フリークアウト、IP Geolocation技術の「SURFPOINT™」と連携開始 - BtoBマーケティングにおけるターゲティング精度向上へ

株式会社フリークアウト(本社:東京都港区、代表取締役:時吉 啓司)は、同社が提供するマーケティングプラットフォーム「Red」において、株式会社Geolocation Technology(本社:静岡県三島市、代表取締役社長:山本 敬介)が展開するIP Geolocation & IP Intelligenceデータベース「SURFPOINT™」との連携をスタートしたことを発表しました。

この連携により、企業IPアドレスから取得される高精度な法人判定データを活用することで、BtoBマーケティング分野において、業種・企業規模・地域に特化したターゲティング配信が実現可能になります。これにより、特定顧客企業に焦点を当てるアカウントベースドマーケティング(ABM)をより高度に展開できるようになるとのことです。

連携の背景と目的

近年、BtoBマーケティングの現場では、「特定企業への的確なアプローチ」や「営業部門とのデータ連携」といったニーズが急速に高まっています。Webサイトを匿名で訪問した企業を正確に識別し、最適なタイミングでアプローチすることが、効果的なマーケティング・営業活動の成功に直結しているのです。

このような市場環境において、「SURFPOINT™」が持つIPアドレス分析技術と連携することで、企業単位での精密な広告配信や地域セグメントに基づくターゲティングが、より信頼性の高い形で実現できるようになったと発表されています。

連携によって可能となる主な活用例

企業単位でのターゲティング広告配信

特定の企業群や業種に対して、ピンポイントな広告配信が可能になります。自社のターゲット企業リストに基づいた広告展開が、より精度高く実施できるようになるため、限られたマーケティング予算の効率的な活用が期待できるとのことです。

匿名アクセスに基づくターゲティング強化

フォーム登録などのコンバージョンがなくても、IPアドレスから企業属性を推定し、ターゲティング施策を実行することが可能になります。これにより、初期接点段階からの効果的なアプローチが実現し、潜在顧客の発掘や育成プロセスを強化できるとされています。

業種別・企業規模別の広告レポート提供

営業部門との連携を促進する配信分析データを提供することで、マーケティング活動の成果を営業活動に直接つなげることができます。どの業種や企業規模の組織がどのような反応を示しているかを可視化することで、より戦略的な営業アプローチが可能となるということです。

このように、「Red」と「SURFPOINT™」の連携は、BtoBマーケティングにおける企業識別精度を飛躍的に向上させ、よりパーソナライズされたアプローチを可能にします。企業のデジタルマーケティング活動において、ターゲティングの質を高め、マーケティングROIの向上に貢献することが期待されています。

株式会社Geolocation Technologyについて

株式会社Geolocation Technologyは2000年に創業し、IPアドレスから位置や組織属性などを高精度に特定する独自の「IP Geolocation」技術を核として、マーケティングやセキュリティの分野で多様なサービスを展開しています。日々変動するIP情報を日次で自社収集・検証し、信頼性の高いデータベース「SURFPOINT™」を構築しているとのことです。

この高品質な情報基盤を活用した各種ソリューションにより、広告配信の最適化、アクセスログの詳細分析、不正アクセスの検出、著作権保護など、多岐にわたる課題解決を支援しています。長年蓄積してきた技術と知見をもとに、IPアドレスを起点とした「IP Intelligence」の新たな可能性を広げる取り組みを続けているそうです。

・会社名:株式会社Geolocation Technology
・代表者:代表取締役社長 山本敬介
・所在地:静岡県三島市一番町18-22 アーサーファーストビル4F
・事業内容:IP Geolocation技術の開発及びサービス等の提供

株式会社フリークアウトについて

フリークアウトは、日本で初めてインターネット広告のリアルタイム取引を事業化したマーケティングテクノロジーカンパニーです。最先端の独自機械学習エンジンを活用し、認知拡大、需要喚起、顧客獲得、販促活動を効率化するマーケティングプラットフォーム「Red」を提供しています。また、その知見を応用したジオマーケティングプラットフォーム「ASE」も展開しており、通信キャリア、航空会社、飲料メーカー、トイレタリー企業、流通、小売業など、多様な業種における課題解決をサポートしているとのことです。

さらに、独自アドプラットフォームの構築・運用支援を実現するためのプラットフォーム「Scarlet」の提供により、メディア事業者の収益最大化を支援するなど、デジタルマーケティング領域全体の課題解決を目指して成長を続けています。

・会社名:株式会社フリークアウト
・代表者:代表取締役 時吉 啓司
・所在地:東京都港区六本木 6-3-1 六本木ヒルズ クロスポイント

まとめ

今回の連携により、BtoBマーケティングに新たな可能性が広がることが期待されます。高精度なIP Geolocation技術を活用することで、従来は特定が難しかった企業訪問者に対しても効果的なマーケティングアプローチが可能となり、デジタルマーケティングの効率と効果を同時に高めることができるでしょう。

特に、昨今のビジネス環境においてデジタルチャネルの重要性が増す中、企業の意思決定者に対して適切なタイミングで適切なメッセージを届けることの価値は高まっています。フリークアウトの「Red」とGeolocation Technologyの「SURFPOINT™」の連携は、そうしたニーズに応える先進的な取り組みとして注目されます。

BtoBマーケティングにおいては、単なる量的なアプローチではなく、質の高いターゲティングが成功の鍵を握ります。今回の技術連携は、その課題に対する効果的なソリューションとして、多くの企業のマーケティング活動を支援することでしょう。

また、企業のIPアドレスから得られる情報は、単なる広告配信の最適化だけでなく、営業活動の戦略立案にも有益なインサイトを提供します。マーケティング部門と営業部門の連携強化を図る上でも、今回の連携が果たす役割は大きいと考えられます。

デジタルトランスフォーメーションが進む現代のビジネス環境において、データに基づいた精緻なマーケティングアプローチの重要性は今後も高まり続けるでしょう。フリークアウトとGeolocation Technologyの技術連携は、そうした市場ニーズに応える先進的な取り組みとして、今後の展開が注目されます。

出典元:株式会社フリークアウト プレスリリース

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