訪日外国人の40.5%が「想像以上に暑かった」と回答、日本の夏の暑さに関する意識調査

株式会社TSTエンタテイメント(東京都新宿区、代表取締役社長:都甲義教)が運営する訪日外国人観光客の"リアルな声"を対話形式で収集するインバウンド調査サービス「youknowme(ユノミ)」が、東急歌舞伎町タワー(東京都新宿区)を訪れた訪日外国人観光客84名を対象として、「日本の夏の暑さ」に関する意識調査を実施しました。
近年、日本の夏の厳しい暑さが国内外で話題となる中、実際に日本を訪れている外国人観光客は、その暑さをどのように受け止め、旅行中の行動や消費にどのような影響が生じているのでしょうか。
今回の調査結果によると、40.5%が日本の夏を「想像以上に暑かった」と感じており、60.7%が「湿度の高さ」に驚いたと答えています。その一方で、暑さを理由に旅行予定を変更した人は9.5%にとどまり、94.1%が「夏の時期に日本に来てよかった」と回答しました。また、暑さをきっかけに日傘やハンディファンなどを日本で新たに購入する動きも確認され、日本では一般的な「冷感シート」を日本で初めて知ったという回答が最も多い結果となりました。
日本の厳しい暑さは訪日客の旅行行動に一定の影響を与えている一方で、必ずしも「夏の日本を避ける理由」にはなっていないことがわかりました。むしろ、暑さへの対応をきっかけとした新たな消費や、日本ならではの夏文化への関心など、「日本の夏」だからこそ生まれる観光体験の可能性が見えてきました。
主な調査結果のポイント
今回の調査で明らかになった主なポイントは以下の通りです。
- 訪日客の40.5%が「想像以上に暑かった」と回答。最大の驚きは"湿度"
- 暑くても90.5%は「旅行予定を変更しない」。カフェなどの室内で休憩し暑さ対策を実施
- 日傘・ハンディファンを"日本で"購入。日本で初めて知ったのは"冷感シート"
- 暑さ対策商品の購入場所1位は「コンビニ」、2位「ドン・キホーテ」
- 暑くても「夏の日本に来てよかった」94.1%
調査概要および回答者属性
調査期間は2026年8月16日から9月6日まで、東急歌舞伎町タワーにて実施されました。対象者は訪日外国人観光客で、調査形式は調査員によるアンケートをベースとした聞き取り調査となっており、回答者数は合計84名です。なお、回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。



訪日客の40.5%が「想像以上に暑かった」最大の驚きは湿度
来日前に想像していた日本の夏と比較してもらったところ、「想像以上に暑かった」と答えた人は40.5%となりました。「想像通りだった」は47.6%、「想像より暑くなかった」は11.9%という結果です。
さらに、日本の暑さを実際に体験して驚いたことを尋ねたところ、最も多かったのは「湿度が高い」で60.7%でした。続いて「想像以上に汗をたくさんかく」が35.7%、「日差しが強い」が28.6%となりました。単純な気温の高さだけではなく、「湿度」や「汗」といった蒸し暑さが、訪日外国人に強い印象を与えていることがうかがえます。


暑くても90.5%は旅行予定を変更しない カフェなどの室内で休憩し暑さ対策
強い暑さを感じている一方で、「暑さによって旅行予定を変更した」と答えた人は9.5%にとどまりました。「変更していない」が90.5%を占めています。
その一方で、旅行中の暑さへの対応として、「カフェや商業施設などで休憩する時間を増やした」「外出する時間を変更した」「屋内施設に行くことにした」といった行動も見られました。訪日客は暑さに対して、休憩や外出時間、訪問場所などを調整しながら、日本の夏に適応している様子がうかがえます。


日傘・ハンディファンを日本で購入 日本で初めて知ったのは冷感シート
日本の暑さは、旅行行動だけでなく消費行動にも影響を与えていました。「暑さをきっかけに日本で新たに購入した商品」を尋ねたところ、「日傘」19.0%、「帽子」14.3%、「ハンディファン」14.3%、「スポーツドリンク等の水分補給飲料」13.1%などが挙がりました。
さらに、日本で初めて知った暑さ対策商品としては「冷却シート」20.2%、「ハンディファン」19.0%、「日傘」16.7%、「冷感スプレー」15.5%などが上位となりました。日本では身近な暑さ対策アイテムが、訪日客にとって新たな商品との出会いになっていることがわかります。


暑さ対策商品の購入場所1位はコンビニ 2位はドン・キホーテ
暑さ対策商品の購入場所では「コンビニ」が45.2%で最多となり、「ドン・キホーテ」33.3%、「薬局・ドラッグストア」15.5%と続きました。
また、暑さ対策に使った金額では「1,000〜1,999円」が28.6%で最多となりました。「3,000円以上」と回答した人も16.7%いました。旅行中に立ち寄りやすく、その場ですぐに商品を使用できる場所が、訪日客の暑さ対策消費の主要な接点になっていると考えられます。


