WMSでは先駆けてオムニソーターなどの、物流AI機器との連携を強めてきたサンロジが、今度はAIロボット(Quicktron)のAGVとAPI連携の機能を実装しサービスを開始しました。Quicktron社は国内に対応したWMSを持っておらず、今回のサンロジ連携によって、日本の物流業界に対しAIロボット導入の足掛かりに拡販していきます。それと同時にサンロジは先駆けて対応することで先行者利益である業界内のシェア率を高めたいなど両社の狙いが一致しており、業務提携及び今回のAPI開発となりました。

コロナの影響により、日本における物流環境は大きく変化しています。
ECの売上増加、メディカル物流、慢性的な人員不足など物流量は増えるが、手が足りず出荷作業に支障が出るケースも現場レベルでは起こっています。
効率化を図ることが急務だが、システムによる効率化だけでは追いつかなくなっているのが現状です。
特にBtoCの配送には手間がかかり、人の手を介すことが多いので、人材の確保は事業主にとって、最大の課題となっています。
アジアの隣国中国ではECの市場規模は世界1位で世界全体の52%(経産省、令和3年調べ)と約半分を占めています。もちろん人口が最も多い国であるのだから、世界1位は解らなくもないですが、52%と高い市場規模が物流業界の効率化やDX化を推し進める要因になっているのは間違いありません。まさしく物流のDX化においても世界1位と言って過言ではないと思います。
そんな中国から多くの物流機器のメーカーが世界へ進出しています。Quicktron(クイックトロン)もその一つです。同社は中国国内において、3本の指に入る物流機器メーカーで、今現在日本でのマーケティングに力を入れています。信頼性の高い機器は世界でも多くの大手企業が導入しています。
サンロジにおいても日本でのマーケティングはもちろんですが、海外メーカーとも柔軟に対応し、WMSとしては後発な為、これから伸びていく市場にいち早く対応していくことで、シェアを伸ばしています。

肝心なQuicktronとの連携ですが、自動搬送ロボット(AGV)との連携からサービスを開始しています。
なぜなら、AGVがQuicktronのイチオシの製品であり、効率化を上げる最大の武器だからです。サンロジ側で各ショッピングモールやカートシステムと受注を連携し、その注文内容にマッチングした商品を梱包する作業台などに「自動的」にAGVが搬送してくると言う仕組みです。出荷にかかる人件の削減と出荷量の増加に対応する武器になることは間違いありません。同時に出荷ミスやピッキングミスなどによる、手戻りをなくすこともできます。
WMSと搬送ロボットで物流の効率化と人員不足の解消を一気に行うことが出来れば、物流のの世界が見えてくるのではないでしょうか。
今後のサンロジ・Quicktronにご期待ください。
株式会社サンシーアは、Quicktronとの提携により、国内での物流倉庫に対してQuicktronを販売する権利も得ております。WMSの開発により日本の物流業界にも詳しいため、お気軽にご相談ください。

●【Sun Logi】サンロジ
https://wms.sunlogi.com/
●株式会社サンシーア
https://sunseer.co.jp/
●クイックトロンジャパン株式会社
https://www.quicktron.com.cn/web/index/index.html?spmcode=102-100&sitecode=jp
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