
体験ギフトの企画・販売を手がけるソウ・エクスペリエンス株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長・山形英恭)が、2025年の母の日・父の日における体験ギフトの利用動向について発表しました。調査によると、メールやSNSで送れるeギフトが急速に普及していることがわかりました。従来は紙パッケージが主流だった体験ギフト市場において、eギフトが約半数を占める大きな変化が見られています。
この調査結果によると、低価格や若者向けと思われていたeギフトが、1万円以上の高額予算帯や両親へのギフトとしても広く受け入れられるようになったことが明らかになりました。また、母の日・父の日当日に購入してすぐに贈れるという利便性から、「当日」購入のユーザーが急増していることも報告されています。
この記事の目次
本調査の主なポイント
- 体験ギフトの流通において従来は紙パッケージ版が中心でしたが、2025年の母の日・父の日ではeギフトが急増し、約半数のユーザーがeギフトを選択しました
- これまで低価格・若者向けというイメージがあったeギフトですが、1万円以上の予算帯や両親向けのギフトとしても広く普及していることが判明しました
- 母の日・父の日「当日」に購入してメールやSNSで即時に贈るユーザーが大幅に増加しています
ソウ・エクスペリエンス株式会社が提供する体験ギフトは、受け取った方がアクティビティや食事、旅行、リラクゼーション体験など多様な選択肢から一つを選んで体験できるギフトサービスです。誕生日プレゼントや結婚祝いなど様々な用途で利用されています。同社の体験ギフトには、ギフトケースに冊子やチケットなどの紙の部材が含まれる従来型と、データのみで完結するeギフトの2種類があります。2005年の創業以来、長らく紙タイプが主流でしたが、この状況が2025年に大きく変化したことが今回の調査で明らかになりました。
母の日は49.7%、父の日は47.7%がeギフトを選択
特に顕著な変化が見られたのは、2025年5月の母の日と6月の父の日です。同社のオンラインストアで母の日の贈り物、父の日の贈り物として購入された体験ギフトのうち、母の日では49.7%、父の日では47.7%がeギフトでした。2023年の母の日は4%、父の日は8.8%でしたので、わずか2年で母の日は12倍以上、父の日は5倍以上の急増となっています。

高額ギフト予算でもeギフトが選ばれる新たな傾向
一般的にはドリンクチケットのような比較的低予算のギフトシーンに適していると考えられていたeギフトですが、調査結果によると1万円を超える高額帯でも幅広く利用されていることが分かりました。具体的には、1万円台のギフト予算では4人に1人以上、2万円台では6人に1人以上がeギフトを選択しています。
また、eギフトの受取相手は従来20代を中心とする若い世代に限られると思われていましたが、母の日・父の日での高い利用率が示すように、より幅広い年代に送ることへの抵抗感が減少してきていると言えるでしょう。

eギフト普及の背景要因
eギフト販売数の増加要因としては複数の理由が考えられます。特に大きな影響を与えているのは、SNSアカウントを通じたeギフトのやりとりが社会全体で増加していることでしょう。また、ソウ・エクスペリエンス株式会社では2024年から2025年にかけて、eギフトに対応した商品数を一気に拡充したことも普及を後押ししたと考えられます。
「当日購入・即時贈答」という新たなニーズに対応
eギフトは「当日買って、当日届ける」という新たなギフトニーズも掘り起こしています。誕生日や記念日など、特定の日を逃さずに贈ることが重要なギフトシーンにおいて、eギフトの即時性は大きな強みとなっています。調査によると、母の日・父の日の当日にeギフトを購入したユーザーは、通常の日の2倍以上に達していたことがわかりました。

ソウ・エクスペリエンス株式会社では、eギフトの需要増加は一過性のものではなく、今後も利用シーンが拡大していくと予測しているとのことです。一方で、人と人が対面でギフトを手渡しするコミュニケーションも重要性を増すと考えられ、同社は各シーンに最適化した商品開発やサービス設計に注力していく方針だということです。
ソウ・エクスペリエンス株式会社について
ソウ・エクスペリエンス株式会社は、体験ギフトを中心としたギフト商品の企画・販売を行っている企業です。同社が提供する体験ギフトは、受け取った方が多様な選択肢から一つを選んで体験できるというユニークなギフト形式です。
取り扱い体験の種類は、レストランやカフェでの食事、リラクゼーション施設での施術、陶芸などものづくり教室でのワークショップ、音楽教室、アウトドアアクティビティ、フィットネスなど多岐にわたります。「贈られてうれしい体験」を追求し、商品開発から販売、カスタマーサービスの提供まで一貫して行っています。
これらの体験ギフトは、誕生日プレゼントや結婚祝い、母の日などの個人間のギフトシーンだけでなく、企業が実施する消費者向けキャンペーンの賞品、会員向けインセンティブ、従業員への記念品や報奨などの法人利用でも広く活用されているとのことです。
会社概要
商号:ソウ・エクスペリエンス株式会社
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-60-5 オー・アール・ディ原宿ビルB1
代表取締役社長:山形英恭
設立日:2005年5月
事業内容:体験ギフトをはじめとしたギフト商品の企画・販売
出典元: ソウ・エクスペリエンス株式会社 プレスリリース