アンドエスティ・ロジスティクス、西宮北物流センターに次世代型自動倉庫システム「AirRob PickingWall」と「t-Sort OPS」を導入し稼働開始

株式会社アンドエスティ・ロジスティクス(本部:茨城県東茨城郡、代表取締役社長:大塚健志)は、2026年7月より兵庫県神戸市北区の「CPD西宮北EAST」2階(約5,850坪)に位置する西宮北物流センターにおいて、プラスオートメーション株式会社ら(パートナー:株式会社T5)が提供する次世代型自動倉庫システム「AirRob PickingWall(エアロボピッキングウォール)」および「t-Sort OPS(ティーソートオーピーエス)」を本格的に導入し、運用を開始したことを発表しました。

同社は、"Play fashion!"をミッションに掲げる株式会社アンドエスティHDグループの物流子会社として、今回のオートメーション化により在庫保管量は従来比155%、出荷作業の生産性は196%へと大幅に向上させることに成功しています。

アンドエスティHDグループは、55を超えるブランドを展開し、マルチブランド戦略を推進しています。物流センターについても、様々なブランドの規模や特性に適応するため全国7拠点でカバーするマルチロジスティクス戦略を採用しており、大型ブランドは東西2拠点から、中小規模ブランドは関東のメインセンターから入出荷を実施しています。

2025年6月にオートメーション化した関東のメインセンターである「常総物流センター」に引き続き、今回オートメーション化された西宮北物流センターは、アダストリアの中核ブランドである「GLOBAL WORK(グローバルワーク)」を中心とした大型ブランドの西日本店舗をカバーする重要拠点となっています。

今回のオートメーション化では、高密度保管が実現可能な次世代自動倉庫を導入するとともに、従来の複数工程間を商品と人が移動する作業方式から、一定点で出荷作業が完結する「GTP(Goods to Person=商品を人の元へ)」と「BTP(Box to Person=箱を人の元へ)」の仕組みを実装しています。これらはいずれもロボットが作業員のもとへ商品や箱を自動搬送する仕組みです。

このシステムによって、作業スタッフは所定のステーションで作業を完結することができるため、従来のように広大な倉庫内を歩き回る必要がなくなります。これにより作業スタッフの身体的負担を大きく軽減しながら、成長していくブランドをロジスティクスの観点から効率的にサポートしていくことが可能となっています。

本リリースのポイント

1. 高密度・高スループット自動倉庫「AirRob PickingWall」の導入

高層ラックを活かした空間の最大活用と高い処理能力を実現しています。

2. 歩行レスで超効率化を実現する「AirRob PickingWall+t-Sort OPS」

ピッキングと仕分けを同時作業することで、コンベアライン削減と滞留防止の2段架台構造を採用しています。

3. キャパシティ・効率化の劇的変化

Before/After比較による保管効率155%・出荷効率196%の向上、および定点作業化を達成しています。

施設概要と立地

「西宮北物流センター」は、関西圏の主要高速道路へのアクセスが非常に良好なエリアに位置しており、中部・近畿・中国・四国・九州エリアの店舗ネットワークを網羅する最適なロケーションを有しています。

拠点名称:株式会社アンドエスティ・ロジスティクス 西宮北物流センター
所在地:兵庫県神戸市北区有野町有野字岡場1897番地7 CPD西宮北EAST 2階
倉庫面積:約5,850坪
立地の強み:中国自動車道や六甲北有料道路に近接し、西日本全域への配送アクセスおよび神戸港等からのスムーズなインバウンド物流に対応可能です。

物流戦略における「西宮北物流センター」の位置づけ

本センターへの最先端ロボティクス導入は、単なるキャパシティ拡張や効率化に留まらず、グループ全体の経営戦略を支える重要な物流ネットワークの再構築を意味しています。

大規模ブランド東西分割によるサプライチェーンの最適化

東西2拠点体制に機能を分割することで、一極集中による災害リスク等を分散し、変化の激しいアパレル市場に柔軟かつ強靭に対応できるサプライチェーンを構築しています。

国外からの輸入における輸送最適化

海外生産拠点からの製品を西日本の港湾へ直接引き込むルートを設定することで、国内における長距離陸上輸送を大幅に削減し、輸送コストの抑制とCO2排出量の削減に貢献しています。

店舗への配送リードタイムとコストの最適化

西日本エリアの各店舗への物理的距離を縮めることで、発注から納品までのタイムラグを極小化し、店頭での販売機会損失を防ぐとともに、輸配送コストも削減しています。

GLOBAL WORKの店舗拡大に備えたオートメーション化

アンドエスティHDグループの成長ドライバーである「GLOBAL WORK」の持続的な店舗拡大に追随できるよう、圧倒的なキャパシティと処理スループットを事前に確保しています。

導入設備の詳細

本センターでは、プラスオートメーション株式会社が提供する2種類の先進的ロボティクスシステムを連携させ、次世代のフルフィルメント体制を構築しています。

AirRob PickingWallの特徴と導入規模

高密度な保管設備

従来の自動倉庫と比較してレイアウトの柔軟性が極めて高く、高層ラック(最大5.5m)を有効活用することが可能となっています。オリコンの設置間隔を極限まで狭めることで、限られた床面積のなかで空間利用効率を最大化しています。

