
2025年5月、株式会社ゲンキンカは20代から60代の男女150名を対象として「キャッシュレス決済に関するアンケート」を実施し、その結果を発表しました。この調査により、日常的にキャッシュレス決済を利用している人々の実態が明らかになっています。
<<主なポイント>>
■普段使われているキャッシュレス決済は「クレジットカード」が最多となっています。 次に「PayPay」、「交通系ICカード」と続いています。 ■1ヶ月あたりのキャッシュレス決済額は「1万円~3万円」が最も多く、特に女性は少額利用の傾向が見られました。 |
この記事の目次
調査概要
調査対象者:キャッシュレス決済を利用している全国の20代〜60代の男女
調査方法:インターネット調査(クラウドワークスを通じたアンケート形式)
有効回答数:150名
調査時期:2025年5月7日
質問数:全7問
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計100%にならない場合があります。
利用しているキャッシュレス決済ランキング
「普段使っているキャッシュレス決済を教えてください(複数回答)」という質問に対して、以下のような結果が出ています。

Q.あなたが普段使っているキャッシュレス決済を教えてください。(複数回答可)
1位:クレジットカード(VISA、JCBなど)
2位:PayPay
3位:交通系ICカード(Suica、ICOCAなど)
4位:楽天ペイ
5位:メルペイ
特筆すべき点として、PayPayの利用率が交通系ICカードを上回る結果となっており、スマートフォン決済の普及が進んでいることが示されています。
交通系ICよりもPayPayの利用率が高いという事実は、キャッシュレス決済の利用シーンが多様化していることを象徴していると考えられます。
また、性別による傾向としては、男性の方が交通系ICカードの使用率が高い傾向にあり、これは通勤などの利用状況が影響していると推測されます。
後払い決済の利用率は4.7%
Q. 「メルペイスマート払い」「ペイディ」「PayPayあと払い」などの、後払い決済を使うことはありますか?
ある:7人(4.7%)
ない:143人(95.3%)
「メルペイスマート払い」「ペイディ」「PayPayあと払い」などの後払い決済を利用している人は、わずか4.7%(7名)という結果になっています。そのうち4名が「PayPayあと払い」または「PayPayクレジット」と回答しており、スマホ決済の一部機能として後払いが利用されている様子がうかがえます。
1ヶ月あたりのキャッシュレス決済額

Q. キャッシュレス決済を毎月どのくらいの額利用していますか?
1万円未満:39人(26%)
1万円~3万円:51人(34%)
3万円~5万円:29人(19.3%)
5万円~10万円:21人(14%)
10万円以上:10人(6.7%)
最も多かったのは「1万円〜3万円」の利用者で全体の34%を占めています。一方、「1万円未満」の利用者は女性に多く見られ、女性の方が少額利用の傾向があることが明らかになっています。
バーコード決済のチャージ金額

Q. バーコード決済を使う方へ、1回のチャージでどのくらいの額を入金していますか?(自由記述)
1,000円:5人(6%)
2,000円:6人(7.2%)
3,000円:9人(10.8%)
5,000~10,000円:22人(26.5%)
10,000円:21人(25.3%)
20,000円:4人(4.8%)
30,000円:6人(7.2%)
40,000円以上:7人(8.4%)
その他:3人(3.6%)
バーコード決済利用者の間では、1回のチャージ金額として最も多かったのは「5,000〜10,000円」で、約51.8%を占めています。この結果から、高額すぎず日常使いに適した金額帯が好まれていることが推測されます。
考察
今回の調査結果から、キャッシュレス決済の主流がクレジットカードからバーコード決済へと徐々に移行しつつある実態が見えてきます。一方で、後払い決済の普及はまだ限定的であることも明らかになっています。
また、性別によって利用額や利用手段に違いが見られることも判明し、今後のマーケティング戦略やサービス改善を検討する上で参考になる結果となっています。
株式会社ゲンキンカについて
【会社概要】
会社名:株式会社ゲンキンカ
所在地:〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場3丁目2番22号 おおきに南船場ビル205
代表者:栗原 万友
事業内容:買取店のマーケティング支援
出典元: 株式会社ゲンキンカ プレスリリース