株式会社Minato(本社:東京都港区、代表取締役CEO:山﨑雄太)が、健康食品や化粧品の通販ブランド「ていねい通販」を運営する株式会社生活総合サービス(本社:大阪市西区靭本町、代表取締役:古賀 淳一)と連携し、主力商品『すっぽん小町』の転売対策の優れた事例を公開しました。2023年から継続して実施してきた転売対策支援により、『すっぽん小町』の楽天市場における販売シェアは4割から約9割へと大幅に改善されました。

転売対策前、ていねい通販様には「粒が潰れていた」「梱包が破れていた」「賞味期限が迫っている」といった顧客からの多数のフィードバックが寄せられていました。お客様に『すっぽん小町』を安心してご利用いただくために、Minatoが転売対策を支援しました。
◾️EC市場の成長と「転売」に関する社会課題
経済産業省が発表した「令和5年度電子商取引に関する市場調査」によれば、日本のEC市場は年々成長を続けており、2022年度の国内BtoC EC市場は24.8兆円に達し、前年比で9.23%の増加を示しています。この成長は今後も続く見込みです。マーケットの成長に伴い、Amazonや楽天市場、ヤフーショッピング、Qoo10等の大手ECモールもますます活発に機能し、ECモールに出店する企業や個人事業主の数も増え続けています。
しかし、市場の成長とともに、悪質な「転売」による商品流通の問題も浮上しています。フリマサイトやオークションに限らず、ECモール内での転売行為が目立ち、その結果、転売業者からの購入者が遭遇するトラブルも増加しています。
・商品が届かない
・賞味期限間近の商品が届いた
・商品が破損していた
・「転売ヤー」が転売目的で買い占めを行い、商品購入が困難になっている
・返品や返金希望の際、連絡が取れない等
こうした社会情勢を踏まえ、ECモールを運営する企業も対応に乗り出しています。2024年4月にはLINEヤフーが「ヤフーショッピング」において「無在庫転売」に対する「ストア運用ガイドライン」を改訂。また、楽天市場でも「安心・安全かつ適正な流通環境構築に向けた取り組み」が発表されており、悪質な転売業者や販売者に対する協定を締結した企業を公表しています。
「転売」がもたらす社会的な影響や問題が広がる中、国や企業が健全な正規流通環境を確立し、消費者の安全を守るための転売対策がますます重要視されるようになっています。
※参考:2024年9月25日発表 経済産業省 令和5年度電子商取引に関する市場調査結果
◾️Minato式転売対策の概要
Minatoの転売対策は、ECモールにおける悪質な「転売ヤー」を減少させ、「真に商品を必要とするユーザーに正規流通商品を届ける」ためのサービスを提供しています。

この施策により、正規流通販売の増加が促進され、適正価格の維持や品質の安定化、転売目的の買い占めの防止、売上の向上、ブランド価値の保持が期待されます。
「ECモール規約」及びお客様の「自社規約」を基盤に、商品の転売状況の確認や対応依頼を行います。さらに、EC支援に関するノウハウを活用し、各ECモールでの転売状況をトータルに調査し、商品ページ内での注意喚起や予防策についても包括的に支援します。
◾️株式会社Minato 代表取締役CEO 山﨑の言葉

ていねい通販様との連携を通じて、当社の転売対策サービスの重要性を再認識しました。悪質な転売品を放置することは、売上の喪失だけでなく、転売商品の在庫管理や低評価レビュー、顧客とのコミュニケーション機会の減少を引き起こし、顧客に不安を与え、信頼を損なう要因となります。当社は、長年のノウハウを基に、各ECモールに最適化された転売対策を実施し、より多くの企業様に安心して商品を提供する環境づくりをサポートしていきます。
出典元:株式会社Minato