
LINEヤフー株式会社が運営する「LINEリサーチ」は、国内最大級となる700万人以上のアクティブな調査パネルを基盤としたスマートフォン専用のリサーチプラットフォームです。このたび同社は全国18~59歳の男女を対象に「完全栄養食(完全食)」に関する調査を実施し、その結果を公開しました。注目すべき調査結果をご紹介します。
この記事の目次
調査サマリー
「完全栄養食(完全食)」の認知率は7割強(71%)で、利用経験者は2割強(23%)に達しています。現在の利用率は約1割(11%)となっており、前回調査からすべての数値が増加傾向にあることがわかりました。
流行の体感スコアは11.6で、消費者は「8~9人に1人が使っている」というイメージを持っているようです。さらに1年後には現在の約2倍となる「4人に1人くらいが利用している」というイメージが持たれており、市場の拡大が予測されています。
完全栄養食(完全食)の現状と認知度

「完全栄養食(完全食)」は、人の健康維持に必要な栄養素をすべて含むよう設計された食品です。明確な基準は存在しないものの、1食または1日分で厚生労働省の食事摂取基準に沿った必須栄養素をバランスよく摂取できるように作られています。
ドリンク、パウダー、パスタ、パン、グミなど多様な形態があり、ダイエット中の置き換え食や災害時の非常食としても活用されています。なお、カロリーメイトやinゼリーなどの栄養補助食品・栄養機能食品とは異なる製品カテゴリーとなります。
調査によると、完全栄養食の認知率は全体で7割強(71%)に達しています。男女別では、男性が68%、女性が75%と女性の方が高い認知率を示しています。年代別では10~20代の方が30~50代よりも高い認知度となっています。
「知っているし、利用している」という現在利用率は全体で11%、「知っているし、以前利用していたが、いまは利用していない」を含めた利用経験率は全体で23%となっています。男女ともに10~20代の利用経験率が高く、男女間で大きな差は見られませんでした。現在利用率は、男性の方がやや高めの結果となっています。
前回調査では全体の認知率が54%でしたが、今回は71%に大幅増加しました。特に女性の10~20代、30~50代ともに大きく増加しています。また、現在利用率は3ポイント、利用経験率も7ポイントとそれぞれ増加しています。
どのくらいの人が利用していそう?〜現在の流行体感〜

調査では、「完全栄養食(完全食)」を利用している人が現在身の回りにどのくらいいると思うかについても質問されています。グラフにある流行体感スコアは、100人中どのくらいの人が利用していそうかをスコアとして算出した数値です。
その結果、「完全栄養食(完全食)」の流行体感スコアは全体で「11.6」となり、およそ8~9人に1人が利用しているというイメージが持たれていることがわかりました。年代別では、男女ともに30~50代よりも10~20代の方が高めのスコアとなっています。
前回調査と比較すると、全体の流行体感スコアは3.5ポイント増加していました。
1年後はどうなるか〜近未来の流行予想〜

LINEリサーチでは「1年後、自分のまわりでどのくらいの人が利用していると思うか」を想像して回答してもらっています。グラフに示されている流行予想スコアは、100人中どのくらいの人が1年後に利用していそうかを算出した数値です。
「完全栄養食(完全食)」の流行予想スコアは全体で「23.3」となり、およそ4人に1人が1年後に利用していそうというイメージが持たれていることがわかります。現在の流行体感スコアと比較すると、1年後には今の約2倍普及しているというイメージとなっています。
男女別では、女性の方が男性に比べてスコアがやや高い結果となっています。年代別では、男性は30~50代に比べて10~20代の方がやや高く、女性は年代による差はほぼ見られませんでした。
流行予想スコアを前回調査と比較すると、全体でも各層でも大きな差は見られませんでした。
自分は利用してみたいか?〜今後の利用意向〜

