株式会社電通デジタル(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:瀧本 恒、以下、電通デジタル)は、AIを駆使し企業の次世代マーケティング活動を支援するサービスブランド「∞AI®」の一部として、対話型AIを通じた顧客接点の高度化や業務効率化を目指す「∞AI Chat」において、トレジャーデータ株式会社(本社:東京都千代田区、社長執行役員:三浦 喬)が提供するカスタマーデータプラットフォーム(CDP)ソリューション「Treasure Data CDP」との連携を実現しました。この連携により、対話型AIが顧客データに基づいて個別に最適化されたコミュニケーションを実施でき、企業は一層充実した顧客体験を提供できるようになります。
近年、日本国内市場における生成AI関連サービスは増加の一途をたどっています。シンプルなプロンプト入力や音声認識の技術向上により、生成AIはより良い回答を引き出すようになり、顧客とのコミュニケーションの分野でも大きな変革をもたらしています。
特に、対話型AIを提供する企業は、従来のチャットボットと比較して、より詳細な回答を迅速に生成できるようになっています。これにより、オペレーターの対応コストを抑えつつ、多くの顧客とOne to Oneのコミュニケーションを効率的に行えるようになりました。
一方で、顧客に対して正確な回答や細やかな対話を実現するためには、データの整備が必要不可欠です。顧客の期待を上回る対応が行われなければ、顧客満足度の低下や離反を引き起こし、事業にマイナスの影響を及ぼす恐れがあります。
この度、セキュアな環境下で簡単にチャットボットを構築できる「∞AI Chat」に、190を超える標準コネクタを利用したデータ統合機能と複雑なセグメンテーションに対応する「Treasure Data CDP」を連携させ、対話型AIの発話内容を個別最適化しました。顧客との過去の会話ログや購買履歴といった「Treasure Data CDP」に蓄積されたパーソナルデータを活用し、顧客の状況に応じた最適なリコメンデーションを行い、購買を促進したり離反を防止したりします。顧客はストレスなくシームレスな体験を享受し、同時に企業は業務効率を自動化により向上させ、顧客満足度も高まるでしょう。
電通デジタルは、この連携を通じて高度化された対話型AIを活用し、最適な顧客体験を提供し、企業の事業成長に貢献していく所存です。
出典元:株式会社電通デジタル プレスリリース