高いスループットによる入出庫作業

床面を走行するFloorBot(フロアボット)とAirRobが滑らかに連携しています。1通路あたり複数台のロボットが同時稼働することで、ピーク時であっても高スループットな入出庫オペレーションを維持しています。

AirRob PickingWall+t-Sort OPSの特徴と導入規模(GTP+BTPの実現)

ピッキングと仕分け作業を同時に行うことによる効率化

小型搬送ロボットを活用し、在庫保管エリアから商品を作業者の元まで搬送(GTP)、各店舗・注文別オーダーが割り振られた出荷箱も同時に作業者のいるステーションまで搬送(BTP)することで、工程間の移動や搬送・滞留を無くし定点作業とすることで、従来出荷方式と比較して圧倒的な作業効率化を実現しています。

歩行レスによる効率化と身体的負荷の軽減

作業スタッフは所定のステーションから動く必要がない「定点作業」となります。従来の広大な倉庫内を歩き回る運用を廃止することで、作業効率を向上させるとともに、スタッフの身体的負荷を劇的に軽減しています。

出荷物のロボット搬送によるコンベアラインの削減

固定式の大型ベルトコンベアを排除し、ロボットによる自由軌道の搬送に置き換えることで、庫内レイアウトの柔軟性を担保しています。設備のメンテナンス負荷や初期投資コスト、ランニングコストも大きく抑制しています。

2段架台構造による出荷保留物の滞留機能

ステーション周辺には独自の2段架台構造を採用しています。出荷保留や時間待ちの仕分けアイテムをライン外に滞留させられるため、ロボットの効率的な活用もすることができ、全体の運用フローを止めることなくスムーズな処理が継続的に可能になっています。

キャパシティ・効率化の観点(保管・入出荷)

今回の「AirRob PickingWall」および「t-Sort OPS」の全面的な導入により、倉庫内の運用モデルはドラスティックに変革されています。

保管効率

導入前は平置きラック中心のレイアウトによる空間の制限がありましたが、導入後は高層ラックによる上部空間の活用と、高層ラック間の通路が狭いことによる面積当たりの保管可能数が高いソリューションの導入により、保管効率155%を実現しています。

出荷効率

導入前は長距離の歩行、および手作業によるピッキング・仕分けを行っていましたが、導入後は設備保管による棚整理時間の削減、棚入れ作業の削減により、入荷効率113%/必要人時89%を実現しています(従来比)。

また、歩行レスな運用による生産性の向上、作業工程の削減、ピッキング作業と仕分け作業を同時に実施、出荷箱の自動搬送(ロボット+コンベア)、固定設備のコンベアを大幅に削減することでコスト縮小を実現し、出荷効率196%/必要人時51%(従来比)を達成しています。

運用モデル

導入前はトータルピック(総量回収)後に、別エリアで仕分け作業を行う2段階方式(歩行必須)でしたが、導入後はGTP+BTPの実現により、歩行レスの定点作業でピッキングと仕分けを同時完了できるようになっています。

アンドエスティ・ロジスティクスは今後も効率的なロジスティクスでビジネスを支えながら、物流センターで働くスタッフの労働環境を改善するためのイノベーションに取り組んでいくとしています。

プラスオートメーション株式会社について

物流ロボティクスサービス(RaaS)のリーディングカンパニーとして、本システムの全体設計、独自開発システム「+Hub(プラスハブ)」の提供、および運用・保守支援を一気通貫で担当しています。
所在地:東京都江東区大島3丁目1番6号

株式会社T5について

物流インテグレーターとしてコンサルティングからオペレーション構築、現場の実装・施工工事までを一気通貫で提供しています。本プロジェクトにおいては各設備のレイアウト・機械設計・調達・施工・PLC制御による連携を担当しています。
所在地:東京都新宿区西新宿4-2-3 タイセイ西新宿ビル1F/2F

株式会社アンドエスティ・ロジスティクスについて

株式会社アンドエスティ・ロジスティクスは、アンドエスティHDグループの物流業務を担う会社です。グループ全体の商品流通を一括管理し、国内8つの物流拠点から、全国約1,500のグループブランド店舗、および自社ECモール and ST(アンドエスティ)の商品をお買い上げのお客さまのもとへ、スピーディかつタイムリーな在庫管理・流通加工・配送を行っています。
本部所在地:〒311-3108 茨城県東茨城郡茨城町中央工業団地1-15
物流拠点:茨城県:茨城西物流センター、EC物流センター、常総物流センター、群馬県:藤岡物流センター、藤岡第2物流センター、兵庫県:神戸物流センター、西宮北物流センター

アンドエスティHDグループについて

アンドエスティHDグループは、アパレル・雑貨・飲食などのブランドを展開する「株式会社アダストリア」、「株式会社エレメントルール」、「株式会社BUZZWIT」、「株式会社ゼットン」をはじめ、モール&メディア事業などを展開する「株式会社アンドエスティ」、グループの物流を担う「株式会社アンドエスティ・ロジスティクス」、特例子会社「株式会社WeOur」などによって構成されるマルチカンパニーグループです。

様々なステークホルダーとのつながりを強化し、ファッションのワクワクを国内外に広げる"Play fashion!プラットフォーマー"となることを目指しています。
所在地:〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2丁目21番1号渋谷ヒカリエ

出典元:株式会社アンドエスティ・ロジスティクス プレスリリース

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