売れるネット広告社グループが「買うAI×売るAI」戦略レポート公開、2030年に約3.4兆円市場へ向け新規事業検討開始

売れるネット広告社グループ株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長CEO:加藤公一レオ、東証グロース市場:証券コード9235)が、このたび、次世代D2C市場を主導するための戦略調査レポート『【買うAI×売るAI】AI主導時代に対応する次世代D2Cマーケティング』を公開しました。また、この公開に合わせて「買うAI×売るAI」領域における新規事業の具体的検討を開始したことを発表しています。

【買うAI×売るAI】── 世界の消費行動を塗り替える次の巨大テーマ

近年、消費者が購買プロセスをAIに委ねる「買うAI」の台頭と、企業側が販売・マーケティングをAIで最適化する「売るAI」の開発が急速に進展しています。売れるネット広告社グループが独自にまとめた調査によると、これらAIエージェント間のインタラクションがD2C業界のゲームルールを根底から変えることが予測されています。

同社はこの「買うAI×売るAI」こそが、次なる産業革命の中心テーマになると確信していると発表しています。

「買うAI」の普及予測シミュレーションを実施:市場の未来図

消費者が購買プロセスをAIエージェントに任せる「買うAI」の普及がどのように進むのか、同社は独自のシミュレーションを実施しました。

買うAIの普及予測シミュレーション

【予想結果】

●2030年:買うAIの採用率は7.8%、AI経由売上比率は約14%に達すると予測されています。AEO(Agent Engine Optimization)対応の有無が売上へ直接影響することになるとのことです。

●2033年:買うAIの採用率が18.2%を超え、キャズム(16%)を突破してアーリーマジョリティ期へ移行すると発表されています。AI最適化済みブランドと未対応ブランドの格差が顕在化していくことが予想されています。

●2035年:買うAIの採用率は27.2%、AI経由売上比率は約49%に達し、市場取引のほぼ半数で"AI対AI"交渉が行われる可能性があるとしています。人間向けUIのみを前提としたECは相対的に縮小すると同社は予測しています。

AIエージェントの商品選定プロセスを完全解析

また、AIエージェントの商品選定プロセスについても徹底分析を行い、AIがどのようなウェブサイトや情報を高く評価するのかを具体的に調査しています。AIエージェントは構造化データやAPIアクセス、ユーザーレビューの質など、多様で高度な基準を用いて製品選定を行っていることが判明したとのことです。

具体的な分析例として、AIが「30代男性向け化粧水」の選定を行うシミュレーションを実施したと報告されています。その結果、AIが公式サイトのみならず、比較サイトやユーザーレビューサイト、さらにはSNSからも情報を収集し、客観的な製品スペックに加え、「使用感」のような主観的な要素も重視していることが明らかになりました。

AIエージェントの商品選定プロセス分析

AI主導の購買プロセスが進展する中で、D2C(ネット通販)企業もAIエージェント向けの最適化戦略(AEO:Agent Engine Optimization)を採用し、自社のデジタル資産をAIが理解しやすい形に整備する必要があります。また、マーケティングや販売プロセスをAI化する「売るAI」を導入し、マーケティングの効率化と高度化を同時に実現することが求められているとしています。

この調査レポートは、投資家に対しても、AI活用がもたらす将来的な市場機会や競争環境の変化を理解する上で重要な洞察を提供するものとなっています。同社は今後も「買うAI×売るAI」の先端を走り、D2C(ネット通販)業界の未来をリードしていく姿勢を示しています。

次フェーズ:売れるネット広告社グループの挑戦

売れるネット広告社グループでは、これらの知見を踏まえ、「買うAI×売るAI」領域における新サービス開発プロジェクトを始動したことを発表しています。

また、同社が独自に試算したところによると、「買うAI×売るAI」領域の市場規模は2030年に約3.4兆円に達する見込みだということです。

売れるネット広告社グループは、この巨大な新市場の中で"先行者優位"を活かし、2027年までに200〜300億円規模のシェア獲得を目指していくとしています。この具体的なターゲットは、今後の事業計画および資本市場との対話の中でも、成長モデル構築の中核を担うものだと発表されています。

同社の挑戦は以下の3つの柱を中心に展開されるとのことです:

  • マーケティングAIデータ部門を中核に
  • クライアント向け「売れるAIシリーズ」の進化版構想
  • AEO最適化・販売AI自動化ツールの事業化検討を開始

単なるレポート公開にとどまらず、事業化フェーズへの本格展開を視野に入れていることが伺えます。

売れるネット広告社のAIに対する取り組み

売れるネット広告社では2024年7月に新設した「マーケティングAIデータ部」を通じて、クライアントの成果をAIによって最大化するための様々なサービスを展開しています。特に「売れるAIシリーズ」としてD2C(ネット通販)・店舗様向けに実用的なAIサービスを展開中であり、今後も最先端のAI技術を研究・活用してクライアントの成功に寄与していくと述べています。

売れるAIシリーズの概要

未来への覚悟

売れるネット広告社グループは、D2C業界における次世代AIシフトをリードする存在となるべく、挑戦を続けていくとしています。投資家に対しては、今後の同社の飛躍に期待を寄せるよう呼びかけていることが伝えられています。

売れるネット広告社グループのロゴ

出典元: 売れるネット広告社グループ株式会社 プレスリリース

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