暑くても「夏の日本に来てよかった」94.1%
最後に、「夏の時期に日本に来てよかったと思うか」と尋ねたところ、「とてもそう思う」が63.1%、「そう思う」が31.0%となり、合わせて94.1%が肯定的に回答しました。
40.5%が日本の夏を「想像以上に暑かった」と感じ、60.7%が「湿度の高さ」に驚いている一方で、「夏の日本に来てよかった」と感じている人は9割を超えています。今回の調査から、日本の厳しい暑さは訪日客に強いインパクトを与えているものの、それだけで夏の日本旅行そのものへの評価が下がるわけではないことが明らかになりました。
また、日本の夏に体験してみたいことを尋ねたところ、「日本の夏のグルメ」64.3%、「花火大会」47.6%、「夏祭り」41.7%が上位となりました。暑さへの備えや休憩環境を整えるだけでなく、花火や祭り、季節の食など、日本の夏だからこそ楽しめる体験へつなげていくことが、夏季の訪日旅行をより魅力的なものにするポイントになりそうです。


youknowmeが考える「日本の夏×インバウンド」
今回の調査で明らかになったのは、「暑いから日本の夏は選ばれない」とは限らないということです。多くの訪日客が日本特有の湿度や想像以上の暑さに驚きながらも、旅行予定そのものは大きく変えず、94.1%が「夏の時期に日本に来てよかった」と答えました。
その背景には、休憩する場所や時間を変えたり、日本で暑さ対策商品を購入したりと、旅行者自身が暑さに合わせて行動を変えながら旅を楽しんでいる姿があります。
暑さそのものをなくすことはできません。しかし、来日前から日本特有の「湿度を伴う暑さ」を伝えること、街なかで休憩できる場所を分かりやすくすること、コンビニやドラッグストアなどで日本ならではの暑さ対策商品を手に取りやすくすることなど、受け入れる側にできる工夫は数多くあります。
さらに、「日本の夏のグルメ」「花火大会」「夏祭り」など、日本の夏だからこそ体験できるコンテンツへの関心も高く見られました。暑さを単なる観光の"弱点"として捉えるのではなく、暑さへの備えから、暑さ対策商品の購買、そして夏ならではの文化体験までをひとつの旅行体験として設計する。そうすることで、日本の厳しい夏もまた、訪日客にとって「この季節だからこそ体験できる日本」へと変えていけるのではないでしょうか。
youknowmeでは今後も、訪日外国人観光客との対話を通じて、数字だけでは捉えきれない旅行者の行動や気持ちの変化を捉え、これからのインバウンド施策につながるリアルな声を発信していくとしています。

youknowme(ユノミ)とは
「youknowme」は、日本語の「湯飲み」と英語の「You know me?」を掛け合わせる言葉遊びから生まれた、対話型の訪日外国人リサーチサービスです。古来より、日本人は"湯呑み"でお茶を飲みながら会話を楽しみ、周りの人々との関係を築いてきました。この日本の"湯呑み"文化が人と人をつなぐように、調査員が対話を通じて外国人の「本音」を聞き出し、深い理解と洞察に基づいた情報を提供しています。
youknowmeの特徴
- 歌舞伎町タワーを拠点とした"現場起点"の調査
- 調査設計〜レポート作成まで一括対応
- 英語堪能なインタビュアーがヒアリング
- サンプリングやイベント×アンケート連動も可能
- イベント企画、運営も可能
東急歌舞伎町タワーの特徴
- 東急歌舞伎町タワー内ホテル「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel」(97室)、「HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL HOTEL」(538室)ともに約90%が外国人ゲストの宿泊
- 地下に位置する国内最大級ナイトクラブ「ZEROTOKYO」では、日平均100〜200人の外国人が来場
- 各店舗のヒアリングから、来場者約半数以上は訪日外国人観光客の利用
- 東急歌舞伎町タワーは2023年5月22日に、本施設開業後の来館者数が100万人を突破。平日は1日平均約2万人、土日祝日は1日平均約3万5千人が来館
株式会社TSTエンタテイメントについて
株式会社TSTエンタテイメントは、東急歌舞伎町タワーにおけるエンターテイメント施設の企画・運営を目的とした、東急株式会社および株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントの合弁会社です。
会社名:株式会社TSTエンタテイメント
本社所在地:東京都新宿区歌舞伎町一丁目29番1号
事業内容:エンターテイメント施設の企画・運営及びそれに関する事業
出典元:PR TIMES
