
東京都港区に本社を構える株式会社アリススタイルが、兵庫県神戸市に本社を置く日本製麻株式会社と戦略的な業務連携を結び、食品領域でのD2C(Direct to Consumer)事業への進出を計画していることを発表しました。この取り組みの一環として、同社はユーザー体験を中心に据えた食品サンプリング施策を実行したとのことです。
今回の施策では、日本製麻が展開する主要製品である「ボルカノスパゲッチ」をサンプリング対象とし、アリススタイルが保有するユーザーコミュニティを通じて口コミの拡散効果を検証する試みが行われました。
この取り組みから、次のような成果が確認されたということです。
(1)400件のサンプリングに対してSNS投稿が294件(投稿率73.5%を記録)
(2)品質に対する高評価が90.8% ※1
(3)購入意向を持つユーザーが92.5% ※2
この記事の目次
アリススタイルによる「食品口コミマーケティング」の仕組み
アリススタイルは、およそ100万人規模に達するシェアリングプラットフォームを運営する企業です。
今回の施策においては、この大規模なユーザー基盤を有効活用することで、
体験 → 食卓 → SNS投稿 → 口コミ拡散という一連の流れを創出することに成功したとされています。
これまでの食品マーケティングの手法が、広告 → 認知 → 購買という流れであったことと比較すると、ユーザー体験を起点としたアプローチによる口コミマーケティングという新しい形態を確立したと言えます。
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SNS上で生成されるリアルな食卓コンテンツの価値
今回実施されたサンプリング施策では、ユーザーが実際に家庭の食卓で商品を使用・体験した上で、
✔ 料理の写真
✔ レシピの投稿
✔ コメント
という形でSNS上に情報が発信される仕組みとなっていました。
投稿された内容を分析すると、特に「もちもち食感」という特徴に関する評価が数多く見られ、商品が持つ特性が自然な形で広がっていったことが確認できたとのことです。
この点は企業側からの一方的な情報発信ではなく、ユーザー自身の言葉と体験を通じた情報の拡散である点が大きな特長となっています。
メーカーとの協業で実現する新たな販促モデルの構築
今回実施された取り組みは、日本製麻との協業体制によって実現したものです。
アリススタイルが担う役割として、
- ユーザー基盤の提供
- 体験設計の企画
- SNS拡散の促進
といったマーケティング機能を一体化して提供し、
一方でメーカー側は、
- 商品の提供
- ブランド設計
を担当することにより、食品販促における新しいモデルの構築が実現されています。
「双方向の商品開発」への今後の展開
アリススタイルは、今回のサンプリング施策を通じて収集した
- SNSへの投稿データ
- ユーザーから寄せられた声
- 実際の利用シーン
といった多様なデータを活用し、ユーザーの声を起点とした商品開発(双方向商品開発)への取り組みを今後推進していく方針を示しています。
企業が一方的に商品を開発するのではなく、ユーザーと共同で商品を育成していくモデルの確立を目標としているということです。
今後の事業展開について
アリススタイルでは、今回の取り組みで得られた知見をベースとして、
- 食品メーカーとの連携拡大
- SNS口コミマーケティングの提供
- 商品開発支援
を積極的に進めていく計画を立てています。
今後も、消費者によるリアルな体験を起点とした新しい形のマーケティング手法を提供していくとしています。
調査概要
[調査方法] インターネットを通じた回答方式 [調査期間] 2026年3月10日〜3月15日 [調査エリア] 全国 [調査対象] アリススタイルのユーザー400名 [有効回答数] 294件※1 総合評価(5段階評価)において「良い」「やや良い」と回答した割合を示します
※2 購入意向(5段階評価)において「ぜひ購入したい」「機会があれば購入したい」と回答した割合を示します
出典元:株式会社アリススタイル












