株式会社ファナティック(本社:東京都渋谷区、代表取締役:野田大介、以下 ファナティック)とデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員CEO兼CCO:田中雄三、以下 DAC)は共同で、自社ECに掲載中のショート動画を広告に自動連携する仕組みを実現しました。第一弾として、Meta広告において、動画コンテンツを活用した商品レコメンド配信サービスを提供開始します。

昨今、動画コンテンツは、SNSや動画プラットフォームを中心に、消費者のショッピング体験を多様化・充実化させ、eコマース上での購買の意思決定に大きな影響を与えています。そうした中、ファナティックはWebサイトや通販サイト上にリンク付きの縦型ショート動画を投稿できるサービスツール「ザッピング」(※1)を開発し、縦型ショート動画の量産化や自社ECサイトへの自動連携の仕組みを提供してきました。
また、DACのコマースDX横断対応組織「CROSS COMMERCE Studio」では、データフィードマネジメントシステム「seil Powered by sherpa(以下 seil)」において、MetaのVideoを用いたダイナミック広告メニュー「Product Level Video(PLV)」に対応し、eコマースの売上促進に寄与する“動画コンテンツによるダイナミック広告“の配信を支援しています。(※2)
このたび、「ザッピング」と「seil」が連携し、「ザッピング」を経由して自社ECに掲載中のショート動画をダイナミック広告へ自動連携することが可能となりました。これにより、さらに効果的な広告活用を促し、企業の売上促進を実現します。
■サービスの特長
1. 「ザッピング」×「seil」の強みを活かした、優れた広告パフォーマンス
データフィードマネジメントシステム「seil」は、ECサイトや外部ツールとのデータ連携により、Metaのダイナミック広告「PLV」に特化したデータフィード(商品カタログ)を自動生成します。「PLV」において、「ザッピング」での商品紹介やコーディネート、ショップニュースなどの接客ショート動画を自動配信することで、ブランドや商品の理解をより自然に促進でき、パフォーマンス向上が期待できます。これまでも、「seil」の加工機能をあわせて利用することで、サイト誘導率が約150%アップ、購入率が約120%アップするなどの実績があり、今回も同様の効果を期待できます。
2. 工数削減による効率化
「ザッピング」×「seil」の連携により、Metaの広告配信プラットフォームへの動画素材の連携が全自動化され、さらに広告配信中に掲出されるクリエイティブも自動で最適化されます。これにより、初回入稿時の手動連携および広告配信中の手動でのクリエイティブ差し替えが不要となり、大幅に工数が削減できます。
さらに今後、Meta以外にも、CriteoやGoogleなどで動画を活用したレコメンド配信が可能となった場合のこれらの媒体への展開や、LINEメッセージ配信連携によるCRM施策への拡張など、ファナティックのフルファネルマーケティング支援ノウハウと、「seil」が持つあらゆる媒体に連携できる仕組みを活かし、ショート動画を活用したマーケティング施策に対し、効果的かつ効率的なサービスの提供を推進してまいります。
両社はこれからも、各パートナー企業との連携を視野に入れた多角的かつ横断的な対応を目指して取り組んでまいります。
(※1)縦型ショート動画の接客ツール「ザッピング」について:https://xapping.com/
(※2)2024年1月24日リリース『DACのデータフィードマネジメントツール「seil」、Metaの「Product Level Video」に対応した新機能を提供開始国内でいち早くPLVに対応し、eコマースの売上促進に寄与する“動画コンテンツによるダイナミック広告”の支援を強化~』https://www.dac.co.jp/press/2024/20240124_ccs