ソニー生命保険が中高生の将来意識調査を実施 男子中学生の将来なりたい職業1位が初の「公務員」に 生きがいは「ゲーム」

ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長 髙橋 薫)は、2025年6月6日~6月16日の11日間、全国の中学生・高校生(中高生)を対象に「中高生が思い描く将来についての意識調査」を実施しました。今回で6回目となるこの調査は、インターネットリサーチにより行われ、中学生200名、高校生800名の合計1,000名から有効回答を得ています。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

中高生の将来の夢

同社が実施した調査によると、中高生の将来の夢について、男子中学生の1位は「好きなことを仕事にする」、女子中学生の1位は「趣味を充実させて生きる」となりました。一方、高校生では男子・女子ともに「安定した毎日を送る」が1位となっています。

また将来なりたい職業としては、男子中学生の1位は調査開始以来初となる「公務員」、女子中学生の1位は「芸能人」という結果になりました。高校生では男子・女子ともに「公務員」が1位となっています。

将来の子どもについては「将来、子どもがほしい」と答えた中学生が57%、高校生が52%となっており、「子どもがほしいと思わない」と答えた女子高校生は3人に1人という結果でした。

生きがいについては、男子中学生と男子高校生では1位が「ゲーム」、女子中学生と女子高校生では1位が「推し活」「音楽」となっています。

また「同性同士が付き合っていても違和感はない」という質問に対しては、男子高校生と女子高校生で28ポイントの差があることが判明しました。

さらに中高生が"将来、こういう大人になりたい"と思う有名人については、男子・女子ともに1位は「大谷翔平さん」という結果になっています。

中高生がイメージする将来

ソニー生命の意識調査では、「10年後は明るい」と答えた中学生は61%、高校生は54%でした。全国の中高生1,000名に、10年後の自身について明るい見通しをもっているか不安を抱いているか聞いた結果です。

また中学生の日本と世界への意識については、「10年後の日本が不安」と答えた中学生は73%、「10年後の世界が不安」と答えた中学生は67%となっています。

高校生の日本と世界への意識については、「10年後の日本が不安」と答えた高校生は77%、「10年後の世界が不安」と答えた高校生は72%で、2024年調査からともに5ポイント以上上昇していることがわかりました。

(図2)

中高生の将来の夢

調査では全回答者に将来の夢について聞いた結果、中学生については「好きなことを仕事にする」(53.5%)が最も高く、次いで「安定した毎日を送る」(50.5%)、「趣味を充実させて生きる」(50.0%)、「素敵な相手と恋愛・結婚する」(40.0%)、「あたたかい家庭を築く」(38.5%)となりました。

男女別にみると、男子中学生の1位は「好きなことを仕事にする」(52.0%)、女子中学生の1位は「趣味を充実させて生きる」(60.0%)という結果でした。

高校生については「安定した毎日を送る」(49.9%)が最も高く、次いで「好きなことを仕事にする」「趣味を充実させて生きる」(いずれも43.5%)、「素敵な相手と恋愛・結婚する」(34.1%)、「お金持ちになる」(31.4%)となっています。

男女別にみると、男子高校生・女子高校生ともに1位は「安定した毎日を送る」(男子45.3%、女子54.5%)でした。

(図3)

男子中学生が将来なりたい職業

将来なりたい職業を聞いた結果、男子中学生では1位「公務員」(16.0%)、2位「プロスポーツ選手」(15.0%)、3位「YouTuberなどの動画投稿者」(14.0%)、4位「会社員」(11.0%)、5位「ITエンジニア・プログラマー」(10.0%)となりました。

女子中学生では1位「歌手・俳優・声優などの芸能人」(15.0%)、2位「公務員」(14.0%)、3位「会社員」「絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)」(いずれも13.0%)、5位「教師・教員」(11.0%)という結果でした。

男子中学生では「公務員」が2024年の2位から順位を上げ、2017年の調査開始以来初の1位となっていることが明らかになりました。

(図4)

高校生が将来なりたい職業

高校生の将来なりたい職業について、男子高校生では1位「公務員」(13.3%)、2位「ITエンジニア・プログラマー」(11.8%)、3位「会社員」(10.0%)、4位「教師・教員」(9.5%)、5位「YouTuberなどの動画投稿者」(8.0%)となりました。

女子高校生では1位「公務員」(12.3%)、2位「教師・教員」(11.8%)、3位「看護師」(9.5%)、4位「会社員」(7.5%)、5位「歌手・俳優・声優などの芸能人」(6.8%)となっています。

