
GMOインターネットグループの一員であるGMOプレイアド株式会社(代表取締役社長:冨岡 信之)は、2025年3月10日(月)から、オンラインリサーチサービス「Depth X byGMO」の提供を開始することを発表しました。
この新サービスでは、生成AIを駆使し、調査対象者から得られた回答に基づいて自動的に追加の質問を生成することが可能となっています。これにより、従来の大規模調査では掘り下げられなかった「個々の回答の深堀り」が実現されます。結果として、マーケティングや商品企画に関与する担当者は、リアルな消費者の声を早期に収集し、新製品の開発や既存サービスの改善において、迅速かつ明確な決定を下せるようになります。
なお、「Depth X byGMO」に搭載された「オンライン調査において質問を動的に生成・最適化する技術」は、現在特許出願中とのことです(※1)。
(※1) 特許出願番号:G1586QP001
【「Depth X byGMO」について】
本サービスは、生成AIを利用した革新的なオンラインリサーチサービスです。国内有数の約3,400万人の調査対象者(パネルネットワーク)を活用し、AIにより回答者の意見を掘り下げることで、より具体的な生活者の本音や洞察を引き出します。
具体例として、新商品の開発中に「このデザインはどう思いますか?」との質問に対し、「少し派手に感じる」と応じた方には、AIが「具体的にどこが派手に感じますか?」という追加質問を自動生成します。この仕組みにより、企業のマーケティングや商品企画の担当者は消費者の「なぜそう思うのか?」という背景まで掘り下げることができ、マーケティング施策や商品企画においてより的確な洞察を得ることが可能となります。

■「Depth X byGMO」の特長
自動質問機能
回答内容に応じてAIがリアルタイムで追加質問を生成し、単なるアンケートでは得られない本音や洞察を引き出します。
迅速な質の高いデータ収集
従来の定性調査においては時間がかかる定性データ(具体的な意見や動機)を、最短2営業日で迅速に大量に取得できるのが強みです。
使いやすいデータ形式での提供
AIが回答内容を整理し、ラベル付けされたデータを提供することで、企業のマーケティングや商品開発に即座に役立つ情報を供給します。
【「Depth X byGMO」開発の背景】
近年、生活者のニーズが進化し、製品ライフサイクルも短縮されてきたことから、企業は市場の変化に迅速に反応する必要があります。特にマーケティングや商品開発においては「今、何が求められているのか」を正確に理解し、迅速に意思決定を行うことが不可欠です。
しかし、従来の調査手法にはいくつかの課題が存在していました。
定量調査:大規模なアンケートなどの数値データでは、生活者の本音や隠れた動機を充分に捉えきれません。
定性調査:インタビューやグループインタビューは高コストで、時間もかかるため、大規模調査を実施する際には難しい選択肢となります。また、回答者側にも時間的な負担が大きく、参加者が限られる傾向があります。
こうした問題を解決するために開発されたのが「Depth X byGMO」であり、本サービスはAIを活用して各回答者の回答に基づき最適な追加質問を実施します。これにより、従来の定量調査では把握できなかった具体的な情報を、大規模かつ短期間で集めることが可能になりました。

以上
出典元: GMOプレイアド株式会社リリース