、SNSを活用した新たなECプラットフォームなど、販売網はますます広がりを見せています。今回STOCKCREWが連携を開始したグローバルECプラットフォーム「Temu」は、世界規模で急速に成長を遂げているマーケットプレイスです。国内の消費者だけでなく、海外ユーザーまでを含む幅広い顧客層にアプローチできる環境を提供しています。

このような市場環境において、STOCKCREWはTemuとのAPI連携を通じて、EC事業者が国内外の販売機会を最大限に活用しつつ、在庫管理や商品配送に関連するオペレーション負荷を大幅に軽減できる環境構築を実現しました。この取り組みにより、EC事業者は本来の販売活動に集中することが可能になり、ビジネスの拡大に注力できるようになります。

また、近年のEC市場では、複数の販売チャネルを活用するマルチチャネル戦略が重要性を増しています。TemuというグローバルプラットフォームとSTOCKCREWの物流インフラを連携させることで、事業者はより効率的かつ戦略的な販売活動を展開できるようになりました。

連携内容の詳細

STOCKCREWとTemuのAPI連携は、以下の3つの主要機能を提供しています：

1. 注文連携：Temuプラットフォーム上で受注した商品の注文情報がSTOCKCREW倉庫に自動的に連携されます。これにより、受注から出荷指示までの工程が自動化され、人的ミスの削減とリードタイムの短縮が実現します。

2. 出荷実績反映：STOCKCREW倉庫から商品を出荷した際の情報（送り状番号など）が自動的にTemuプラットフォームに反映されます。これにより、顧客は商品の配送状況をリアルタイムで確認することが可能になり、カスタマーサポートの負担も軽減されます。

3. 在庫反映：STOCKCREW倉庫内の在庫状況がリアルタイムでTemuプラットフォームに反映されます。これにより、在庫切れによる機会損失や過剰在庫の防止が可能となり、より効率的な在庫管理を実現します。

これらの連携機能により、EC事業者は複雑な在庫管理や出荷業務から解放され、本来の販売活動やマーケティング、商品開発などのコア業務に集中することが可能になります。特にグローバル市場への展開を考えるEC事業者にとって、Temuのような国際的なプラットフォームとの連携は大きなビジネスチャンスとなるでしょう。

今後の展望

STOCKCREWは、今回のTemuとのAPI連携を皮切りに、国内外の主要ECプラットフォームとの連携をさらに積極的に拡大していく方針です。同社はすでに13のモール、カート、受注管理システムとの連携実績を有していますが、本年中にはさらに多くのECプラットフォームとの連携を加速させる予定とのことです。

この取り組みにより、EC事業者はより多様な販売チャネルを効率的に活用することが可能になり、販路拡大と売上増加の実現を目指すことができます。STOCKCREWは引き続き、物流面からEC事業者のビジネス成長を全面的にサポートし、EC市場の発展に貢献していくことを目指しているとのことです。

また、グローバルEC市場の拡大に伴い、国境を越えた商取引はますます一般的になっています。STOCKCREWは今後、海外向け配送の最適化や輸出入に関連する書類作成のサポートなど、クロスボーダーEC向けのサービス拡充も視野に入れています。これにより、日本のEC事業者が海外市場に進出する際のハードルを下げ、グローバルなビジネス展開を支援する体制を整えていく予定だと発表しています。