
株式会社電通デジタル(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:瀧本 恒、以下「電通デジタル」と称します)と株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:佐野 傑、以下「電通」と称します)が、TikTok内での動画コンテンツやLIVE配信を活用した商品の紹介から販売、購入までを一貫して行うことが可能なEC機能「TikTok Shop」を日本市場に展開するにあたり、クライアント企業の出店及び活用を支援するコンサルティングサービスを本日より開始したとのことです。
さらに、本サービスの展開に伴い、両社は「TikTok Shop Partner(TSP)」としての認定を受けたそうです。
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新サービス開始の背景
近年、消費者の購買行動はオンライン動画コンテンツと密接に関係しており、特にTikTokは動画コンテンツを通じて商品との偶然の出会いを生み出し、購買へとつなげるオールインワンプラットフォームとして注目されています。「TikTok Shop」は既に世界市場で運用されており、TikTok上での商品の認知から購入までを一貫して実現する新しい顧客体験を提供しています。また、両社グループはアジア市場において複数のクライアント企業の支援実績を有しています。
このソリューションは、クリエイティビティとデータを組み合わせ、商品やサービスとの偶発的な出会いから購買に至る顧客体験を設計するマーケティングアプローチ「偶発購買マーケティング™」の一環として開発されたとのことです。TikTokでの商品の認知から購入までの価値創造と顧客体験設計を統合的に計画することで、企業のマーケティングROIの向上を目指すそうです。
本ソリューションの特長
① データ分析に基づく戦略設計と商品開発
TikTok Shopにおける購買データを分析し、最適なマーケティング戦略の構築を行います。売上を最大化するために、TikTok Shopに適した商品の選定や企画、開発を支援するとのことです。
② コンテンツ制作と集客の最大化
電通デジタルと電通のクリエイティブ担当者の専門知識や、生成AIなどの先端技術を駆使し、TikTok Shopでの売上最大化を実現する高品質なコンテンツ制作を支援するそうです。効果的な配信をするために、TikTok LIVEや広告ブースト機能を活用したアカウント運営を行い、大規模な集客を実現するとのことです。
③ 効率的な運営と顧客育成
オウンドECやECプラットフォームへの出店支援で得た豊富なノウハウを駆使し、店舗の設立から管理、コミュニティ運営、CRMに至るまで幅広くコンサルティングを実施するとのことです。円滑な運営や質の高いカスタマーサポートを提供されるそうです。
その他、電通デジタルでは、TikTok上のアクティブユーザーをその特性や興味・関心に基づいて“トライブ”というグループで捉え、人気投稿(ハッシュタグ投稿)の収集・分析を行う「Tribe Driven Social Listening for TikTok」をはじめとした戦略的かつ先進的なサポートを提供しているとのことです。また、2021年には電通とともに組織した「TikTok Solution Lab」が、TikTokでのマーケティング活動の効果を最大化するためのフレームワークを構築し、事例の創出に努めているそうです。
今後の展開
この度、両社が「TikTok Shop Partner(TSP)」として認定されたことにより、「TikTok Shop」との連携が強化され、限定インセンティブを活用したより一層の高度なサービス提供が可能となるとのことです。
今後、商品認知から購入に至るまでの包括的な支援体制を構築し、両社グループが海外で得た実績や国内電通グループが保有する独自データとの統合分析から得られる洞察を活用し、クライアント企業による「TikTok Shop」への出店成果を最大化する支援を推進していくとも伝えられています。

「TikTok Shop」に関する取り組みは、電通が提唱する次世代マーケティングモデル「Marketing For Growth」の4つのプロセスの一つである「360° Experience(体験設計実装)」に関連するサービスであるとのことです。
出典元:株式会社電通デジタル プレスリリース