
株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:細見研介)は2025年3月6日、新たなデジタルコマース事業としてオンラインショップ「ファミマオンライン」を開設しました。既存の「ファミペイWEB予約」やギフトサービスを統合・拡張し、独自の商品ラインアップと全国の店舗ネットワークを活かした“オンラインコンビニ”として展開します。
店舗と連携したECモデルで体験価値を拡張
ファミリーマートは全国約16,200店舗を展開しており、「ファミマオンライン」はそれらのリアル拠点と連携したOMO型のサービス設計が特徴です。オンライン上で注文した商品を最寄り店舗で受け取ることが可能で、物流網と購買体験を一体化させています。
同サービスは「“とっておき”に出会えるもうひとつのファミマ」をコンセプトに掲げ、地域銘品やオリジナルブランド商品、限定コラボグッズなどを提供。実店舗では取り扱っていない商品も取り揃えることで、来店頻度の高い既存顧客のオンライン誘導と新規接点の創出を狙います。
ファミペイと連携したデジタル施策も展開
決済手段としてファミリーマートのスマートフォンアプリ「ファミペイ」との連携を強化。購入額に応じた特典やキャンペーンの実施、ポイント還元など、ユーザー囲い込みを意識した設計となっています。例えばオープン記念として、ファミペイ決済による購入金額の全額キャッシュバック(抽選)や、初回購入者向けの割引クーポンを配信するなど、エンゲージメントを高める施策が複数用意されています。
オンライン限定商品の企画力を強化
目玉施策として、人気キャラクターやブランドとのコラボによる限定グッズを展開。2025年3月には、ファミリーマートの看板商品「ファミチキ」をモチーフにしたBE@RBRICKや寝袋セット、サンリオキャラクターとのコラボぬいぐるみなどが発売されます。これらの商品はオンライン限定で、一定のプレミア性を持たせることで、SNS等を通じた話題化やブランドロイヤルティ向上にも寄与する設計です。
また、アパレルカテゴリでは、同社オリジナルの「コンビニエンスウェア」がオンラインでも購入可能に。これまで店頭では取り扱いが限定的だったサイズやアイテムも含まれ、ラインアップの拡充が図られています。
ギフト市場にも参入、ECシーンの多様化へ対応
「ファミマオンライン」では、母の日・父の日といったギフト商材も取り扱います。早期割引の導入や幅広い商品群の提供により、贈答需要を取り込むことで新たな販路を開拓。ギフト1点購入につき、店頭で使えるコーヒー引換クーポンを配布するなど、リアルとの連動も意識した設計です。
▼ファミマオンライン
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