コンテンツマーケティングとは、ホワイトペーパーや記事コンテンツなどユーザーに役立つ有益な情報を提供して、見込み顧客を獲得し、自社サービスの認知度向上や集客、購買やファン化につなげるマーケティング手法です。

ユーザーとしては、企業からの一方的な商品アピールといった売り込み型ではなく、ユーザー自らが必要な情報を取りに行き、自分の意思でサービスの購入を決定したい傾向があるため、コンテンツマーケティングをより重要視する企業が増えつつあります。

そこで今回、株式会社リンクアンドパートナーズは、3年以上コンテンツマーケティングを実施しているマーケティング担当者521人を対象に、「BtoB/BtoC企業コンテンツマーケティングの比較調査」を実施しました。

出典元:https://www.prizma-link.com/press/whitepaper/form/whitepaper48


BtoB企業・BtoC企業のコンテンツマーケティング使用チャネルは両方とも「自社サイト」「自社ブログ」「SNS」が上位3位

「Q1:コンテンツマーケティングに使用しているチャネルはどれですか?(複数回答可)」と質問したところ、下記の結果になりました。

・BtoB

『自社サイト』59.8%

『自社ブログ』36.1%

『SNS』30.1%

『プレスリリース』27.8%

『YouTube』25.6%

『ホワイトペーパー』14.3%

・BtoC

『自社サイト』72.2%

『SNS』43.9%

『自社ブログ』31.4%

『プレスリリース』28.2%

『YouTube』27.8%

『ホワイトペーパー』11.0%


設定しているKPIは、BtoB企業の第1位:「ユニークユーザー数」、BtoC企業の第1位:「ページビュー数」

「Q5:コンテンツマーケティングのKPIはどのように設定していますか?(複数回答可)」と質問したところ、下記の結果になりました。

・BtoB

『ユニークユーザー数』41.4%

『ページビュー数』38.7%

『セッション数』35.0%

『商品/サービス詳細ページへの遷移率』32.0%

『資料のダウンロード数』30.1%

『問い合わせ数』22.6%

『リード数』13.5%

『受注数』7.5%

・BtoC

『ページビュー数』48.2%

『ユニークユーザー数』42.4%

『セッション数』35.3%

『商品/サービス詳細ページへの遷移率』32.9%

『問い合わせ数』32.2%

『資料のダウンロード数』24.3%

『リード数』17.3%

『受注数』16.5%


約3割がコンテンツマーケティングの成果を感じるまで『半年~1年未満』と回答!約半数が半年未満で成果を感じていることも判明

「Q6:コンテンツマーケティングの成果を感じるまで、どれくらいの期間がかかりましたか?」と質問したところ、BtoB企業は上位から『半年~1年未満(27.8%)』『3ヵ月~半年未満(25.2%)』『1ヵ月~3ヵ月未満(16.9%)』、BtoC企業は上位から『半年~1年未満(31.4%)』『3ヵ月~半年未満(30.2%)』『1ヵ月~3ヵ月未満(15.3%)』という回答結果になりました。


コンテンツマーケティングの成果の満足度は、BtoB企業が約8割、BtoC企業が約7割

「Q7:現在のコンテンツマーケティングの成果について、どのように感じていますか?」と質問したところ、下記の結果になりました。

・BtoB

『とても満足している』23.3%

『やや満足している』57.9%

『あまり満足していない』16.9%

『全く満足していない』1.9%

・BtoC

『とても満足している』16.5%

『やや満足している』52.9%

『あまり満足していない』27.5%

『全く満足していない』3.1%


コンテンツマーケティングで成果を出すために重要なことは、BtoB企業・BtoC企業の両方とも『コンテンツの質』が最多という結果に

「Q10:コンテンツマーケティングで成果を出すために重要なことは何だと思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、下記の結果になりました。

・BtoB

『コンテンツの質』52.6%

『市場や業界動向の把握』38.0%

『フォローコール』35.0%

『顧客課題のヒアリング』27.1%

『中期的なナーチャリング』18.8%

『クリエイティブやデザイン』12.4%

『その他』0.0%

・BtoC

『コンテンツの質』55.3%

『顧客課題のヒアリング』37.7%

『市場や業界動向の把握』35.7%

『フォローコール』32.6%

『中期的なナーチャリング』18.8%

『クリエイティブやデザイン』18.1%

『その他』0.8%


まとめ

今回、株式会社リンクアンドパートナーズは、3年以上コンテンツマーケティングを実施しているマーケティング担当者521人を対象に、「コンテンツマーケティング」に関する調査を実施しました。

コンテンツマーケティング使用チャネルでは、BtoB企業・BtoC企業の両方とも「自社サイト」「自社ブログ」「SNS」が上位3位を占めていることが分かりました。

設定しているKPIに関しては、BtoB企業の第1位「ユニークユーザー数」、BtoC企業の第1位「ページビュー数」と違いがありますが、成果を感じるまでは両方とも『半年~1年未満』が最も多いようです。また、約半数が半年未満で成果を感じていることも分かります。

コンテンツマーケティングの成果の満足度については、BtoB企業が約8割、BtoC企業が約7割と、高いことが示されました。

成果を出すために重要なことは、BtoB企業・BtoC企業の両方とも「コンテンツの質」が最多という結果になっていることから、コンテンツのクオリティの重要性が明らかになっています。

これからコンテンツマーケティングを始めたい方は、「コンテンツの質」に注力することが鍵になるのではないでしょうか。

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