
株式会社メイキップが、同社が提供する「unisize 3Dシルエット表示機能」の導入により、ECサイトの購入率(CVR)が1.3%から1.5%へと上昇し、約1.2倍になったことを発表しました。この機能を利用しているクライアント企業からは、3Dシルエットによる視覚的なわかりやすさや各機能の利便性について高い評価の声が寄せられています。

この記事の目次
unisize導入中のECサイトにおける購入率が1.2倍に向上
「3Dシルエット表示機能」はunisizeの標準機能として提供されており、ユーザーが衣服を着用した際のシルエットを前後左右の4方向から視覚的に確認できる機能です。これにより、よりリアルなフィッティング体験が可能になります。
株式会社メイキップが実施した調査結果によると、この機能のリリース前後を比較して、unisize導入中のECサイトにおける購入率が導入前の1.3%から1.5%(※1)へと向上し、約1.2倍になったことが判明しました。この結果から、「3Dシルエット表示機能」がECサイトの購入率改善に効果的であることが確認されています。
(※1) 2025年5月2日時点 株式会社メイキップ調べ
調査概要
【集計期間】
リリース前集計:2025年1月25日から2月24日
リリース後集計:2025年4月1日から4月30日
【対象ECサイト】
unisize3Dシルエット表示機能を展開しているECサイト
導入クライアントからの評価
Honeys EC担当者
「3Dシルエットになることで、ゆとり具合が非常にわかりやすくなったと感じます。更にこのシルエットに色や柄が反映されると着膨れや着痩せ感まで分かると思うので、今後のアップデートに期待しております。」
axes femme EC担当者
「スカートやワンピースなど、シルエットから着用感が確認できたので、とても分かりやすいと感じました。今後の機能アップデートを楽しみにしております。」
ジュニアーオンラインショップ EC担当者
「着丈を確認する際に、靴をスニーカーとパンプスに切り替えて比較できる機能は、ユーザー目線でも非常に便利で使ってみたいと思いました。今後適用アイテムが増えることを期待しております。」
3Dシルエット表示機能の詳細
①4方向からのシルエット表示
3Dモデルを回転させることで、前後左右の4方向からシルエットを確認することができます。横から見た際の胸元からの布の落ち方や、ヒップがどの程度隠れる長さなのかなど、実際に着用する際に気になるポイントを視覚的に確認できる仕組みとなっています。

②靴を履いた際の裾丈イメージ再現
従来の2D表示では裸足での表示でしたが、3Dシルエット表示では靴を履いた状態での着用イメージが確認できるようになりました。さらに、3Dモデルの靴はスニーカーからヒールへの変更も可能で、ヒールを履いた際のボトムスの裾の落ち方など、利用シーンに応じたよりリアルな着用イメージを再現することができます。(※本機能は一部シルエットのみ対応)

株式会社メイキップでは、今後も3Dシルエットの利用状況をもとに、さらなる機能追加などを行い、アパレルECサイトを利用する多くのユーザーに対して、より快適な購買体験を提供できるよう努めていくとのことです。
unisizeについて
unisizeは、ECサイトで洋服やバッグなどを購入する際に、最適なサイズを提案するサイズレコメンドエンジンです。株式会社メイキップが所有する国内外のブランドの豊富なサイズデータを活用し、ユーザーの身体情報を基に、独自のアルゴリズム(特許取得済み)で適切なサイズを推定する仕組みとなっています。
また、新たに3D機能を標準搭載したことで、洋服の落ち感や前後左右の4方向から見たシルエット、衣服のゆとり、丈感、靴を着用したときの裾の長さなどが確認できるようになっています。これにより、オンラインショッピングにおけるサイズ選びの不安を軽減し、より確かな購買判断をサポートしています。

株式会社メイキップ 会社概要
社名: 株式会社メイキップ
代表者: 代表取締役 柄本 真吾
所在地: 東京都新宿区矢来町126 NITTOビル1F
ECサイトでの買い物体験をより良くする技術開発に取り組む株式会社メイキップ。今回の3Dシルエット表示機能の導入効果は、オンラインでの衣料品購入における「実際に着た姿がわからない」という不安要素を解消する一つの解決策として注目されています。リアルな着用イメージを視覚的に提供することで、顧客満足度の向上とともに購入率の上昇にも貢献していることが明らかになりました。
クライアント企業からの声にもあるように、今後は色や柄の反映や適用アイテムの拡大など、さらなる機能の充実が期待されています。また、この技術の普及により、アパレルEC業界全体での返品率低減やユーザー体験の向上にも寄与することが見込まれます。
unisizeの3Dシルエット表示機能は、テクノロジーを活用してオンラインショッピングの課題を解決する取り組みの一例として、今後も進化を続けていくことでしょう。
出典元: 株式会社メイキップ プレスリリース