株式会社アイリッジ(本社:東京都港区、代表取締役社長:小田 健太郎、東京証券取引所グロース:3917、以下「アイリッジ」)は、株式会社京王百貨店(本社:東京都新宿区、取締役社長:駒田 一郎、以下「京王百貨店」)が提供するLINEミニアプリ「Keio BEAUTY」の新機能・オンライン接客機能を開発支援したことを発表します。オンライン接客機能は、百貨店担当者や化粧品ブランドの美容部員の接客をチャットやビデオ電話で受けられるアプリ会員限定サービス※1で、2022年6月23日より提供開始します。
※1)化粧品売場専用LINE公式アカウント「Keio BEAUTY」の友だち追加と京王パスポートカード(京王グループ共通ポイントがたまるポイント機能付カード)のIDを連携すると利用可能なサービス

- オンライン予約機能・オンライン接客機能搭載の背景
百貨店の化粧品売場で取り扱ういわゆる“デパコス”は、「店頭で美容部員のアドバイスを受けながら選ぶ」という購入方法が定番でしたが、「店頭で試すことが難しい」コロナ禍を機に、電話での接客やネットショッピングでの購入需要が高まり、今後も定着していくことが見込まれます。LINEミニアプリ「Keio BEAUTY」ではこの需要に対応すべく、2022年4月に商品や店頭イベントの予約ができる「オンライン予約機能」を搭載。そしてこのたびさらに、チャット接客、ビデオ電話接客から選べる接客機能をアプリ会員限定サービスとして搭載します。なお、LINEミニアプリへのオンライン接客機能の実装は本事例が初となります。
- LINEミニアプリ「Keio BEAUTY」と新機能の詳細
「Keio BEAUTY」は、京王パスポートカード会員向けに、デジタル会員証やアプリ会員限定サービスなどを提供し売場のファンづくりを行うLINEミニアプリです。京王パスポートカードをお持ちのお客さまは、店頭などに設置されたQRコードからLINEミニアプリ登録画面にアクセスし、京王パスポートカード会員情報を入力することで、会員限定の特別優待や自分に合ったサービスが受けられるようになります。
初期開発には、会員証機能を持つLINEミニアプリ開発を低コスト・短納期で実現するアイリッジの「FANSHIP for ミニアプリ」が採用されており、LINEアカウントと京王パスポートカード会員情報の紐付け*により、お客さまとのOne to Oneコミュニケーションを実現し、販売活動や顧客サービスのDXを支援します。
*LINEアカウントと紐づいたユーザーデータの取得には利用者の許諾が必須となります
■新機能① オンライン予約機能(Keio BEAUTY:4月1日~、京王百貨店 新宿店:6月2日~サービス開始)
一部限定・新商品の予約や、アプリ会員を対象としたメイク・スキンケアなどの特別な店頭イベントの予約がオンライン上で完結。そのほか、お客さまの購買動向に合わせた商品・イベントに関するセグメント配信も可能になります。
なお、予約機能は、イベントの募集開始から30分で定員200名の枠が埋まるなど早速活用が進んでおり、6月からは京王百貨店新宿店全館の情報を扱うLINEミニアプリ「京王百貨店 新宿店」にも新たに搭載されています。
・画面イメージ(予約対象商品・イベント一覧 / 予約詳細)

■新機能② オンライン接客機能(6月23日~サービス開始)
メッセージのほか画像の共有も可能な「チャット接客」、より詳細なメイクアドバイスやお悩み相談が可能な「ビデオ電話接客」に対応しており、オンライン接客でご案内した商品の決済URLをチャットで受け取って、そのまま購入することもできます。ネットショッピング上に取り扱いのないブランドや店頭商品も購入可能です。
・画面イメージ(使い方ガイド / カテゴリ選択 / チャット接客イメージ / ビデオ電話接客イメージ)

- 今後の展望
アイリッジでは、LINEミニアプリ「Keio BEAUTY」に加え、「京王百貨店 新宿店」の開発も担当しています。また、これらを含む実績が評価され、2022年5月にはLINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)が提供する各種法人向けサービスの販売・開発のパートナーを認定する「LINE Biz Partner Program」の「Technology Partner」において、「LINEミニアプリ」部門の初回パートナーにも認定されました。
今後も、アプリの拡張開発や活用提案、マーケティング支援を通じて、京王百貨店のファンづくりを支援していくとともに、OMO※2施策やDX支援におけるLINEミニアプリの新たな活用シーンを開拓してまいります。
※2)Online Merges with Offlineの略で、アプリ(オンライン)と店舗(オフライン)の区別をせずあらゆるユーザー体験をデータ化し、そのデータを活用して最適なユーザー体験等を提供する取り組みのこと
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