今後の利用意向について調査したところ、利用意向がある人の割合(「ぜひ利用してみたいと思う」「機会があれば利用してみたいと思う」の合計)は全体で41%となりました。
男女別では、女性の方が男性よりもやや高い割合を示しています。年代別では、男女ともに10~20代の方が30~50代よりも利用意向がある人の割合が高く、特に10~20代女性で最も高い割合(約5割)となっています。
一方、利用意向がない人の割合(「あまり利用してみたいと思わない」「まったく利用してみたいと思わない」の合計)は、全体で36%でした。前回調査と比較すると、利用意向は10~20代男性でやや増加し、それ以外の層では減少傾向が見られました。
「完全栄養食(完全食)」の利用意向がある人とない人、それぞれの具体的な意見も紹介されています。
利用意向がある人の意見としては以下のようなものがありました:
- 「最近はおいしいものやバリエーションが増えているから」(10代女性)
- 「物価高騰の中で材料を買って調理するよりも、タイパもよく栄養バランスを整えられそうだから」(10代男性)
- 「食事に時間がかからなくなったらその分、ほかのことに時間を使えるようになるから」(20代男性)
- 「災害のときに役立つと思った。ストックができれば、場所も取らなくていいと思った」(30代女性)
- 「忙しいときや疲れているときなど、買い物や調理にかかる時間をなくしたい」(40代女性)
- 「体調不良時に食事が取れないときや災害時に使用したい」(50代女性)
利用意向がない人の意見としては以下のようなものがありました:
- 「味や満足感が物足りなさそうだから」(20代男性)
- 「値段が高く、自分で調理したほうが安くおいしいものが食べられるから」(30代男性)
- 「食事+サプリメントで足りると思っているから」(30代男性)
- 「食べることが好きなので完全食ではつまらない」(40代男性)
- 「人工的な栄養は抵抗がある。きちんと素材から栄養を取りたい」(40代女性)
- 「旬の食材を楽しむ食事で充分だと思います」(50代女性)
食べたり飲んだりしたことのある「完全栄養食(完全食)」TOP3

味やタイプの違いは一つのブランドとして、食べたり飲んだりしたことのある「完全栄養食(完全食)」についても調査されました。その結果、1位は「完全メシ(日清食品)」で2割台後半、2位は「BASE FOOD(ベースフード)」で1割強となりました。3位の「完全食TOKYO」やその他のブランドはいずれも1%台でした。
また、10~20代女性では「BASE FOOD(ベースフード)」が他の層と比べて高い支持を得ていることもわかりました。
完全栄養食(完全食)は今より約2倍伸びる!?

ここまでの主な調査結果をまとめると、2025年7月18日時点での「完全栄養食(完全食)」の認知率は約71%、現在利用率は約11%となっています。
流行体感としては、"およそ8~9人に1人が利用している"というイメージが持たれており、1年後には現在の約2倍にあたる"およそ4人に1人くらいが利用していそう"というイメージが形成されています。
男女年代別に見ると、利用意向は10~20代女性で最も高く、約5割が利用意向を示しています。また、流行体感スコアは男女ともに30~50代に比べて10~20代の方がやや高い傾向にあります。
1年後の流行予想スコアでは、男性は30~50代に比べて10~20代の方がやや高く、女性は年代による差はほぼ見られませんでした。
2022年の前回調査と比較すると、認知率は前回から17ポイントと大きく増加し、現在利用率は3ポイント、利用経験率も7ポイントの増加となりました。全体の流行体感スコアは前回調査と比べてやや増加したものの、流行予想スコアでは大きな差は見られませんでした。また、利用意向では前回調査と比べてやや減少傾向が見られました。
調査について
この調査はLINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査として実施されました。調査対象は日本全国の18~59歳男女で、実施時期は2025年7月18日~2025年7月22日、有効回収数は2108サンプルです。なお、性別年代構成比を市場に合わせてウェイトバックしています。
LINEリサーチについて
「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、スマートフォン時代のリサーチプラットフォームです。700万人以上のアクティブモニターのうち10~29歳が約半数を占め、学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能です。
また、従来型の調査パネルと異なり、リサーチに対する興味度の薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的な意見を収集できるという特徴があります。LINEのプッシュ通知で配信するため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計により、効果的な調査を実施することができます。
出典元:LINEヤフー株式会社 プレスリリース