(図5)

中高生が希望する将来のライフイベント・ライフスタイル

調査では全回答者に将来のライフイベントやライフスタイルについて2つの例を提示し、自身の気持ちや考えがそれぞれどちらにあてはまるか聞きました。

希望する将来のライフイベントやライフスタイルについては、「結婚したい」と答えた中学生は68%、高校生は60%でした。男女・学校別にみると、中学生、高校生ともに「ずっと独身でいたい(計)」と回答した人の割合は男子より女子のほうが高く、特に中学生では男子10.0%、女子17.0%と、7.0ポイントの差がみられました。

(図6)

将来子どもがほしいかという質問に対しては、「将来、子どもがほしい」と答えた中学生は57%、高校生は52%でした。また「子どもがほしいと思わない」と答えた女子高校生は3人に1人という結果になっています。

(図7)

「将来、家庭第一の生活をしたい」と答えた中学生は58%、高校生は49%でした。男女・学校別にみると、「将来、家庭第一の生活をしたい(計)」と回答した人の割合は、男子中学生では65.0%と、6割を超える結果となっています。

(図8)

「将来、マイホームをもちたい」と答えた中学生は71%、高校生は62%でした。

(図9)

「将来、都会で暮らしたい」と答えた中学生は57%、高校生は47%という結果でした。

(図10)

中高生の生きがい

ソニー生命の調査によると、中高生の生きがいについては、男子中学生と男子高校生では1位が「ゲーム」、女子中学生では1位が「推し活」、女子高校生では1位が「推し活」「音楽」という結果になりました。

(図11)

中高生のジェンダー意識

同社のジェンダーに関する意識調査では、「女子がスラックス制服を着ていても違和感はない」と答えた中学生は80%、「男子が化粧をしていても違和感はない」と答えた中学生は75%、高校生は73%という結果でした。

「同性同士が付き合っていても違和感はない」という質問については、男子高校生と女子高校生で28ポイントの差がみられました。中学生の男女別にみると、「はい」と回答した人の割合は、すべての項目で男子を女子が20ポイント以上上回る結果となっています。

高校生の男女別にみると、「はい」と回答した人の割合は、「同性同士が付き合っていても違和感はない」(男子48.8%、女子76.8%)では女子のほうが28.0ポイント高くなり、男女間で性の多様性に関する意識に差がみられました。

(図12)

「"からだの性"と"こころの性"が異なることに悩んでいる」と答えた高校生は12%、「ジェンダーギャップや性別役割分担意識によって生きづらさを感じている」と答えた高校生は5人に1人という結果でした。

男女・学校別にみると、「はい」と回答した人の割合は、「ジェンダーギャップや性別役割分担意識によって生きづらさを感じている」(男子中学生11.0%、男子高校生19.5%)では、男子中学生を男子高校生が8.5ポイント上回りました。男子では年齢を重ねるにつれ、ジェンダーギャップによって悩まされる場面に直面することが増えていくのではないかと考えられます。

(図13)

中高生の人間関係

自分のキャラクターに対する意識調査では、中学生では「陽キャ」が多数派、高校生では「陰キャ」が多数派となりました。男女・学校別にみると、男子中学生のみ、「陽キャだと思う(計)」(63.0%)が多数派という結果でした。

(図14)

「学校の友人の前では自分のキャラを作っている」と答えた中学生は60%、高校生は53%でした。男女・学校別にみると、男子高校生では「自分のキャラを作っていない(計)」(50.5%)と回答した人の割合が唯一半数以上という結果になっています。

(図15)

カッコいいと思う大人の特徴の1位は、中学生・高校生ともに「マナーがしっかりしている」でした。中学生の男女別にみると、「おしゃべり・トーク上手」(男子31.0%、女子51.0%)は、男子と比べて女子のほうが20.0ポイント高くなりました。

高校生の男女別にみると、「おしゃれ・ファッションセンスがある」(男子16.5%、女子36.3%)は、男子と比べて女子のほうが高く、19.8ポイントの差がみられました。女子高校生ではセンスの良さに憧れる人が多いようです。

(図16)

親子関係と学校での人間関係

「親は自分のことをわかってくれていると思う」と答えた中学生は72%、高校生は68%でした。男女・学校別にみると、「わかってくれていると思う(計)」と回答した人の割合は、男子中学生(77.0%)が最も高い結果となっています。

