
株式会社KASHIKAは、広告クリエイティブ分析SaaS「動画広告分析Pro」のデータベースにAIツールから直接的にアクセスすることが可能となる「DPro MCPサーバー」の正式リリースを発表しました。
MCP(Model Context Protocol)は、AIアシスタントと外部のデータソースを接続するために開発されたオープンプロトコルとなっています。このDPro MCPサーバーの利用により、Claude Code等のAIツールから自然言語での指示を出すだけで、動画広告分析Proが保有する主要13媒体における広告データの検索から分析、レポート作成に至るまでを一貫して自動で実行することができます。
この記事の目次
開発背景について:広告リサーチは人間が担うべき業務なのか
デジタル広告の運用を行う現場では、競合するクリエイティブの分析やトレンドの把握が成果を大きく左右する重要な業務となっています。しかしながら、その実態を見ると極めて労働集約的な作業となっているのが現状です。
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日々のルーティン作業に消費される時間
「朝一番に競合他社の出稿状況を確認し、注目すべき広告をスプレッドシートに整理して、社内のチャットツールで共有する」というこの一連の作業だけで、毎朝30分から1時間もの時間を費やしているマーケティング担当者は決して少なくありません。
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分析業務と企画業務の分断
広告データを調査するためのツールと、そのデータを基にしてクリエイティブを企画するためのツールは別々に存在しています。人間がその間を往復しながら、データをコピー&ペーストし、文脈を補足しながら作業を進める。このような「つなぎ」の作業に要する工数が、本来であれば注力すべき戦略立案の時間を大きく圧迫しているのです。
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ナレッジの属人化という課題
「あの担当者の競合分析は精度が非常に高い」「あの方のレポートは理解しやすい」といった声があります。優秀なマーケターが持つリサーチ手法や分析における切り口は、個人の経験則として閉じてしまっているのが現状です。チーム全体で再現可能な形式にはなっていません。
DPro MCPサーバーは、このような「リサーチにおける労働集約性」「ツール間での断絶」「ナレッジの属人化」という3つの構造的な課題を、AIとデータの直接的な連携により一挙に解消することを目的として開発されました。
DPro MCPサーバーで実現できること:「話しかけるだけ」で広告分析が完了
DPro MCPサーバーの最も大きな特長として、AIツールと広告データが"シームレスに接続されている"という点が挙げられます。人間がデータを取得してAIに受け渡す必要はなく、AIが自律的にDProのデータベースへアクセスし、分析を行い、アウトプットまでを一貫して実行します。
| 機能 | できること |
|---|---|
| 広告データ検索 | キーワード、ジャンル、商材、広告主などの各種条件によって、主要13媒体の広告クリエイティブを横断的に検索 |
| ジャンル・商材ランキング | 広告出稿におけるトレンドをジャンル別および商材別にランキング形式で自動的に取得 |
| 広告主アナリティクス | 特定企業における広告出稿状況、推定広告費、クリエイティブ数を一括で取得 |
| 遷移先テキスト取得 | 広告のランディングページ(LP)におけるテキスト内容をAIが自動的に取得・分析 |
| 遷移先URL検索 | 広告の遷移先URLを条件で検索し、LP構成や訴求のパターンを把握 |
具体的な活用イメージ
毎朝実施する競合チェックの完全自動化
「美容系商材で直近7日間において広告費が多い順にTOP10を抽出し、それぞれのLPにおける訴求ポイントを比較分析して」
このような一言の指示で、AIが自動的にDProのデータベースを検索し、LP内容を取得して、訴求の比較表を生成します。従来であれば30分から1時間を要していた朝の競合チェック作業が、わずか数分で完了するようになります。
競合企業の新規クリエイティブを自動で検知
「プロテイン関連商材の新規出稿を直近3日間で検索し、新しい訴求パターンが見られれば教えて」
市場における変化をリアルタイムでキャッチし、対応策を即座に検討することが可能となります。
レポート作成業務の自動化
「先月における健康食品ジャンルのクリエイティブトレンドをまとめ、クライアント向けレポートの下書きを作成して」
データ収集からレポート作成までを、AIが一貫して実行します。マーケターは内容の確認と戦略判断に集中することができます。


なぜMCPなのか:「コピー&ペースト」が不要になる未来
従来型のAI活用においては、広告データの取得は人間が実施し、そのデータをチャットAIに貼り付けて分析を依頼するという手順が必要とされていました。この「人間がデータを運搬する」という工程が、実際にはAI活用における最大のボトルネックとなっているのです。
MCP(Model Context Protocol)は、Anthropic社によって策定されたAIとデータソースを接続するためのオープンプロトコルです。DPro MCPサーバーを導入することによって、この「人間が間に挟まなければならない」というボトルネックが完全に解消されることになります。
MCPがもたらす3つの優位性について説明します。
1. シームレスな接続性
AIツールからDProのデータに直接的にアクセスすることができます。コピー&ペーストも、手動でのデータ出力作業も不要となります。
2. コンテキストの自動的な保持
Claude Code等のAIツールと組み合わせることによって、自社のビジネス文脈(ターゲット顧客像、競合状況、過去の分析結果など)をAIが記憶した状態で分析を実行できます。毎回ゼロから説明する必要がなくなります。
3. 使用するほど価値が向上
AIに蓄積されていく分析ナレッジとDProのリアルタイムデータが組み合わされることで、時間が経過するほど分析の精度と提案の質が向上していきます。後から同じツールを導入したとしても、データの蓄積差によって追いつくことが困難な構造となっています。
「動画広告分析Pro」について
動画広告分析Proは、Web広告クリエイティブにおける競合リサーチツールとして2,000社以上に導入されているSaaSプラットフォームです。主要13媒体(YouTube、Meta、TikTok、LINE、X等)を横断的にカバーし、バズ広告の発見、ジャンル別ランキング、広告主アナリティクス、AIバナー・素材生成などの機能を提供しています。継続率97%を誇り、広告運用担当者やマーケターの業務効率化を支援しています。
株式会社KASHIKAについて
会社情報
会社名:株式会社KASHIKA(株式会社カシカ)
代表者:代表取締役 小澤 健太(おざわ けんた)
所在地:東京都大田区山王2-5-6 Sanno Bridge B1-00
事業内容:AI駆動型マーケティング・セールスツールの開発、SNSマーケティング支援
出典元:株式会社KASHIKA












