フリークアウト、TikTok広告ターゲティング精度向上の新プロダクト「alpaka」を正式提供開始

株式会社フリークアウト(本社:東京都港区、代表取締役:時吉 啓司)は、TikTok広告のターゲティング精度を大幅に向上させる新たな広告配信プロダクト「alpaka(アルパカ)」の正式提供を開始したことを発表しました。このソリューションは、TikTok上のユーザー行動をAI解析し、特定ハッシュタグにエンゲージメントしたユーザー群(トライブ)をターゲティングすることで、広告効果を向上させるものです。

alpakaは、TikTok上でのユーザーの検索・視聴・エンゲージメント行動を人工知能で分析し、それぞれのユーザーが属する"界隈"(特定の関心コミュニティ)を可視化します。特定のハッシュタグが付いた投稿に最近エンゲージメントしたユーザーグループをターゲットにすることで、従来の興味関心ベースのターゲティングでは捉えられなかった文脈や熱量に基づいたアプローチを実現し、広告主とユーザーの間により自然で意味のある接点を創出するものとなっています。

alpaka公式サイト:https://alpaka.jp/

alpakaの提供背景と市場課題

近年、縦型ショート動画が主流となるなか、TikTok広告は企業の認知獲得や購買促進における重要なタッチポイントとなっています。しかし、多くの広告主は以下のような課題を抱えていることが指摘されています。

  • SNSにおけるユーザー行動に即したターゲティングができていない
  • ターゲティングの粒度が粗く、効果が不安定
  • 熱量の高いユーザーに届いているかが可視化しづらい
  • 運用リソースが限られ、柔軟な配信調整が難しい

これらの課題に対して、alpakaは「ユーザー行動に基づく"界隈"の可視化」×「ハッシュタグターゲティング」×「自動入札最適化」という3つの軸からアプローチを行うソリューションとして開発されました。

alpakaの主な機能と特長

1. 「誰に届けるか」の精度を高める、界隈ベースのターゲティング

TikTokでは「#簡単レシピ」「#プチプラコーデ」などのハッシュタグが、同じ関心を持つユーザー同士をゆるやかにつなげ、"界隈"と呼ばれる文脈コミュニティを形成しています。alpakaではこうしたハッシュタグが付いた投稿に直近でいいね・コメント・保存などのエンゲージメント行動をしたユーザー(トライブ)をAIが抽出し、広告を配信します。これにより文脈整合性の高いアプローチが可能となり、広告効果を高めることができるとされています。

2. ハッシュタグディスカバリー機能による"界隈"の輪郭把握

alpakaは、ターゲットユーザーの検索行動や訴求商材の情報をもとにAIが解析を行い、関連性・投稿数・トレンド性に基づいた複数のハッシュタグ群を自動で抽出します。これにより、想定外の関連ワードや共起タグを発見できるため、新たな訴求軸や文脈インサイトの発見にもつながるとのことです。

3. 自動入札ロジックによる効果最大化

TikTok広告と連携した自動入札最適化機能(bidding optimizer)を搭載しており、設定したKPI(6秒視聴単価、リーチ単価など)に基づき、CTR・視聴完了率・LP内エンゲージメントを定期的に分析し、入札調整を自動実行します。これによりタイムリーで柔軟な配信が可能となります。

同社の自社配信テストでは、完全視聴率が4.3倍、ランディングページ内のエンゲージメントが8倍(自社比)という顕著な成果も確認されたとのことです。

4. フルマネージド運用による導入支援

広告主や代理店に代わり、ハッシュタグ設計、入稿、レポート作成までをワンストップで支援することで、リソースが限られている企業でもTikTok広告の実施が可能になるとしています。

5. 制作から配信まで、界隈を捉えるグループ横断の一気通貫体制

TikTok広告では「誰から発信するか」が効果を大きく左右します。alpakaでは、グループ会社であるUUUM株式会社のクリエイターネットワークや制作ノウハウを活用し、ブランドに親和性の高い動画制作から"界隈"を捉える広告配信までを一気通貫で支援することが可能です。特に、UUUMによるタイアップ投稿とalpakaを連携させたSpark Ads展開は、自然な文脈と広告効果を両立する理想的な活用形となるようです。

また、ハッシュタグ設計から入稿、レポート作成までをワンストップで対応できるため、体制に余裕がない場合でも、手間なくTikTok広告を活用できるという利点があるとのことです。

導入事例:味の素株式会社

味の素株式会社では、alpakaを活用し、インフルエンサータイアップ投稿と連動した広告配信を展開しました。AIによるハッシュタグ解析で抽出した"自炊界隈"への精度の高い配信により、視聴単価の大幅な改善に加え、保存・再訪といった中長期の態度変容を促す成果も確認されたということです。

今後の展開

alpakaは今後、TikTok Shopとの連携、パフォーマンス予測モデルの高度化、セルフサーブ機能の提供などを予定しているとのことです。運用リソースが限られる環境でも、ターゲティング精度によって成果を出せる広告プロダクトとして、国内外のブランド支援をさらに加速していく方針です。

株式会社フリークアウトについて

フリークアウトは、インターネット広告のリアルタイム取引を日本で初めて事業化したマーケティングテクノロジーカンパニーです。認知拡大、需要喚起、顧客獲得、販促活動を最先端の独自機械学習エンジンによって効率化するマーケティングプラットフォーム「Red」、またその知見を応用したジオマーケティングプラットフォーム「ASE」を提供しています。

通信キャリア、航空会社、飲料メーカー、トイレタリー企業、流通、小売業等、様々な業種における課題解決を支援しているほか、独自アドプラットフォームの構築・運用支援を実現するためのプラットフォーム「Scarlet」の提供によりメディア事業者の収益最大化を実現するなど、広くデジタルマーケティング領域全体の課題解決を目指し成長を続けています。

  • 会社名:株式会社フリークアウト
  • 代表者:代表取締役 時吉 啓司
  • URL:https://www.fout.co.jp/freakout/
  • 所在地:東京都港区六本木 6-3-1 六本木ヒルズ クロスポイント

出典元:株式会社フリークアウト プレスリリース

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