GMOインターネットグループにおいて、総合的な決済関連サービス及び金融関連サービスを展開するGMOペイメントゲートウェイ株式会社(東証プライム市場:証券コード 3769、代表取締役社長:相浦 一成 以下、GMO-PG)は、オンライン総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」をメジャーアップデートし、決済手段追加のコストを従来の10分の1(※1)にする新たな接続方式「OpenAPIタイプ」の提供を2023年5月30日(火)より開始します。
 これにより、オンライン事業者の決済サービス実装時の利便性が向上するほか、これまでコスト負荷により決済手段の追加にハードルを感じていた日本のエンタープライズ企業や日本独自のスマホ決済やコンビニ決済等を導入したいグローバル企業は、容易に決済手段の追加が可能となります。
(※1)当社調べ。

  • 【背景と概要】

 日本のキャッシュレス比率は年々堅調に上昇しているものの2022年で36.0%と諸外国に比べて低く(※2)、日本政府は2025年までに4割程度、将来的には世界最高水準の80%を目指し(※3)、キャッシュレス化を推進しています。そのなかで、従来のクレジットカード決済やコンビニ決済だけではなく、スマホ決済や後払い決済など日本独自の決済手段が多様化しています。ECの支払いにおいてもオンライン・オフライン問わず利用できる決済手段のニーズが高く、GMO-PGが提供する「PGマルチペイメントサービス」では2008年開始当時4種だった対応決済手段が現在30種を超えるなど、決済手段の多様化が進んでいます。

 そのため日本でオンラインビジネスを行う事業者は、消費者のニーズを満たすために様々な決済手段の導入が求められますが、複数導入するには決済手段ごとの個別開発が必要なため、費用や工数がかかるのが現状です。そこで、GMO-PGは総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」の接続方式を刷新し、決済手段の追加コストを従来の10分の1(※1)にする新たな接続方式「OpenAPIタイプ」の提供を開始します。

(※2)2023年4月発表 経済産業省「2022年のキャッシュレス決済比率を算出しました」
(URL: https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230406002/20230406002.html )
(※3)2023年3月発表 経済産業省「キャッシュレス将来像の検討会(概要版)」
(URL: https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/cashless_future/pdf/20230320_2.pdf )

  • 【「OpenAPIタイプ」について】

(URL: https://www.gmo-pg.com/service/mulpay/connection-types/openAPItype/ ) 
 「PGマルチペイメントサービス」の新しい接続方式「OpenAPIタイプ」では、各決済手段のAPIをいくつかのグループに集約したAPIで提供する構造と、世界標準のOpenAPI Specification(OAS)の接続仕様で、決済手段追加のコスト削減を実現します。GMO-PGは25年以上総合決済サービスを提供してきたリーディングカンパニーの知見・技術を活かし、日本EC市場の多様な決済手段に適した、複数の決済手段をカード系・スマホ決済系などにグループ化したうえでAPIで接続する構造を開発しました。また接続仕様には、エンジニアの学習コスト、コーディングやテストなどの開発工数、コードの保守性・再利用性の向上による品質管理プロセスの効率化などが期待される、世界標準のOpenAPI Specificationを用いました。

 これらにより、「PGマルチペイメントサービス」を利用するオンライン事業者は、集約したグループに対して1つの開発を行えば、同一グループ内の決済手段の追加開発コストがこれまでと比較して10分の1(※1)程度にまで減らすことが可能となります。別グループの開発についても、開発済みのグループの共通部分を流用することでコストの削減ができます。そのためコスト負荷により決済手段の追加にハードルを感じていた日本のエンタープライズ企業のほか、日本独自のスマホ決済やコンビニ決済等を導入したいグローバル企業は、「PGマルチペイメントサービス」を使うことで、容易に決済手段を追加導入し消費者のニーズを満たすことが可能となります。


 今後もGMO-PGは、国内事業者やグローバル企業のEC、DXを支援するため積極的に新しい技術の採用・開発を行ってまいります。

PGマルチペイメントサービスについて
URL: https://www.gmo-pg.com/service/mulpay/ 

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