
楽天インサイト株式会社が、一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)が提唱する「インターネット調査サステナブル宣言の素案」に基づき、アンケート回答画面のUI/UXを全面的にリニューアルしたことを発表しました。このリニューアルにより、より多くのモニター参加とさらなる調査品質の向上を実現することを目指しているとのことです。
今回のリニューアルを通して、同社はモニターの時間的・心理的な負担を軽減し、調査体験の魅力を高めることで、継続的に参加しやすい環境の構築を図っています。これにより、クライアントが安定的に信頼性の高いリサーチを実施できるサイクルの発展を目指す方針だということです。
ユーザーテストで高い受容性を確認
リニューアルに先立って実施された対面でのユーザーテストでは、登録3カ月以上のモニター6名を対象に、普段使用している端末で同じアンケートを新旧のUI/UXで交互に体験してもらい、感想をヒアリングする調査が行われました。その結果、ユーザーの時間的・心理的負荷が軽減されることが確認されるとともに、6名中5名から「リニューアル版の方が回答しやすい」という回答が得られたとのことです。
一般的に、使い慣れたUI/UXの変更には抵抗感が生じやすいとされる中、今回の検証では新UI/UXに対して高い受容性とポジティブな反応が得られたことが明らかになりました。
ユーザーのストレス軽減を実現する新機能
今回のリニューアルでは、ユーザーのストレスを軽減するため、回答項目となる画像の表示方法を目的に応じて選択できる機能が追加されました。大きさの確認が重要なケースや一覧性が求められるケースなど、目的に合わせた表示方法で視認性を向上させ、操作ミスを削減する設計が採用されています。
さらに、複数のエラーが発生する可能性がある場面において、入力内容に不備があると最初のエラーがある箇所まで自動的にスクロールする機能が実装されました。また、未解決のエラー件数も画面上に表示することで、ユーザーが迷わずに修正できるよう、ナビゲーション機能が大幅に強化されています。


エンゲージメント向上を促進する改善
ユーザーのエンゲージメント向上を目的として、アンケート一覧の使いやすさも改善されています。「写真を撮影して回答するアンケート」「インタビュー応募系アンケート」「動画付きアンケート」などのカテゴリーアイコンを表示することで、ユーザーが実施したいアンケートを選びやすくなりました。
さらに、回答完了後の体験をより向上させるため、回答完了時にコインが貯まる演出が追加され、達成感や継続意欲を高めるデザインが採用されています。加えて、アプリでは触覚フィードバックも実装され、「もらえたうれしさ」がリアルに伝わるUXへと改善されました。


業界課題への取り組みと今後の展望
近年のリサーチ業界では、様々なメディアとの可処分時間の競争が激化していることや、受動的にポイントを獲得できるサービスが普及していることを背景に、アンケート回答という能動的な参加へのハードルが高まってきています。こうした状況下で、モニターが継続的に参加しやすい環境づくりの重要性が増しています。
楽天インサイトでは、以前からモニターを単なるデータ提供者ではなく、より良い商品・サービスづくりを支える重要なパートナーと位置付け、体験価値の向上に向けた施策を継続的に実施してきました。その取り組みの一環として、2025年10月にJMRAが提言した「インターネット調査サステナブル宣言の素案」を契機に、さらなるサービス改善に取り組むべく、JMRAが推奨する定義に準拠したUI/UXリニューアルプロジェクトを始動させました。
同社は、徹底した調査品質の向上と、参加者が楽しみながら参加できる体験価値の向上を両立させることで、一人ひとりの声がより価値あるものとして社会に届く、新しいアンケート体験を提案していく方針です。
インターネット調査サステナブル宣言の素案について
本宣言は、一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)が、調査業界が直面している回答者不足などの課題を克服し、インターネット調査を将来にわたって継続可能な仕組みとして維持・発展させることを目的に策定を進めている業界指針です。
出典元:楽天インサイト株式会社














