
株式会社エルマーケは、顧客の行動データをスコアリングし、購買意欲が高い顧客への再接触をLINE上で支援するAI支援型LINE運用基盤「エルマAI」の提供を開始しました。同社は、ラバブルマーケティンググループ(東京都港区、代表取締役社長:林 雅之、証券コード:9254)の子会社として、LINEを活用したマーケティング支援事業を展開しています。
この記事の目次
提供背景:企業の顧客接点としてLINEの重要性が増加
LINEは、2025年12月末時点において国内の月間アクティブユーザー数が1億人を超えており、年齢・性別を問わず幅広い層にリーチできるコミュニケーション基盤として、企業におけるマーケティング活動での重要性が増しています。また、LINE公式アカウントを活用したマーケティング支援ツールの導入も拡大しており、企業のLINE活用は、単なる情報配信だけでなく、見込み顧客の獲得、購買の促進、再訪・再購入、顧客関係の継続といった多様な顧客接点へと広がりを見せています。
しかし、多くの企業においては、LINE公式アカウントを開設していても、友だち全体へ同一の情報を届ける一斉配信に留まっており、顧客ごとの関心度や購買意欲に応じたコミュニケーションを十分に実施できていない状況があります。また、配信対象者の選定、配信文面の作成、タイミングの判断、効果検証といった作業が担当者の経験や手作業に依存しており、運用負荷が高くなることも課題となっています。「エルマAI」は、こうした課題に対応し、顧客データとAIを活用して「誰に・いつ・何を届けるか」の判断を支援することで、LINE運用をより再現性のあるマーケティング活動へと進化させることを目指したサービスとなっています。
同社は、これまで累計300社以上の企業・団体に対してLINEを活用したマーケティング支援を実施してきました。今後は、同社が培ってきたLINE運用の実務ノウハウと、ラバブルマーケティンググループが推進するSNSマーケティング、生成AI活用、企業の情報発信支援のノウハウを組み合わせ、顧客接点の設計から運用改善までを支援していくとしています。
「エルマAI」のサービス概要
「エルマAI」は、顧客スコアリング、AIによる文面生成支援、担当者による承認フロー、LINEでの1to1配信を組み合わせたAI支援型のLINE運用基盤です。
従来のLINE運用においては、友だち全体へ同じメッセージを同じタイミングで送る一斉配信が中心となりやすく、顧客ごとの関心度や購買意欲に応じたコミュニケーションを継続するには、担当者の経験や手作業に依存するケースがありました。
「エルマAI」では、顧客の行動データを統合し、独自のスコアリングロジックによって購買意欲が高い顧客を抽出します。その上で、配信対象者やメッセージ文面の下書きを提示し、担当者が最終確認・承認した上でLINE配信を行うため、完全自動化ではなく、人の判断を組み込んだ運用が可能となります。
<サービスイメージ図>
「エルマAI」の特徴:会員登録に依存しないデータ蓄積とLINE ID連携
「エルマAI」は、サーバーサイドでのデータ取得基盤(サーバーサイドGTM)を活用することで、Webサイト上の行動データを継続的に取得・蓄積します。これにより、顧客の関心度や検討状況を把握しやすくし、LINE上でのコミュニケーションに活用できる顧客理解を深められる点が特徴です。
さらに、LIFF(LINE Front-end Framework)を通じたLINEログイン等により取得されるユーザー識別子と、蓄積されたWeb行動データを適切に連携することで、会員登録後の情報だけに依存することなく、Web上の行動傾向を踏まえた配信候補の抽出やメッセージ文面の作成支援が可能となります。これにより、購買意欲が高まったタイミングを捉えやすくなり、担当者の確認・承認を経た上で、LINE上でより適切な内容のアプローチを行うことを支援します。
なお、本サービスにおけるデータの取得・利用については、導入企業のプライバシーポリシーや各種法令、関連規約に基づき、適切な同意取得・管理のもとで行うことを前提としています。
「エルマAI」が解決する主な課題
1. 顧客の熱量が見えない
商品閲覧、再訪問、カート投入、購入履歴、LINE反応、直近行動の鮮度など、複数の行動シグナルをもとに顧客の状態をスコア化します。これにより、今アプローチすべき顧客を把握しやすくなります。
2. 誰に送るべきかを判断しにくい
顧客スコアをもとに配信候補を抽出することで、全員に同じメッセージを送る運用から、購買意欲の高い顧客に優先してアプローチする運用への移行を支援します。
3. 文面作成や配信準備に工数がかかる
AIが配信文面の下書きを作成することで、担当者の作業負荷を軽減します。最終的なトーン調整、ブランド表現、例外判断は担当者が担うため、企業ごとの表現ルールやブランドイメージに配慮した運用が可能です。
4. LINE運用が属人化しやすい
配信判断、文面作成、承認、配信、効果検証を運用フローとして整理することで、担当者の経験や勘に依存しすぎないLINE運用を支援します。担当者が変更になった場合でも、継続的に改善できる仕組みづくりを目指します。
5. 売上と業務効率の両立が難しい
購買意欲の高い顧客に優先的にアプローチすることで、配信量を増やすのではなく、顧客理解に基づいた接点設計を実現します。これにより、LINEマーケティングにおける業務効率化と成果改善の両立を支援します。
累計300社以上のLINE支援ノウハウを活用
同社は、LINE公式アカウントの運用代行・コンサルティング、LINE公式アカウントAPIツールやミニアプリの導入支援、友だち数増加支援など、企業のLINEマーケティングを幅広く支援してきました。
これまでの支援を通じて、LINE運用の成果差は単なる配信量ではなく、「誰に・いつ・何を届けるか」という顧客理解と運用設計によって生まれることが明らかになっています。「エルマAI」は、こうした現場のノウハウをもとに、顧客スコアリングをLINE運用の標準的な仕組みとして活用できるよう支援するサービスとなっています。
今後の展望
今後、同社は「エルマAI」を通じて、LINE公式アカウントの運用支援にとどまらず、企業が保有する顧客データや行動データを活用したマーケティング運用の高度化を支援していくとしています。また、グループ各社のSNSマーケティング支援と連携させることで、認知獲得から興味・関心、比較・検討、購買、再購入まで、より広いマーケティングファネルに対応した支援体制の強化を図ります。これにより、既存顧客に対するアップセル、新規顧客に対するクロスセルなど、グループ全体での提案力向上を目指すとしています。
株式会社エルマーケについて
株式会社エルマーケは、LINEマーケティングを通じて、企業の顧客接点づくりを支援する会社です。LINE公式アカウントの運用代行・コンサルティング、LINE公式アカウントAPIツール/ミニアプリ導入支援、友だち数増加支援などを提供し、企業の商品・サービスの価値を適切な顧客へ届けるマーケティング支援を行っています。
株式会社ラバブルマーケティンググループについて
「人に地球に共感を」をパーパスとし、現代の生活者の情報消費行動に寄り添う共感を重視した愛されるマーケティング(Lovable Marketing)を推進するマーケティング企業グループです。「最も愛されるマーケティンググループを創る」をグループミッションに、マーケティングの運用領域を主軸として事業展開しています。
出典元:株式会社エルマーケ














