
株式会社ファンくる(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山口敬人)は、顧客の声を最先端の分析技術でファン増加につなげるサービスを提供する企業です。このたび同社は「ファンくる」会員を対象に定期的に実施している消費者意識調査の一環として、クラウドファンディングの経験について、1,012名(男性230名、女性782名)に調査を行いました。
この記事の目次
調査結果サマリー
- クラウドファンディングの経験がある人は全体の19%
- 参加したプロジェクトは「社会貢献・地域活性化」関連が30%、「飲食店・フード」関連が25%で、支援金額は「5,000~10,000円未満」が24%で最多
- クラウドファンディングを知ったきっかけとして最も多かったのは「SNSを見て」で41%
調査の結果、クラウドファンディングを経験したことがある人の割合は19%でした。年代別に見ると、40代が27%と他の年代と比較して経験者の割合が高いことが明らかになりました。また、参加したクラウドファンディングのプロジェクト内容としては「社会貢献・地域活性化」に関するものが30%と最も多く、次いで「飲食店・フード」関連が25%となっています。
支援金額については「5,000~10,000円未満」が24%で最も多く、「10,000~20,000円未満」が23%と続きました。参加したクラウドファンディングを知ったきっかけとしては、「SNSを見て」が41%で最多となり、「クラウドファンディングサイトを見て」が19%で続いています。
調査結果詳細
1. クラウドファンディングの経験者は全体の19%

今回の調査では、回答者のうち19%がクラウドファンディングの経験があると回答しています。これは約5人に1人の割合となります。年代別の分析では、40代の経験率が27%と最も高く、他の年代と比べてクラウドファンディングへの参加率が高いことが判明しました。
2. 参加プロジェクトは「社会貢献・地域活性化」30%、「飲食店・フード」25%、支援金額は「5,000~10,000円未満」が24%

クラウドファンディング経験者が参加したプロジェクトのジャンルについては、「社会貢献・地域活性化」関連が30%で最も多く、「飲食店・フード」関連が25%で続いています。消費者の間で社会的な意義のあるプロジェクトや、食に関連する取り組みへの関心が高いことがうかがえます。

支援金額については、「5,000~10,000円未満」が24%で最も多く、「10,000~20,000円未満」が23%と続いています。この結果から、クラウドファンディングへの支援金額として、5,000円から20,000円の範囲が一般的であることがわかります。
3. クラウドファンディングを知ったきっかけは「SNSを見て」が41%

クラウドファンディングを知ったきっかけとしては、「SNSを見て」が41%と最も多く、「クラウドファンディングサイトを見て」が19%と続いています。この結果から、SNSがクラウドファンディングプロジェクトの認知拡大に大きな役割を果たしていることが明らかになりました。プロジェクト実施者にとって、SNSを活用した情報発信が支援者獲得の重要な手段となっていると考えられます。
本調査では、上記の結果以外にも、クラウドファンディングへ参加したい理由やクラウドファンディングサイトの利用状況など、全29問にわたる詳細な回答が得られているとのことです。
調査概要
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:一般消費者
- 回答者:「ファンくる」に登録している全国150万人のユーザー
- 回答者数:1,012名(男性230名、女性782名)
- 調査時期:2025年4月28日~5月12日
- 調査項目:クラウドファンディングについての消費者調査
- 設問数:29
ファンくるについて

株式会社ファンくるは、顧客や従業員の声を独自の特許技術で分析することにより、店舗運営、商品開発、営業活動、従業員エンゲージメント等の向上を支援する様々なWebサービスを提供しています。あらゆる業界向けにサービスを展開しており、体験型情報サイト「ファンくる」の運営や、インターネットリサーチなどのマーケティング支援も行っています。
会社概要
- 会社名:株式会社ファンくる
- 代表者:代表取締役社長 山口敬人
- 資本金:1億円
- 創業:2004年8月26日
- 所在地:東京都千代田区岩本町 1-10-5 TMMビル4F
- URL:https://www.fancrew.co.jp/
事業内容
- 来店客調査「Fancrew CR」の運用・開発
- 消費者モニター調査「Fancrew MR」の運用・開発
- 販促・店頭調査「Fancrew PR」の運用・開発
- 契約率向上ツール「Fancrew ICR・CSR」の運用・開発
- 従業員満足度調査「Fancrew ES」の運用・開発
- 体験型情報サイト「ファンくる」の運用・開発
- インターネットリサーチ/マーケティング支援
まとめ
本調査からは、クラウドファンディングの経験者は全体の19%に留まるものの、参加者の傾向や支援対象、金額などが明らかになりました。特に「社会貢献・地域活性化」プロジェクトへの関心が高く、SNSを通じた情報発信の重要性が示されています。こうした調査結果は、クラウドファンディングを実施する企業や団体にとって、より効果的なプロジェクト設計や情報発信戦略を検討する上で有益な情報となるでしょう。
また、年代別では40代の参加率が高いという結果も、ターゲット層を考える上で参考になる知見です。今後、クラウドファンディングがさらに普及していく中で、こうした消費者の行動傾向や意識の変化を継続的に調査していくことの重要性が高まっていくと考えられます。
出典元:株式会社ファンくる プレスリリース