株式会社ウブン(本社:東京都港区、代表取締役:森岡健太郎)は、Amazon Marketing Cloud(以降AMC)と同社が開発運用するAmazon売上&広告レポートの自動化ツール「Ubun BASE」を連携したより精度の高いAmazonマーケティング支援が可能となりました。今回はAMCを用いて、2023年のAmazonセール期間中のユーザー動向を調査しました。

本調査は2024年7月16日(火)から17日(水)まで開催されるプライムデーに向けて、最適なAmazonマーケティング戦略計画の参考となるよう実施されたものです。
商品を購入するユーザーの約半数は、プライムデー前に商品ページを閲覧して購入している

プライムデーで購入したユーザーの48%は、プライムデーより前に初回閲覧をしていることがわかりました。特に購入ユーザーの20%程度はプライムデーの1週間前から下見をしています。
プライムデー中の売上アップのためには、プライムデー前にユーザーに商品ページを見てもらう施策を講じ、購入検討をしてもらうことが重要です。
また、以下の図の通りカテゴリ別に見ても、プライムデーの期間前に複数回商品ページを閲覧するほど注文率が高く推移することがわかりました。特に、Beauty、HPC(ヘルス&パーソナルケア)の上り幅が大きいのは、買い回りが多い商材のためだと推測できます。
ただ一方で購入ユーザーの行動としては6割近くがプライムデー前の商品ページの閲覧は1回に留まっています。
事前に1回にとどまらず複数回商品ページを閲覧させることで、気になる商品として認識してもらうことも重要です。


プライムデー前にカートや欲しいものリストに追加したユーザーの40%以上が購入に至らない

2023年では、プライムデー前にカートや欲しいものリストに追加したユーザーの40%以上が購入に至らないという結果が出ました。これらの機会損失を改善するために、プライムデー期間中も商品ページ訪問回数が多いと、注文率、単価がアップすることから、期間中にも自社商品ページを多く回遊させることが重要だと言えます。
購入したユーザーの77%はプライムデー期間中も2回以上商品ページを見ている

プライムデー期間中に購入したユーザー数のうち77%は2回以上商品ページを見ていることがわかりました。2回以上に閲覧を引き上げることで、注文点数・単価がアップし、さらなる売上アップに繋がる可能性があると言えるでしょう。

プライムデー期間中も商品ページ来訪が多いユーザーほど、注文率がリフトする傾向にあります。
これらの結果から、繰り返しにはなりますがプライムデー前も期間中も複数回商品ページを閲覧してもらうような施策を講じることで、売上の最大化を測ることが重要だと言えます。