RealtyBankのデジタルステージングAI、家具自動配置機能を新搭載 - 自然言語指示で3D家具を数十秒で生成

株式会社Realty Bank(本社:北海道札幌市、代表取締役:川上将司)が、デジタルステージングAIサービスに新たに「家具の自動配置機能」を搭載したことを発表しました。新機能では自然言語による指示が可能となり、リアルな3D家具が数十秒で自動配置されるなど、不動産広告の制作効率を大幅に向上させる機能が実現されています。

背景と実績

株式会社RealtyBankは、2022年に人の手での編集による「デジタルステージング」を開始し、2025年5月時点で、導入社数は累計1,500社、納品画像は30,000枚を突破しています。平均納品時間は7時間27分と大幅に短縮されたとのことです。

デジタルステージングAIは、2024年にプレリリースを行い一部ユーザーへ利用を開始。2025年6月には利用画面を大幅にリニューアルし、AIによる「床・壁・天井変更」「家具消し」機能を追加しました。そして今回、満を持して家具の自動配置機能を新たに搭載したとのことです。

新機能の特徴

自然言語で指示できる

例:「ソファは窓側に」「ベッドは左奥」「ラグを中央に」といった形で、自然な日本語で家具の配置を指示することができます。

リアルな3D家具が自動配置される

テーマやレイアウトに沿った家具をAIが瞬時に選定し、空間に合わせて配置します。

数十秒で生成・ダウンロード

業界トップクラスの即時性を実現しており、オペレーターを介さずに短時間で画像が生成できます。

10つのインテリアスタイル選択可

北欧風、モダン、ジャパンディ、インダストリアルなど、多彩なインテリアスタイルから選択可能です。

UIは完全セルフ操作

スマホでもPCでも直感的に操作できるインターフェースを採用。撮影→アップロード→生成→ダウンロードという、シンプルな操作フローで利用できます。

利用フロー(直感UI)

1,画像をアップロード

画像アップロード画面

2,出力サイズを選択

出力サイズ選択画面

3,10種類のインテリアスタイルから選択

インテリアスタイル選択画面

4,15種類の部屋の種類から選択

部屋種類選択画面

5,家具を選択

家具選択画面

6,居住人数の入力・コメントの記入

居住人数・コメント入力画面

7,依頼内容の確認

依頼内容確認画面

8,画像を出力(合計2枚)

画像出力画面

9,生成済み画像一覧で過去の画像を確認

生成済み画像一覧画面

Before / After 例

Before:空室の画像
Before:空室の画像
After:リビング+ベッドルーム
After:リビング+ベッドルーム
Before:空室の画像
Before:空室の画像
After:リビング+ベッドルーム
After:リビング+ベッドルーム
Before:空室の画像
Before:空室の画像
After:ベッドルーム
After:ベッドルーム

料金プラン(税別)

Spotプラン

1枚あたり:300円(都度課金)
月間生成可能枚数:1枚から
備考:使用頻度が少ない方向け。必要な分だけ都度購入できます。

Standardプラン(サブスクリプション)

月額料金:10,000円
生成可能枚数:月50枚まで
1枚あたり単価:200円相当
備考:定期的な利用に最適。コストを抑えながら継続利用可能です。

Professionalプラン(サブスクリプション)

月額料金:20,000円
生成可能枚数:月150枚まで
1枚あたり単価:133円相当
備考:多くの案件を扱う方やプロフェッショナル向けの標準プランです。

Premiumプラン(サブスクリプション)

月額料金:30,000円
生成可能枚数:月300枚まで
1枚あたり単価:100円相当
備考:大量の画像生成が必要なマーケティング業務向けのプランです。

今後の展望

同社によると、デジタルステージングは、単なる"画像加工"から、"物件の価値を高める提案ツール"へと進化しているとのことです。株式会社Realty Bankでは、今後も以下の領域でさらなる機能強化と事業展開を予定しているとのことです。

技術面での進化

言語モデルによる家具配置精度向上・複数指示への対応
「窓際にソファ」「テレビは壁付け」「ベッドは右奥に」という複合指示にも対応。より細やかな指示を理解できるように改良を進めているとのことです。

Image to Imageモデルの開発
画像→画像モデル、画像認識AI+家具合成AIの精度向上と簡易版の開発を行っているそうです。

家具ブランドとの連携機能
様々な実在する家具カタログからAIが自動選定。生成画像→購入までをサポートするサービスを構想中とのことです。

3Dビュー・360°パノラマ対応
静止画だけでなくVR・AR活用を見据えた生成機能も開発中だそうです。

サービス面での展開

不動産ポータル・住宅メーカーとのAPI連携
不動産ポータルサイト・その他不動産企業などと連携し、閲覧時にその場でステージング変更できるサービスを構想しているとのことです。

建築業・リフォーム業向けモード追加
クロス・フローリング・天井材の選定と同時に、家具配置も一括生成できる施工業者向けモードの提供を予定しているそうです。

事業としての展望

法人向けAPI提供によるOEM展開
ポータルサイト、不動産管理クラウド、施工管理SaaSとのAPI連携により「裏側で動くAIモデル」としての組み込み利用を拡大していく計画だと発表されています。

株式会社 Realty Bankについて

株式会社 Realty Bankは、2021年11月に創業し、資本金1400万円の企業です。代表取締役の川上将司氏は北海道苫小牧市出身で、大学卒業後、大手ハウスメーカーに入社後、不動産ベンチャー企業へ転職。2021年からアメリカテキサス州ダラスの不動産会社に勤務し、2022年帰国。アメリカ滞在中の2021年に同社を創業されました。

同社は北海道札幌市中央区大通東3丁目1-12クリーンリバー大通702号室に所在し、不動産広告・マーケティングサポート事業、デジタルホームステージングサービスの開発、販売、提供等を行っています。

出典元:株式会社Realty Bank プレスリリース

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