株式会社WeCapitalが運営する『ヤマワケ』は、Z世代の会社員を対象に「Z世代×実物資産投資」に関するアンケート調査を行いました。

近年、Z世代において「実物資産(物への投資)」が大きな関心を集めています。自動車や高級時計、スニーカー、アートなど、物に価値を見出す傾向が顕著になっており、これはメルカリなどのフリマアプリの普及や、経済の不安定さが影響しているのかもしれません。

Z世代が実物資産投資をどのようにとらえているのか、興味を持っている具体的なアイテムは何か、さらに自由に使えるお金の額面や過去の支出状況についても調査を実施しました。

本調査では、Z世代の会社員1,007名に対して「Z世代×実物資産投資」に関する調査を行い、その結果を以下に示します。

・約半数のZ世代が物に投資したことがあると回答

・投資経験があるアイテムのTOP3は「車」「ブランド品(バッグなど)」「時計」

・投資後の運用方法は「保有し続ける」「使用する」「購入金額を上回る価格で売却する」

・約8割が、価値の上昇を予測する物を購入することは難しいと回答

・毎月自由に使えるお金は「2万円~3万円未満」が最多

・自由に使えるお金を増やすための取り組みは「貯金」「ポイント活動」「投資」

物に投資をしたことがあるZ世代は約半数!

最初に、「車やブランド品などの物に投資したことはありますか?」と質問したところ、『ある(46.0%)』『ない(54.0%)』という結果が得られました。

ほぼ半数のZ世代が物に投資した経験を持っていることが伺えます。

さらに、どのようなアイテムに投資を行ったのか尋ねたところ、最も多く挙げられたのは『車(44.7%)』、次いで『ブランド品(バッグなど)(37.2%)』『時計(33.7%)』でした。

高額商品への投資経験があるZ世代が多いことが見て取れます。

では、投資後にどのように活用しているのでしょうか。

「物に投資した後はどう活用していますか?」という質問に対し、多くの人が『保有し続ける(49.7%)』と回答しました。次に多かったのは『使用する(39.5%)』『購入金額を上回る価格で売却する(27.9%)』でした。

約半数が物を保有し続けていることが明らかになりました。

物への投資に関するZ世代の考えは?

将来、価値が上昇すると考えられる物についての意見はどうでしょうか。

「将来、価値が上がりそうな物はありますか?」と尋ねたところ、最も多い回答が『金・銀・プラチナ(46.8%)』でした。次点が『不動産(30.7%)』『時計(23.0%)』という結果でした。

現在も価値が上昇していることや希少性のある《金・銀・プラチナ》《不動産》《時計》などが将来的に価値を高めると考える人が多くいることが分かります。

毎月自由に使えるお金は「2万円~3万円未満」が多数

では、月々の自由に使えるお金はどれほどなのでしょうか。

「生活費を除いて毎月自由に使える金額はどのくらいですか?」との質問に、最も多くの人が『2万円~3万円未満(17.7%)』と回答しました。次いで『3万円~4万円未満(14.6%)』『1万円~2万円未満(13.7%)』の回答がありました。

自由に使えるお金には幅がありますが、全体として1万円から4万円未満の範囲に収束していることが伺えます。

自由に使えるお金を増やすための取り組みについても調査が行われました。

「自由に使えるお金を増やすために何かしていることはありますか?」と問うと、最も多くの回答が『貯金(55.6%)』であり、次いで『ポイント活動(41.1%)』『投資(37.6%)』という結果が得られました。

約6割の人々が自由に使えるお金を増やすために貯金をしており、またポイ活や投資がZ世代の資金獲得のスタンダードになりつつあることが確認できました。

まとめ:約8割が将来の価値上昇を予測し、物に投資することは難しいと感じています。

今回の調査を通じて、Z世代の物への投資意識や自由に使えるお金の使い方が明らかになりました。

約半数のZ世代が自動車、ブランド品、時計などに投資した経験があり、投資後は保有し続ける、使用する、または高額で売却することが多いということが分かりました。

価値上昇が期待できる物としては「金・銀・プラチナ」「不動産」「時計」などが挙げられていますが、約8割の人々が、将来価値が上がると思って物を購入することは難しいと感じていることが確認されました。

自由に使えるお金を増やすために「貯金」「ポイント活動」「投資」を行っている人が多いことも明らかになりました。

出典元:WeCapital株式会社

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