
<< TOPICS >>
■約40%が睡眠に不満を持つ。疲労回復や睡眠時間不足、頻繁なトイレ、夜中の覚醒が主な悩み
■夏は夏用の布団に替え、冬は冬用の布団に替える習慣が6割以上。気候変動に応じて調整する人は約2割
マイボイスコム株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:高井和久)によると、7回目の『寝具と睡眠』に関するインターネット調査が2025年3月1日から7日にかけて実施された。
今回の調査では、睡眠に関する悩みや寝具についての関心の結果が紹介されている。
【調査対象】MyVoiceのアンケートモニター |
---|
この記事の目次
1. 1日の睡眠時間
1日の睡眠時間が7時間を超える人は40%を超えており、特に10・20代や70代では高い傾向が確認されたが、50代では低い割合を示している。5時間以下の睡眠を取る人は約20%に達している。
2. 睡眠の満足度
調査の結果、睡眠に満足していると答えた人(「満足」「やや満足」含む)は4割弱で、一方、不満を感じている人(「不満」「やや不満」の合計)は4割強となった。
7時間以上の睡眠をとる層では、満足する人が不満な人よりも多いことが示されたが、5時間以下の睡眠層では不満を抱く人の割合が60%を超えている。
3. 睡眠に対する悩み・不満
最も多く挙げられた睡眠に関する悩みは「眠りが浅い」で33.4%を占め、続いて「睡眠時間が足りない」「疲れがとれない」「トイレが近い」「夜中に目が覚める」が各20%台に達した。
「首、肩、腰などが痛くなる」と感じるのは女性に多く、「なかなか寝つけない」との回答は若年層で高く、「睡眠時間が足りない」や「朝すっきり起きられない」との回答は若年層女性に多く見られた。
「疲れがとれない」と感じる層は主に女性の30〜40代で、多くの高齢者が「夜中に目が覚める」や「トイレが近い」といった悩みを持っていることが分かった。

4. 寝具へのこだわり、選ばれている寝具
寝具にこだわる人は「こだわりがある」「まあこだわりがある」と答えた割合が3割弱であり、逆に「こだわりがない」「あまりこだわりはない」との回答は約45%にも上る。特に女性の10・20代では「こだわりがない」との回答が6割弱確認されている。
特にこだわりを持って選んでいる寝具では、(複数回答)「枕」が34.5%、次いで「マットレス」「掛け布団」がそれぞれ約20%であり、過去の調査と比較すると「枕」の重要性が減少していることがうかがえる。
女性の60〜70代では「掛け布団」「マットレス」「シーツ」が他の層と比較して高い選択率を示している。
5. 布団の交換状況
季節に応じた布団の交換習慣について尋ねた結果(複数回答)、夏の時期に夏用の布団に、冬の時期に冬用の布団に替える人がそれぞれ6割以上存在することが明らかになった。
「気温や湿気などの気候変化に応じて替える」と回答した人は19.8%で、特に女性の50〜70代に多く見られた。男性の10〜40代では「ほぼ一年中同じものを使う」との回答が高くなっている。

<< 回答者のコメント >>
☆寝具への不満点(全2,913件)
・私は重い布団がとても好きなのですが、納得できる重さの布団に出会えないことが多い。(男性34歳) |
・洗濯後にカバーを取り付ける時、ひもで結ぶのが手間に感じます。(男性46歳) |
・長年使用しているソファーベッドがへたっていて替えたいが、建物の構造上、大きなものを出し入れするのが困難でできない状況です。(男性56歳) |
・市場には多様な枕がありすぎて、店舗で気に入って購入したものも、自宅で使うと合わないことが多い。プロに選んでもらっても、合わない場合があるので悩ましい。(女性29歳) |
・花粉症の季節に外干しができないこと。そのため布団乾燥機を使用しますが、シーツなどを干す場所が限られ、洗濯頻度が減ってしまいがちです。(女性39歳) |
・収納を考えると複数の寝具を購入することが難しい。本当は洗い替え用にいくつか持っていたいのに。(女性48歳) |
出典元:マイボイスコム株式会社