「Play fashion!」をミッションに掲げ、”グッドコミュニティ共創カンパニー”を目指す株式会社アダストリア(本部:東京都渋谷区渋谷2-21-1、代表取締役社長:木村 治)は、グループ物流子会社の株式会社アダストリア・ロジスティクス(本部:茨城県東茨城郡、代表取締役社長:中嶋俊介)が運営する茨城西物流センター(茨城県東茨城郡)内のEC物流センターを全面リニューアルし、9月1日(木)より本格稼働いたします。オークラ輸送機株式会社(本社:兵庫県加古川市、代表取締役社長:大庫良一)が提供する、AGV(自動搬送ロボット)による歩行レスピッキングシステムや、PTI・LED仕分け機などのマテハン機器を導入し、効率的かつスタッフにとって働きやすい物流オペレーションを実現します。 

アダストリアは、成長戦略のひとつに「自社ECの成長加速と楽しいコミュニティ化」を掲げており、自社EC .st (ドットエスティ)の売上高は2022年2月期に311億円、会員数は1,400万人を超え、着実に成長を続けています。 

このたび、将来の自社ECのさらなる成長拡大に対応するため、出荷業務の効率化とスタッフの作業負荷低減による働きやすさの実現を目的に、EC物流センターにAGV120台、POD(移動棚)1,400台をはじめとするマテハン機器を導入し、全面リニューアルいたしました。今回のリニューアルにより、1日あたりの出荷可能件数は、従前の最大19,000件から最大34,000件に増加し、作業生産性は現状の運用と比較して約1.6倍の向上を見込んでいます。 

リニューアルにあたりテーマとしたのは、「“人”が主役の物流センター」です。マテハン機器・システムメーカーのオークラ輸送機株式会社と共働し、30以上のマルチブランド展開や、アパレル・生活雑貨・コスメ・インテリアなど多岐にわたるマルチカテゴリー展開をするアダストリアグループの事業特性を踏まえながら、最適な機械化・自動化の形を設計しています。

ピッキング作業においては、約6,000坪の広い倉庫内を歩き回って商品を探す必要がないよう、“人”が歩かないことを念頭に棚の配置や導入機器を設計・選定しています。その一方で、割れ物の梱包やギフトラッピングなど、働く“人”の手を介することで、受け取る“人”にとっての付加価値を生む作業に、充分に人員を配置することが可能になりました。これまで以上に正確、迅速、そして丁寧に、お客さまのもとへ商品をお届けしてまいります。

このほか、従業員休憩室も全面改装し、ブランド店舗の内装デザインを手掛ける社内の店舗デザインチームにより、ファッション企業らしいオシャレで居心地の良い空間をデザインしました。

アダストリア・ロジスティクスでは、今後も“人”を主役に、安心・安全な環境を維持しながら、物流需要拡大の時代に対応し、お客さまへ安定した高いサービスを提供してまいります。
 

  • EC物流センターの設備

120台のAGV(自動搬送ロボット)が稼働するGTPエリア:人は歩かず、棚が手元に運ばれます120台のAGV(自動搬送ロボット)が稼働するGTPエリア:人は歩かず、棚が手元に運ばれます

PTI・LED仕分け機:LEDライトのガイダンスに従って、オーダー別に仕分けますPTI・LED仕分け機:LEDライトのガイダンスに従って、オーダー別に仕分けます

(左)クイックシャトルストレージ、(中)送り状自動投入、(右)1件ずつ手作業で梱包し、ユニソーターへ(左)クイックシャトルストレージ、(中)送り状自動投入、(右)1件ずつ手作業で梱包し、ユニソーターへ

従業員休憩室:照明や床材にもこだわり、ファッション企業で働く楽しさを感じられるようリニューアルしました従業員休憩室:照明や床材にもこだわり、ファッション企業で働く楽しさを感じられるようリニューアルしました


■アダストリア・ロジスティクス 茨城西物流センター概要

所在地:〒311-3108 茨城県東茨城郡茨城町中央工業団地1-15(GateA)
倉庫面積:茨城西物流センター全体 約15,000坪
うち、toB(店舗)物流センター 約9,000坪
   toC(EC)物流センター 約6,000坪

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