(図17)

「学校の担任の先生は自分のことをわかってくれていると思う」という質問に対しては、女子中学生では半数未満という結果でした。学校の担任の先生は自分のことを「わかってくれていると思う」と「わかってくれていないと思う」のどちらにあてはまるか聞いたところ、「わかってくれていると思う(計)」は中学生では55.0%、高校生では59.4%となりました。

(図18)

「親と本音で話せている」と答えた中学生は58%、高校生は62%でした。男女・学校別にみると、「話せている」と回答した人の割合は、女子高校生(63.2%)が最も高く、最も低くなった女子中学生(53.0%)との差は10.2ポイントという結果になっています。

(図19)

「親に悩みを相談することがある」と答えた中学生は61%、高校生は59%でした。男女・学校別にみると、「ある」と回答した人の割合は、男子高校生(53.3%)が最も低い結果となりました。

(図20)

「親を"大好き"と思うことがある」と答えた中学生は71%、高校生は67%でした。男女・学校別にみると、男子高校生では39.0%が「ない」と回答しています。

(図21)

「親を尊敬している」と答えた男子中学生は77%でした。中学生全体では「尊敬している」が74.0%、高校生全体では「尊敬している」が72.6%という結果となり、中高生の大半が自身の親を敬う気持ちを抱いていることがわかりました。

(図22)

「親からの期待に押しつぶされそうになることがある」と答えた中学生は45%、高校生は40%でした。いずれも半数近くが親からのプレッシャーを重く感じていることがわかります。

(図23)

先生に対する中高生の評価

調査ではクラス担任への評価(5段階評価)の平均点についても聞いており、「学校行事に積極的に取り組んでいる」中学生では3.87、高校生では3.58、「生徒と積極的にコミュニケーションをとっている」中学生では3.71、高校生では3.52という結果でした。

中学生のクラス担任に対する評価の平均点は、「学校行事に積極的に取り組んでいる」(3.87)、「生徒と積極的にコミュニケーションをとっている」(3.71)では、評価が他の項目と比較しやや高くなりました。

(図24)

高校生のクラス担任に対する評価の平均点は、中学生の結果と同様、「学校行事に積極的に取り組んでいる」(3.58)、「生徒と積極的にコミュニケーションをとっている」(3.52)では、評価が他の項目と比較しやや高くなりました。

中高生にとって、クラス担任の先生は学校行事をともに盛り上げる、親しみやすい身近な存在となっているのではないかと考えられます。

(図25)

中高生が将来について相談したい・憧れる有名人

調査では中高生が"将来のことを相談したい"と思う有名人についても聞いており、男子1位は「HIKAKINさん」、女子1位は「マツコ・デラックスさん」という結果でした。

選んだ理由を聞いたところ、男子の回答1位のHIKAKINさんについては「困難も成功も知っていそうだから」(男子高校生)や「優しくアドバイスしてくれそうだから」(男子高校生)、女子の回答1位のマツコ・デラックスさんについては「思ったことをはっきり伝えてくれて相談に乗ってくれそうだから」(女子高校生)や「ほしい言葉をくれる気がするから」(女子中学生)といった回答がみられました。

(図26)

中高生が"将来、こういう大人になりたい"と思う有名人については、男子・女子ともに1位は「大谷翔平さん」でした。

選んだ理由を聞いたところ、大谷翔平さんについては「世界で活躍する人の気持ちの作り方を学びたい」(男子高校生)、「努力でプロ野球選手になっているから」(男子中学生)、「礼儀正しいから」(女子高校生)や「高校生の時に立てた目標を、大人になった今、着々と成功させていっているから」(女子中学生)といった回答がみられました。

(図27)

中高生が"推したい"と思うアーティスト・アイドル

ソニー生命の調査によると、中高生が"推したい"と思うアーティスト・アイドルTOP3は「Mrs. GREEN APPLE」「嵐」「Snow Man」という結果でした。

選んだ理由を聞いたところ、男子・女子ともに1位のMrs. GREEN APPLEについては「歌詞が元気づけてくれるから」(男子中学生)や「常にファンのことを第一に考えているから」(女子高校生)、「音楽で遊んでいるから」(女子中学生)、「自分たちの信念に基づき、精力的に活動しているから」(男子高校生)といった回答がみられました。

(図28)

出典元:ソニー生命保険株式会社 プレスリリース

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