
Groov株式会社が運営する、父の日についての様々な情報を発信する、父の日専門情報メディア「父の日.jp」は、全国の10代~70代の男女を対象に「父の日ギフトにかけられる予算はいくら?」というアンケート調査を実施し、その結果を公開しました。調査対象は665名で、調査結果からは物価高の影響が限定的であり、父の日ギフトの予算には大きな影響を与えていないことが明らかになっています。
この記事の目次
調査トピックスのポイント
- 物価高の影響は限定的。多くの人が"例年並み"の予算を維持。父の日ギフトは物価高に影響されにくい傾向
- 最も多かった予算帯は「2,000~3,000円未満」(17.3%)
- 僅差で「お金をかけない」(15.8%)が2位に
- 5,000円以上は高価格商品という認識。5,000円以上の選択は少数派
- 義父へのギフト予算は実父よりも約2,000円高く「4,000~5,000円未満」が最多
アンケート回答者の属性

「高すぎず、無理なく、気持ちを込めて」~父の日ギフトは"価格"よりも"心"が主役~

今回実施されたアンケート結果を分析すると、父の日ギフトの平均的な予算は3,000円前後に集中していることがわかります。この傾向からは、「形式よりも気持ちを伝えたい」という意識が強く表れています。また、「お金をかけない」と回答した人も2番目に多く見られ、必ずしも物質的なギフトにこだわらないスタイルが広がっていることが示唆されています。これは、言葉や感謝のメッセージ、一緒に食事を楽しむ時間など、より多様な方法で父の日を祝う傾向が強まっていることを反映しています。
一方で、「5,000円以上」の予算帯を選択した回答者は減少傾向にあり、「金額は問わない」(7.7%)や「10,000~30,000円未満」(2.4%)といった回答は少数派となっています。これらの結果からは、高価すぎない価格帯で気軽に感謝の気持ちを伝えられる"等身大"のギフトが現代のニーズに合っていると考えられます。また、父の日ギフトにおいては、5,000円を境に高価格帯と認識されるかどうかの分かれ目があるようです。
義父へのギフト予算は実父より約2,000円高い「4,000~5,000円未満」が主流

アンケート結果から、義父への父の日ギフトについては「気を遣いすぎず、失礼のない範囲」でプレゼントを選ぶ傾向が明らかになりました。最も多かった回答は「4,000~5,000円未満」で22.9%を占め、義父へのギフト予算が実父へのそれよりも高い傾向が示されています。
この背景には、義父へのプレゼントを選ぶ際に「気を遣わせず、しかし失礼のない贈り物を」という心理が働いていると考えられます。血縁関係のない義父に対しては、より礼儀や体裁を意識する傾向があり、適切な金額設定が求められる傾向があるようです。「4,000~5,000円未満」が最多となった点からは、"高すぎず安すぎない"バランスの取れた価格帯で誠意を伝えたいという配慮が読み取れます。
また、夫婦関係の中で「失礼がないように」という家族間の配慮が反映されている可能性もあります。義父への贈り物は、実父と比較して感情的な要素よりも社会的な関係性や距離感を意識した選択になりやすく、無難かつ好印象を与えるギフトが重視される傾向があります。適切な価格帯で感謝の気持ちを表したいという意識が強く表れています。
一方で、「お金をかけない」という回答も18.3%と高い割合を占めており、物質的なギフトだけでなく、言葉や気持ちで感謝を伝えたいという柔軟な考え方も一定数存在していることがわかります。
「2,000~3,000円未満」や「3,000~4,000円未満」も合わせると全体の3割以上を占めており、全体的な傾向としては3,000~5,000円前後の価格帯が主流となっています。高額なギフトを選ぶ人は少数で、「金額は問わない」(5.3%)や「10,000円以上」の回答はごく少数にとどまっています。
定点調査による年度別の推移

定点調査の結果からは、父の日ギフトの予算傾向が年々多様化しつつも、無理のない価格帯が主流になっていることが明らかになっています。
2025年の調査では、近年の物価高騰の影響をあまり受けておらず、例年と同様の結果となりました。「2,000~3,000円未満」が17.3%で最も多く、「3,000~5,000円未満」の価格帯も約3割を占めており、手頃な範囲で気持ちを伝えたいという傾向が強く見られます。一方で、「お金をかけない」という回答も15.8%と高い割合を占めており、物質的なギフトに限らない多様な感謝の表現方法が広がっていることがわかります。「金額は問わない」という回答も7.7%あり、特別な思いを込めたギフトを選びたいという層も一定数存在しています。
全体として、父の日ギフトは"高額である必要はなく、気持ちが伝わることが重要"というイベントへと成熟しつつあると言えるでしょう。今後は3,000円前後で提供される、実用性と思いやりが感じられるギフト提案がより重要になると予想されます。
まとめ
現在、米などの生活必需品の価格上昇が社会問題となり、節約志向が強まっている中でも、今年の父の日ギフトについては物価高の影響が限定的であり、多くの人が「例年並み」の予算を維持していることが今回の調査で明らかになりました。
このような経済状況においても、日頃の感謝の気持ちを伝える特別な機会として、父の日ギフトは「通常の家計とは別」と考える傾向があるようです。これは、厳しい経済環境の中でも、家族への感謝を表現する機会を大切にしたいという気持ちの表れかもしれません。仕事や生活の中で頑張るお父さんへの感謝の気持ちが、今年の父の日ギフト予算を支える重要な要因となっていると考えられます。
調査概要
【2025年版】父の日ギフトにかけられる予算はいくらですか?(父の日に関するアンケート調査)
10~70代の男女(計665名)
【父の日.jpアンケート調査概要】
調査エリア:全国
調査主体:父の日.jp
調査方法:インターネット調査
調査対象:10代~70代の男女665名
調査期間:2025年2月26日~3月19日
父の日.jpについて

2025年の父の日は、6月15日(日)です。
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また、ギフトの予算、購入場所、選択時に重視するポイントなど、「世間のギフト事情」についても定期的な調査を実施しており、贈り物を選ぶ際の参考にしていただけます。
出典元: Groov株式会社 プレスリリース