ロッテグループ公式オンラインモールが決済承認率モニタリング強化のため株式会社YTGATEの「YTGuard」を導入

不正決済対策の専門企業である株式会社YTGATE(本社:東京都中央区、代表取締役:高橋 祐太郎)は2025年5月、株式会社ロッテ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長執行役員:中島英樹)が運営する「ロッテグループ公式オンラインモール」に、決済承認率のモニタリング強化ソリューションとして同社のサービスが導入されたことを発表しました。

導入の背景

ロッテ社が今回の導入を検討することになったきっかけは、外部カンファレンスでYTGATE代表・高橋氏のプレゼンテーションを聴講した際に「クレジットカードの承認率が近年低下傾向にある」という事実を認識したことにあるとのことです。さらに、2025年3月末から義務化された3Dセキュアの導入に伴い、自社サイトの承認率を測定したところ、承認率の低下による機会損失が明らかになったようです。この課題に対応するため、承認率改善の具体的施策として、YTGATEの決済最適化サービス「YTGuard」の導入が決定されたとのことです。

YTGATE社が選ばれた主な理由

・リアルタイムで承認率をモニタリングできる専用の管理画面が提供されていること

・カード会社との交渉が必要になった場合でも、YTGATE社の豊富な経験とノウハウに基づくサポートを受けられること

・承認率向上だけでなく、将来的な不正対策や決済トラブルにも的確に対応できると判断されたこと

株式会社ロッテのコメント

<コミュニケーションデザイン部EC推進課課長 村嶋 茂夫 氏>

「既に過去1年間の承認率について月ごとの分析を実施して頂いております。成立した注文の陰で、承認されなかった注文が数多くあったことに驚きました。現在はさらに分析を進めて頂いており、今後の改善に繋げていきたいと考えております。」

ロッテグループ公式オンラインモールについて

「ロッテグループ公式オンラインモール」は、ロッテのお菓子やアイスだけでなく、ロッテグループ各社(メリーチョコレート、銀座コージーコーナーなど)の商品を幅広く取り扱っているオンラインショッピングサイトです。世界でひとつだけの自分専用オリジナルコアラのマーチを作れるなど、このサイトでしか入手できない特別な商品も多数取り揃えています。

公式サイト:ロッテグループ公式オンラインモール

決済最適化サービス「YTGuard」について

YTGuardは、決済の可視化・不正検知・カゴ落ち防止をワンストップで提供するEC事業者向けSaaSです。

決済データの可視化・モニタリング

カード会社ごとの承認率やエラー率を3Dセキュア導入後の影響も含めてリアルタイムに分析します。

不正検知

最新の分析ツールを活用し、不正な支払いを見抜きながらも、正規のお客様の決済はスムーズに処理します。

カゴ落ち防止の新アプローチ

決済エラーの原因を特定し、それぞれのケースに適した解決方法を案内することで、購入途中で離脱してしまう「カゴ落ち」を減少させます。

会社概要

株式会社ロッテ

株式会社ロッテ ロゴ

会社名:株式会社ロッテ

代表者:代表取締役社長執行役員 中島英樹

所在地:東京都新宿区西新宿3-20-1

設立:昭和23年6月

事業内容:菓子、アイスクリーム、健康食品、雑貨の製造および販売

株式会社YTGATE

株式会社YTGATE ロゴ

会社名:株式会社YTGATE

代表者:代表取締役社長 高橋祐太郎

所在地:東京都中央区新富1-8-2 Grandir Ginza East 5F

設立:2023年10月2日

事業内容:決済関連コンサルティング事業、決済承認率改善支援、決済最適化支援SaaS事業

株式会社YTGATEは「決済を最適化し、世界をつなぐ」をミッションに掲げています。同社は決済承認率の向上を支援し、国内外のクレジットカード加盟店向けに決済効率化、安全対策、データ可視化などを包括的に提供しています。決済領域の専門家として、最適化された決済インフラを構築し、国内外のビジネスや生活をスムーズにすることを目指しているとのことです。

公式X(旧Twitter):YTGATE_inc

サービスや導入に関する詳細情報

YTGATEの決済最適化サービス「YTGuard」は、EC事業者が直面する決済関連の課題を包括的に解決するために開発されたものです。特に3Dセキュア義務化後の環境において、多くのオンラインショップが承認率低下による売上機会の損失という問題に直面しています。

今回のロッテグループ公式オンラインモールへの導入では、過去の取引データを分析することで、どの程度の機会損失が発生していたかを可視化し、改善策を提案したとのことです。村嶋氏のコメントにもあるように、「成立した注文の陰で、承認されなかった注文が数多くあった」という事実は、多くのEC事業者にとって見過ごされがちな重要な課題とされています。

YTGuardの特徴的な機能である「決済データの可視化・モニタリング」では、単にエラー率を表示するだけでなく、原因別の分析や改善提案まで行うことが可能だそうです。特に3Dセキュア導入後の影響を細かく追跡できることは、今後同様の対応を検討している企業にとって貴重な情報源となるでしょう。

また「不正検知」機能は、セキュリティと利便性のバランスを取ることに焦点を当てています。過度に厳しい不正対策は正規のユーザーの購入を妨げることになりますが、YTGuardは最新の分析技術を駆使して、不正な取引のみを効果的にブロックする仕組みを提供しているとのことです。

さらに「カゴ落ち防止」アプローチでは、従来のカゴ落ち対策が主にUI/UXの改善に焦点を当てていたのに対し、YTGuardは決済プロセス自体の最適化という新たな視点からソリューションを提供しています。決済エラーの原因を特定し、それに応じた適切なガイダンスをユーザーに提供することで、購入完了率の向上を実現するとしています。

YTGATE社は2023年10月の設立と比較的新しい企業ですが、決済領域に特化した専門性と実績により、大手企業からの信頼を獲得しているようです。今回のロッテグループとの協業は、同社のサービスの有効性を示す重要な事例となるでしょう。

なお、YTGATEの「決済を最適化し、世界をつなぐ」というミッションは、国内だけでなくグローバルな決済インフラの改善にも取り組む同社の姿勢を表しています。今後は国内EC事業者だけでなく、インバウンド対応やクロスボーダーEC支援など、より広範な決済最適化サービスの展開も期待されます。

出典元:株式会社YTGATE プレスリリース

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