ジーニーが生成AIを活用した辞書自動生成機能「AI辞書」をリリース

株式会社ジーニー(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:工藤 智昭、以下「ジーニー」)が提供するサイト内検索ツール「GENIEE SEARCH」が、このたび生成AIを活用した辞書の自動生成機能「AI辞書」を開始しました。

導入の背景と目的

近年、ユーザーは様々な表現や呼称を用いて情報を検索する傾向が強まっています。このため、サイト運営者にはユーザーが求める情報を正確に提供することが求められています。しかし、検索キーワードの略語や表記の違いによって、ユーザーが探している情報にアクセスできない事例が増えています。このような状況は、検索機能への信頼を低下させ、結果的にサイトからの離脱を促す要因となることがあります。

また、同義語辞書の作成は精度向上に欠かせないものの、手間のかかる登録作業が必要であり、属人的な作業になりがちであることが課題とされています。こうした背景から、ジーニーはユーザーが必要とする情報にスムーズにアクセスできるように「AI辞書」を導入しました。

「AI辞書」の機能概要

「AI辞書」は、サイト内検索時にユーザーが入力したキーワードに基づき、商品の情報や重要な言葉、ユーザーの検索履歴など複数の要素を分析し、AIが同義語辞書を自動的に生成します。

このAIにより生成されたキーワードは、表記のばらつきを吸収し、サイト内で異なる呼称や略称を用いて検索しても的確な結果を表示することができます。

同義語辞書のイメージ

この辞書は必要に応じて個別に調整可能で、サイト内検索の精度向上に貢献します。さらに、サイト運営者は作業工数を削減し、ユーザーは必要な商品やコンテンツをよりスムーズに見つけ出すことができるようになります。

「AI辞書」の導入メリット

検索結果の再現性向上

異なる表記で検索しても一貫した検索結果が得られることにより、ユーザーのニーズに応じた結果を提供することが可能になります。

検索結果0件の大幅削減

サイト内の表記と異なるキーワードで検索した場合でも、適切な検索結果を表示できることが実現します。ジーニーの検証によれば、検索結果が0件となるケースを約33%削減でき、ユーザーは求める商品や情報を見つけやすくなるとのことです。

業務効率改善の推進

辞書の作成やデータの登録・修正をAIが行うことで、運用にかかる業務工数が大幅に減少します。

ジーニーは今後もサイト運営者と来訪ユーザーが抱える課題をテクノロジーの力で解決し、全ての人々がマーケティングにおいて成功できる世界を目指して邁進していく所存です。

「GENIEE SEARCH」について

「GENIEE SEARCH」は、ECサイトや企業サイト向けに開発された高度な検索ツールで、Webサイト上に散在する情報を整理し使いやすくすることで、サイトの売上向上や顧客体験の向上を図ります。検索されたキーワードはシステムで集計・分析され、それをもとに検索結果の改善が行われ、ユーザーのニーズを把握したコンテンツ改善や商品開発にも役立てられます。

株式会社ジーニーについて

群馬県伊勢崎市に本社を構える株式会社ジーニーは、「誰もがマーケティングで成功できる世界の実現」と「日本発の世界的なテクノロジー企業へと成長し、日本とアジアの発展に寄与する」という二つのPurposeを掲げるソリューションプロバイダーです。

出典元:株式会社ジーニー プレスリリース

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