「新たな金融のカタチを創り出す」をミッションに掲げる株式会社バンカブル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙瀬 大輔、以下、バンカブル)が提供する、広告費の4分割・後払い(BNPL※1)サービス「AD YELL(アドエール)」と、仕入費の4分割・後払い(BNPL)サービス「STOCK YELL(ストックエール)」を含めた「YELLシリーズ」(※2)の累計取扱高(以下、GMV)が、2024年2月末時点で300億円を突破したことを、お知らせいたします。

  • 「YELLシリーズ」GMV伸長の背景

米国中央銀行の金利引き上げなどを背景に、成長段階にあるスタートアップ企業の資金調達環境は苦しい状況が続いております。「YELLシリーズ」のサポート対象である広告費や仕入費は、スタートアップ・ベンチャー企業が成長するために欠かせない資金であり、適切なタイミングですぐに投資することで、効果を発揮することが多くあります。そのうえ、先行投資のなかでも大きな割合を占め、キャッシュフロー負担が大きい科目といえます。しかし、担保として評価しきれないという理由から金融機関の融資が受けられなかったり、時間がかかるという理由から株式発行による調達を選択できなかったり、従来の資金調達方法で対応することが難しい状況にありました。

EC事業者さまを中心にご利用が広がった「YELLシリーズ」は、2022年5月正式提供開始から9カ月後の2023年2月末時点でGMV100億円、その7カ月後の2023年9月末時点でGMV200億円を突破。その後、2023年末にお客さまのご利用金額が伸びたこともあり、さらにGMVが伸長。正式提供開始から1年9カ月後の2024年2月末時点で、GMVが300億円を突破いたしました。

GMVの加速度的な成長を支える理由の一つとして、「AD YELL」の正式提供を開始した当初より、ご利用いただいたお客さまやパートナー企業さまからのご紹介を継続的にいただいており、スタートアップ・ベンチャー企業が成長する過程で生じるキャッシュフロー課題に、スピード感をもって対応できるファイナンスの打ち手として「YELLシリーズ」を採用いただいているからだと捉えております。

  • 今後の展望

バンカブルの試算では、「YELLシリーズ」が対象とする市場規模は、約5兆4,100億円(※3)と推定しております。事業者さまのファイナンス課題に合わせ、よりご利用いただきやすいサービスを目指し、審査モデルのアップデートを中心に既存サービスの強化と新サービス開発に注力いたします。それにより、さらに支援できる事業者さまの企業数と支援領域の拡大を目指してまいります。

  • ご利用開始までの"スピード"の加速と"手間"を削減した「YELLシリーズ」について

これまで、累計168社(※4)の事業成長の支援を通じて、「YELLシリーズ」ご利用前後での売上比較では、約62%増(※5)という実績がでております。

「AD YELL」について

「AD YELL」は、Web広告の出稿費用を4回に分割・後払いが可能となるサービスです。請求書払いと法人カード払いに対応しており、オンラインによるお申し込みから最短3営業日でご利用が可能になります。原則として、担保や連帯保証人のご用意が不要(※6)で、融資ではなく立替でサポートするため、今後の事業者さまの借入枠にも影響を及ぼしません。これらのサービスを通じて、事業者様のキャッシュサイクルを改善し、運転資金を圧迫しない形で事業成長を支援いたします。

【「AD YELL」サービスサイト】https://vankable.co.jp/lp

「STOCK YELL」について

「STOCK YELL」は、商品の仕入れにかかる費用を4回に分割・後払いにできるサービスです。オンラインによるお申し込みから最短3営業日でご利用が可能になります。「AD YELL」と同様に、原則として、担保や連帯保証人のご用意が不要(※6)で、融資ではなく立替でサポートするため、今後の事業者さまの借入枠にも影響を及ぼしません。これらのサービスを通じて、事業者様のキャッシュサイクルを改善し、運転資金を圧迫しない形で事業成長を支援いたします。

【「STOCK YELL」サービスサイト】https://vankable.co.jp/lp/stockyell

※1 後払い式の決済手段「Buy Now, Pay Later」の略。信用調査が簡易なため、欧米・若年層を中心に市場の広がりを見せている。今後、さらなる市場規模の拡大が予測されており、BtoB向けサービスの広がりも注目を集めている。

※2 広告代理店向け媒体費支払いサイト延長サービス「AD YELL PRO(アドエールプロ)」も含む3商品の総称。

※3 AD YELL/AD YELL PRO:インターネット広告市場から試算…①、STOCK YELL:2021年EC市場(業種別)から試算…②

TAM(①+②)を弊社サービス対象範囲でフィルタリングし試算したSAM(Serviceable Available Market)。

※4 2024年2月末時点。

※5 2022年12月末時点。AD YELL/AD YELL PRO ご利用前後で売上を比較した中央値。

※6 「担保・連帯保証不要」は原則であり、場合によってはその限りではありません。ご了承くださいませ。

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