
売れるネット広告社グループ株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長CEO:加藤公一レオ、東証グロース市場:証券コード9235)は、連結子会社であるオルクス株式会社を通じて、EC業界の"ゲームチェンジャー"となる新事業「TikTokライブコマース支援サービス」を開始したことを発表しています。
同サービスは単なるライブ配信支援に留まらず、TikTokの爆発的な拡散力を活用し、視聴者の購買意欲をリアルタイムで高めることで、商品・サービスを"その場で売る"ことに特化した、効果的なEC支援事業となっています。
同社は、2025年を"ライブコマース元年"と位置づけており、動画視聴と購買体験が完全に一体化するこの市場において、圧倒的No.1の地位確立を目指しているとのことです。

この記事の目次
広告費ゼロで実証済みの「勝利の方程式」
売れるネット広告社グループの連結子会社であるオルクスは、2023年11月に「ソーシャルEC戦略チーム」を立ち上げました。特筆すべきは、広告費を一切使わない"オーガニック戦略"だけで、すでに成果を達成していることです。
その代表例として挙げられているのが美容商品「KogaO+」です。大手企業がひしめくAmazon市場において、広告費をかけることなく、ベストセラー・売れ筋・欲しいものランキングの"3冠"を達成しています。2025年3月時点では累計販売枚数80万枚超を記録するという販売実績を示しているとのことです。
今回開始する新サービスは、この"勝利の方程式"をTikTokライブコマースに応用し、さらに進化させたものとなっています。同社はこの方式によってクライアントの売上を増加させることを目指しています。
クライアントを"勝たせる"ための、ライブコマース支援体制
売れるネット広告社グループ・オルクスが提供する「ライブコマース支援」は、クライアントの売上を最大化させるための複数のサービスで構成されています。具体的には以下の要素が含まれています。
"売れる"コンテンツ企画: 1秒で視聴者の心を掴み、最後まで離脱させない配信構成・演出・台本設計を行います。
"熱狂を生む"運営代行: プロの配信チームによる、熱狂を生むライブ実施、コメントへの迅速な対応を実現します。
"衝動買いを誘発する"販売促進: 視聴者を顧客に変えるための効果的な商品訴求、限定キャンペーン告知、購入導線の構築を行います。
"勝率を最大化する"成果検証: 徹底的な効果測定・分析・改善提案による、高速PDCA運用を実施します。
"最強の販売員"を揃えるインフルエンサー連携: 売れるネット広告社グループが抱える日本トップクラスのインフルエンサーネットワークを活用し、影響力の大きい"販売員"をキャスティングします。
TikTokライブコマースの市場性
近年、ショート動画プラットフォームとして急速に成長しているTikTokは、若年層を中心に幅広い層に支持されています。そのTikTok上でのライブコマースは、中国市場ですでに大きな成功を収めており、日本を含むグローバル市場でも急速に注目を集めています。
ライブコマースの特徴は、商品の紹介から購入までをシームレスに完結できる点にあります。視聴者は商品についてリアルタイムで質問でき、出演者やブランドとの双方向のコミュニケーションを通じて、より深い商品理解と信頼関係を構築できます。
特にTikTokのアルゴリズムと拡散力は、従来の広告手法では到達できなかった層へのリーチを可能にしています。売れるネット広告社グループが提供する新サービスは、このTikTokの特性を活かし、効果的な販売促進を実現するものとなっています。
国内外市場を視野に入れた展開
同社の戦略は国内市場だけに留まらず、海外向けライブコマースにも展開されています。売れるネット広告社グループ・売れる越境EC社は、中国版TikTokである「抖音(Douyin)」という市場での実績をすでに保有しているとのことです。
「国内TikTok支援」と「海外TikTok支援」のシナジーにより、日本国内および東アジア全域のライブコマース市場をシームレスにカバーする、クロスボーダー支援体制が完成したとしています。
今後の見通しと業績への影響
本サービスは、売れるネット広告社グループが掲げる「SNS×EC(D2C)×AI」戦略の核であり、既存事業とのシナジー効果が期待されるとのことです。
今後は、AIによる"売れる"訴求の自動最適化やコンテンツ自動生成機能の導入も計画しており、SaaSモデルによる継続的な収益の積み上げを実現するとしています。
同社の収益モデルは「ハイブリッド型(固定+成果連動)」で、「月額リテイナー(受託)+GMV連動ロイヤリティ」の二段構えとなっています。これにより、"ストック収益 × 成果報酬"を両取りする形態で、クライアントの成長と同社の利益が連動する仕組みとなっています。
「ライブコマース市場」の成長性と、売れるネット広告社グループの"勝利の方程式"を考慮すると、本事業が"次世代の収益の柱"となり、同社の企業価値を向上させる成長ドライバーになるとの見解を示しています。
なお、短期的には業績への影響は軽微と考えられるものの、中期的にはプラスに寄与する見込みとのことです。
売れるネット広告社グループについて

売れるネット広告社グループ株式会社は、東証グロース市場に上場している企業(証券コード9235)です。東京と福岡にオフィスを構え、代表取締役社長CEOに加藤公一レオ氏が就任しています。2010年1月20日に設立され、デジタルマーケティングやEC支援などの事業を展開しています。
東京オフィスは東京都港区台場2-3-1 トレードピアお台場20階に、福岡オフィス(本社)は福岡県福岡市早良区百道浜2-3-8 RKB放送会館4階に所在しています。
同社は「SNS×EC(D2C)×AI」を戦略の柱として掲げており、今回のTikTokライブコマース支援サービスもその一環として位置づけられています。
出典元: 売れるネット広告社グループ株式会社 プレスリリース