
株式会社ウブンが、自社開発するAmazonレポートの自動化ツール『Ubun BASE(ウブンベース)』にGoogleのAIモデル「Gemini」を活用したAIアシスタント機能を新たに搭載したことが発表されました。この機能により、Amazon事業のデータ分析と戦略立案がさらに効率化されることが期待されています。
この記事の目次
新機能搭載の背景
多くのAmazon運用担当者は、「Amazonのレポートは種類が多く、Excelでの加工作業に毎月何時間もかかっている」という課題を抱えているといわれています。また、「高機能なレポートツールやBIツール(ビジネスにおける大量のデータを収集・分析する機能を持つソフトウェア)によってデータが統合&可視化されていても、そこからインサイトを読み取るのは難しい」という声も多く聞かれるようです。
同社の『Ubun BASE』における「スライドレポート」機能は、これらの課題を解決するために開発されたものです。セラーセントラル/ベンダーセントラルの売上データ、Amazonスポンサー広告のパフォーマンス、Amazon Marketing Cloud(AMC)のリテンションレポート(ユーザーがサービスを継続して利用している割合を分析するためのレポート)まで、事業全体の数値を自動で集約し一つのレポートにまとめ上げることができます。
さらに、株式会社ウブンのAmazonマーケティングのノウハウが詰まった示唆に富んだ40ページ超の報告書を、"ボタン一つ"でGoogleスライド形式で生成することが可能とのことです。誰もが見やすく、チームでの分析や共有がスムーズに行える画期的な機能として、すでに多くのユーザーに活用されているとのことです。

今回、この「スライドレポート」機能に、GoogleのAIモデル「Gemini」を活用した「AIアシスタント」を新たに搭載することで、さらにパワーアップしたとのことです。この機能強化により、Amazon事業のデータ分析と戦略立案がさらに効率化されることが期待されています。
AIアシスタントが、分析と思考をサポート
ページごとのインサイトを自動で言語化
新しく搭載されたAIアシスタントは、売上・トラフィックの変動要因、商品別のパフォーマンス、複雑な広告指標の良し悪しなど、AIがデータとグラフを読み解き「見るべきポイント」をテキストで明確に示してくれるとのことです。これにより、膨大な数字の羅列とにらめっこする必要がなくなり、重要なポイントを素早く把握できるようになります。

レポート全体の要約を瞬時に作成
「で、結局今月はどうだったの?」という問いに答えるエグゼクティブサマリーを、AIがレポート全体のデータから判断して自動生成します。これにより、短時間で的確に状況をチームや関係者に共有することが可能になるとのことです。会議や報告の場で、膨大なデータから要点を絞って説明する手間が大幅に削減されるでしょう。

なお、この機能はマンスリーレポートのみが対象となっているとのことです。自動送信されるウィークリーやマンスリーレポートには現時点では対応していないため、注意が必要です。
同社によると、『Ubun BASE』が目指しているのは、単なる作業の自動化ではなく、AIとの協業により、人間が「考察」や「戦略立案」といった、より付加価値の高い業務に集中できる環境を創り出すことだとしています。日々の煩雑なデータ処理や集計作業から解放され、本来注力すべきマーケティング戦略の立案や改善活動に時間を使えるようになることで、Amazon事業の成長をさらに加速させることができるとのことです。
AIアシスタント機能の搭載により、『Ubun BASE』のユーザーは、これまで以上に効率的かつ効果的にAmazon事業のデータを分析し、戦略に活かすことができるようになるとされています。レポート分析業務を過去のものにし、Amazon事業の成長を加速させる新たな体験として、この機能の活用が期待されているようです。
『Ubun BASE』について
『Ubun BASE』は、株式会社ウブンが開発・提供するAmazonレポートの自動化ツールです。Amazon事業における様々なデータを自動で集約し、分析可能な形に整理することで、運用担当者の業務効率化を実現します。セラーセントラル/ベンダーセントラルの売上データ、Amazonスポンサー広告のパフォーマンス、AMCのリテンションレポートなど、複数のソースからデータを収集し、一元管理することができます。
特に「スライドレポート」機能は、これらのデータを40ページ超の充実したレポートとして自動生成する画期的な機能として、多くのユーザーから高い評価を得ているとのことです。今回のAIアシスタント機能の追加により、さらに使いやすく、価値の高いツールへと進化したとされています。
株式会社ウブンについて
株式会社ウブンは、Amazonに特化したマーケティング・テクノロジーによって、ECブランドの成長を実現するグロースパートナーです。ECブランドの成功をサポートするため、戦略策定から実行までのフルサービスを提供しています。広告の費用対効果だけでなく、新規顧客の獲得からLTV(ライフタイムバリュー)を加味した買い回りの最適化を設計し、ECブランドの売上最大化を実現しているとのことです。
豊富なAmazonマーケティングのノウハウと、独自開発のテクノロジーを組み合わせることで、クライアント企業のAmazon事業の成長を総合的にサポートしています。『Ubun BASE』は、そうした同社の強みを活かしたサービスの一つとして位置づけられています。
会社概要
株式会社ウブン
所在地:東京都港区虎ノ門3丁目1-1 虎の門三丁目ビルディング3階
代表取締役社長:森岡 健太郎
創業日:2018年1月4日
AIによるデータ分析の自動化は、今後ますます多くの業界で活用が進むことが予想されます。特にECビジネスにおいては、膨大なデータを効率的に分析し、迅速に戦略に反映させることが競争力の源泉となっています。『Ubun BASE』のようなAI搭載ツールの普及により、Amazon事業者のデータ活用がさらに進化していくことでしょう。
Geminiを活用したAIアシスタント機能の搭載は、Amazon事業におけるデータ分析の新たな可能性を示すものであり、今後の発展が注目されます。
出典元: 株式会社ウブン プレスリリース